5000形の増備がストップしている小田急において、新たな車両の動きがあるようです。
小田急トラベルが開催するツアーの情報から、8254Fの引退が間近であることが明らかになりました。
2023年度も保有車両数の削減が続く小田急ですが、その状況は何を意味しているといえるのでしょうか。
ツアーが組まれると、次はどの編成が引退となる可能性が高いのかが分かるようになっており、次の廃車は8254Fとなるようです。
8254Fは、6両の1次車として1983年に登場した編成で、8000形では最も初期に製造されたグループに属します。
リニューアルは2003年度に行われましたが、その際にVVVFインバーター制御へとはじめて改造され、多くの小田急ファンを驚かせました。
まるで新車のような姿になり、長きに渡り活躍してきましたが、リニューアルからも20年が経とうとしており、引退してもおかしくない時期となっています。
8000形が長く活躍するきっかけとなったリニューアルにおいて、その流れを決定付けたのが8254Fであり、そんな記念碑的な編成がいよいよ引退することとなりました。
ダイヤ変更により減便を行ったことで、運用上必要な車両が少なくなったため、新車の増備を抑制しつつ、メンテナンスにかかる費用を削減することができました。
以前の発表では80両を削減するとしており、2022年度はハイペースで廃車が進められていましたが、2023年度以降はペースダウンしているようにも感じられ、当初の計画どおりなのかについては、判断しにくい状況となっています。
しかし、最盛期に比べて保有車両数は減っており、5000形の新たな増備もないことを考えると、短期的にはダイヤを元の水準に戻すことはないといえそうです。
例年どおりであれば、2024年の春頃にダイヤ改正が行われるとみられますが、現状の車両動向を加味すると、そのタイミングでの大幅な輸送力増強は考えにくいということになります。
一方で、完全に元どおりになっていないとはいえ、ある程度の水準まで利用者が戻っていることから、混雑が著しい区間や時間帯については、可能な範囲での輸送力増強が図られると思われます。
最盛期よりも保有車両数自体は削減しつつ、課題が顕在化している部分については次のダイヤ改正で手を入れる、現状を鑑みるとそのような方針となるのではないでしょうか。
設備や保有車両数の制約がある中で、どのようにして改善を図っていくのか、今後の方向性にも注目していきたいと思います。
小田急トラベルが開催するツアーの情報から、8254Fの引退が間近であることが明らかになりました。
2023年度も保有車両数の削減が続く小田急ですが、その状況は何を意味しているといえるのでしょうか。
引退が近い8000形の8254F
引退が近付く車両に対して、小田急トラベルでは撮影会をセットにしたツアーを実施するようになりました。ツアーが組まれると、次はどの編成が引退となる可能性が高いのかが分かるようになっており、次の廃車は8254Fとなるようです。
8254Fは、6両の1次車として1983年に登場した編成で、8000形では最も初期に製造されたグループに属します。
リニューアルは2003年度に行われましたが、その際にVVVFインバーター制御へとはじめて改造され、多くの小田急ファンを驚かせました。
まるで新車のような姿になり、長きに渡り活躍してきましたが、リニューアルからも20年が経とうとしており、引退してもおかしくない時期となっています。
8000形が長く活躍するきっかけとなったリニューアルにおいて、その流れを決定付けたのが8254Fであり、そんな記念碑的な編成がいよいよ引退することとなりました。
8000形の廃車が意味していること
費用削減を進めるため、小田急は2022年度以降に保有車両数の削減を進めています。ダイヤ変更により減便を行ったことで、運用上必要な車両が少なくなったため、新車の増備を抑制しつつ、メンテナンスにかかる費用を削減することができました。
以前の発表では80両を削減するとしており、2022年度はハイペースで廃車が進められていましたが、2023年度以降はペースダウンしているようにも感じられ、当初の計画どおりなのかについては、判断しにくい状況となっています。
しかし、最盛期に比べて保有車両数は減っており、5000形の新たな増備もないことを考えると、短期的にはダイヤを元の水準に戻すことはないといえそうです。
例年どおりであれば、2024年の春頃にダイヤ改正が行われるとみられますが、現状の車両動向を加味すると、そのタイミングでの大幅な輸送力増強は考えにくいということになります。
一方で、完全に元どおりになっていないとはいえ、ある程度の水準まで利用者が戻っていることから、混雑が著しい区間や時間帯については、可能な範囲での輸送力増強が図られると思われます。
最盛期よりも保有車両数自体は削減しつつ、課題が顕在化している部分については次のダイヤ改正で手を入れる、現状を鑑みるとそのような方針となるのではないでしょうか。
おわりに
やむを得ない事情があったとはいえ、現在のダイヤには課題があるのも事実です。設備や保有車両数の制約がある中で、どのようにして改善を図っていくのか、今後の方向性にも注目していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (12)
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40年選手だし。
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特に平日の夕方は2016年の日中をそのまま持ってきたかのような雑な扱いを感じます。
ただ電気代が叫ばれる状況で改善してくれるのかあまり期待できないです。
ワタシダ
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場合によっては車両使用料を払って小田急側受持ちを減らす事で最大30両追加で削減出来ないでしょうか?
どちらも新保全体系適応車両なので8000型に比べ維持費用も運行コストも削減出来るかと思います。
小田急〜千代田線〜常磐緩行線に特化した車両なのでメトロもJRも転用しにくそうですし、しわ寄せを8000型廃車にするのは理に適うと思います。
輸送需要の動向を見極めて車両使用料分の車両製造を決める事も出来るでしょうし…
ワタシダ
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あの編成はどうなるんだ?
検査切れまで結構ギリギリだけど検査通すの?
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