従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3651Fの概要

2004年に登場した3000形の3次車で、2次車までの編成と足回りを中心に大きく仕様が異なります。
製造の順序としては3263Fのほうが先でしたが、3次車で最も早く営業運転を開始したのは3651Fでした。

3651Fは3000形としては初めての8両固定編成で、4両の4000形を置き換える役目を担うこととなりました。
この頃から3000形を増備するペースは加速し、従来車が次々に置き換えられていきます。

半数程度が10両化された3000形の8両ですが、3651Fについては8両のままとされました。
現在までに大きな改造は行われていませんが、LED表示器がフルカラーのタイプに交換されるといった変化があります。

2017年には沿線火災に巻き込まれ、デハ3601の屋根が焼ける被害に遭いますが、車両メーカーにて修繕を行い復帰しています。
8両固定編成という特性上、登場から現在まで各駅停車や区間準急を中心に使用されており、最近は小田原線以外を走行する機会も少なくなりました。

編成表

クハ3651-デハ3601-デハ3701-サハ3751-サハ3851-デハ3801-デハ3901-クハ3951
※左側が新宿方

製造区分

クハ3651:3次車
デハ3601:3次車
デハ3701:3次車
サハ3751:3次車
サハ3851:3次車
デハ3801:3次車
デハ3901:3次車
クハ3951:3次車

製造所

クハ3651:日本車輌製造
デハ3601:日本車輌製造
デハ3701:日本車輌製造
サハ3751:日本車輌製造
サハ3851:日本車輌製造
デハ3801:日本車輌製造
デハ3901:日本車輌製造
クハ3951:日本車輌製造

竣功日

クハ3651:2004年1月28日
デハ3601:2004年1月28日
デハ3701:2004年1月28日
サハ3751:2004年1月28日
サハ3851:2004年1月28日
デハ3801:2004年1月28日
デハ3901:2004年1月28日
クハ3951:2004年1月28日

3651Fの写真

20180602_04

20221127_01