超高層ビルへの建て替えのため、解体工事が進められている小田急百貨店新宿店本館。
1年前には工事すら始まっていませんでしたが、あっという間に新宿の風景は変化しつつあります。

目に見えて解体が進んできたことで、今しか見られない風景が生まれつつありますが、今後はどのように変化していくのでしょうか。

解体が進む小田急百貨店新宿店本館

新宿店の本館は2022年10月2日に営業を終了し、その後解体工事が進められている状況です。
仮囲いが設置された時点で、見慣れた風景は過去のものとなってしまいましたが、解体が進むことで早くも大きな変化が生じています。
1年も経たずにここまで進むものかという印象ですが、解体に集中できる状況であればこんなものなのかもしれません。

20230730_02

写真を撮った時間がよくありませんが、現在はこのような状況となっています。
北側は解体がかなり進んでおり、早くも上部は仮囲いが外れつつありました。

まだ大部分が残っている南側については、下層階が現在も使われていたり、小田急のホームにかかっていたりするため、今後は解体のペースにも変化があるのかもしれません。
駅としての機能を維持しながら、どのように解体を進めるのかについては、かなり興味深い部分となりそうです。

建物の解体が進むとどうなるのか

消える建物ばかりが気になっていましたが、解体が進む中であることに気付きました。
先ほどの写真でも既に写っていますが、建物によって遮られていた状態が解消するため、線路を挟んだ反対側が見通せるようになりつつあるのです。

高層建築が多い新宿という街において、このような状態は貴重な時間であり、そんな風景も記録せねばと思い始めています。
西口側からは、ルミネエスト新宿、新宿アルタのビル等が既に見えており、なかなか面白い展開となってきました。

そして、西口側から見えるということは、東口側からも違った風景が見えることを意味します。
新宿西口ハルク、モード学園コクーンタワー等がよく見えるようになり、これもまた貴重な風景といえそうです。
解体はまだ始まったばかりともいえるため、今後は見える風景にもさらに変化があることでしょう。

おわりに

建物がなくなったことで視界が開け、今だけの貴重な風景が生み出されつつある新宿。
解体がさらに進んだ際に、西口側から地上を走るJR東日本の電車が見えるようなことはあるのでしょうか。