イベントで客を集める呼び水として、以前は無料で行われることが多かった車両の撮影会。
小田急ではファミリー鉄道展での車両展示が定番でしたが、コロナ禍をきっかけに状況は変化し、近年は有料での撮影会が中心となっています。

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本気で撮りたい人が集まるため、有料には有料のよさがありますが、その分内容が求められるようにもなりつつあります。
小田急においても様々な撮影会が開催されていますが、こんなのがあったら面白いなと思ったものを、勝手に書いてみたいと思います。

特定の編成や組み合わせによる撮影会

最近は少なくなりましたが、鉄道車両には仕様に特徴がある編成が存在することが多く、小田急においても例外ではありません。
同一形式内でも差異があるため、それらを並べてみるのも面白いといえます。

特定の編成という面では、2000形の2059Fがあげられます。
現在もロイヤルブルーの帯で残る唯一の2000形で、隠れた人気編成となっています。

8000形にはLEDの前照灯を装備した編成が存在し、8058Fと8258Fが該当しますが、これも人気の編成といえるでしょう。
クヤ31形の牽引に対応した8065Fと8066Fはスカートの形状が異なり、その2編成を並べられたらかなり魅力的です。

特徴がある編成というのは少なくなりましたが、同一形式内での仕様差は今もあることから、それらを組み合わせるのも面白そうです。
8000形であれば、電気連結器の有無は当然のことながら、LEDの表示器が3色かフルカラーかといった違いもあります。
1000形はリニューアルにより仕様が揃ってしまいましたが、稼働しない4両を大量に集めて並べたら面白そうです。

2000形や3000形については、製造区分が違う編成を並べると、形態差を楽しむことができそうです。
4000形は編成ごとの差異が少ない形式ですが、東京メトロやJR東日本の車両と並べられると、かなり楽しいのではないでしょうか。

ロマンスカーは並べるのが難しい車両ですが、70000形(GSE)を2編成並べられると、かなりのインパクトがありそうです。
30000形のEXEとEXEαを並べることや、夜中に60000形(MSE)を大量に並べてみるのも面白いかもしれません。
夜中の並びであれば、終電後の車庫に並んでいる車両をそのまま撮影するだけでも、小田急ファンは楽しめそうです。

車両に装飾をして行う撮影会

他社では行われつつも、小田急ではほとんど実施されていないのが、車両にちょっとした小細工を行う撮影会です。
ヘッドマークを付ける機会はありますが、車両自体に手を入れることはないようです。

車両に小細工を行うことは、手間やコストが発生してしまうものの、通常は撮影できない状態が再現されるため、撮影会の魅力が高まります。
集客力を高めることにも繋がるため、価格がアップしても人は呼べるでしょう。

小田急の場合、簡単なものであれば、ブランドマークを隠すといったパターンが考えられます。
4000形等は掲出されていない期間が短かったため、魅力的といえそうです。

8000形においては、未更新車を再現するようなことができれば、かなり魅力が増すといえます。
方向幕を一時的に装着し、通過表示灯を再現するといったところでしょうか。
ハードルは高そうですが、過去に走った装飾編成を再現することができれば、それなりの価格でも撮りたい人はいそうです。

需要があるのかは分かりませんが、一部の部品を外してみるといった小細工も面白いかもしれません。
2000形のスカートにあるカバーを外し、下部が見えているような状態であれば、簡単ながら面白そうです。

おわりに

通勤型車両に偏り気味ですが、勝手なアイデアを書き連ねてみました。
考えれば他にも沢山のアイデアがありそうですが、今後どのような展開となっていくのでしょうか。