上り列車で新百合ヶ丘まで来て多摩線に乗り換える場合、下り列車とは異なり必ず乗り換えが必要となります。
接続の良し悪しが下り列車以上に影響しますが、乗り換えによる待ち時間はどのようになるのでしょうか。

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昔から続く多摩線に乗り換える際の運試しについて、前回の下り列車の調査に続き、上り列車についても調べてみました。
上り列車から乗り換える場合には、最大で何分待つことがあるのか、確認してみたいと思います。

14時台までに到着する列車での待ち時間

ロマンスカーを除く小田急の列車種別として、最上位に位置付けられるのが快速急行です。
新百合ヶ丘以西においては、江ノ島線で速達性が維持されている反面、小田原線では急行と停車駅がほぼ同じであり、路線によって性格が異なる存在となっています。

下りで利用する場合に比べ、上り列車から多摩線に移る方は少ないと思われますが、小田原線と直通する列車がないため、必ず乗り換えが必要となります。
新百合ヶ丘に到着する際、逆方向に進む多摩線の列車とすれ違うと、かなり待つのだろうなと覚悟をするのも日常です。

上り列車の調査についても、現実的に乗り換えられる時間として、2分以上を基準にし、1分以下は次の列車としました。
また、待ち時間が短い場合、快速急行の乗車位置によっては間に合わないため、くれぐれもホームを走るといったことはしないで下さい。

平日の14時台までに新百合ヶ丘に到着する上り快速急行において、多摩線の各駅停車に乗り換える場合の待ち時間は、以下のとおりとなります。

5時47分:13分
5時55分:5分
6時3分:10分
6時17分:10分
6時26分:17分
6時41分:2分
6時50分:9分
7時1分:8分
7時9分:11分
7時15分:5分
7時20分:12分
7時25分:7分
7時32分:10分
7時40分:2分
7時45分:8分
7時52分:9分
7時55分:6分
8時0分:10分
8時5分:5分
8時13分:8分
8時17分:4分
8時24分:7分
8時27分:4分
8時39分:10分
8時51分:7分
8時59分:10分
9時3分:9分
9時12分:12分
9時23分:9分
9時32分:7分
9時43分:7分
9時52分:10分
10時9分:7分
10時18分:5分
10時29分:4分
10時38分:4分
10時49分:3分
10時58分:4分
11時9分:3分
11時18分:4分
11時29分:3分
11時38分:4分
11時49分:3分
11時58分:4分
12時9分:3分
12時18分:4分
12時29分:3分
12時38分:4分
12時49分:3分
12時58分:4分
13時9分:3分
13時18分:4分
13時29分:3分
13時38分:4分
13時49分:3分
13時57分:5分
14時9分:3分
14時18分:4分
14時29分:3分
14時38分:4分
14時49分:3分
14時57分:5分

当然といえばそうなのですが、朝のラッシュ時は快速急行の運行本数が多いため、列車によって待ち時間がかなり異なる結果となりました。
次の快速急行に乗っても、多摩線は同じ列車になるというケースが多く、予め把握していると動きやすそうです。

下りとは異なり、日中は接続がよいことが特徴で、比較的乗り換えはスムーズといえます。
一方で、朝方は17分も待たなければいけないタイミングがあり、これには注意が必要です。
新百合ヶ丘に到着して1分後に多摩線が出るため、間に合うこともあるとは思いますが、基本的には無理と考えたほうがよいでしょう。

15時以降に到着する列車での待ち時間

下り列車に比べて、比較的待ち時間が少ない上りからの乗り換えですが、15時以降だとどうなるのでしょうか。
ラッシュ時には傾向が変わるのか、引き続き確認してみたいと思います。

書き方や条件を先ほどと同じにした場合、15時以降の時間帯における待ち時間は、以下のとおりとなります。

15時9分:3分
15時18分:4分
15時29分:3分
15時38分:4分
15時46分:6分
15時57分:5分
16時9分:3分
16時18分:4分
16時29分:3分
16時37分:5分
16時49分:4分
17時1分:14分
17時12分:4分
17時22分:4分
17時32分:4分
17時42分:4分
17時52分:5分
18時2分:6分
18時12分:6分
18時22分:6分
18時32分:6分
18時45分:4分
18時52分:5分
19時5分:4分
19時12分:6分
19時20分:9分
19時33分:5分
19時45分:4分
19時52分:5分
20時5分:4分
20時13分:5分
20時20分:9分
20時33分:5分
20時45分:4分
20時53分:5分
21時5分:4分
21時13分:5分
21時21分:3分
21時32分:5分
21時47分:7分

結果はこのようになり、快速急行自体の運行が終わる時間が早いものの、5分前後の待ち時間となっていました。
待ち時間が長めの場合でも、10分を超えることは少なく、上りの快速急行のほうが多摩線への接続はよいようです。

必ず乗り換えが必要になるため、接続がよいというのは比較的ありがたいといえます。
1日を通して見た場合の最大は17分で、10分を超える待ち時間となった場合には、かなり不運なタイミングを引き当てたといえそうですね。

おわりに

狙ってのことなのか、下りに比べて上りは多摩線との接続がよいダイヤが組まれていました。
上りは直通する列車がないため、そのあたりを考慮しているのかもしれませんね。