訪れる度に様々な変化があり、あっという間に工事が本格化しつつある小田急の新宿駅。
超高層ビルへの建て替えを進めるにあたり、駅自体にも解体工事の影響が及んでいます。

定期的に状況の確認を行っていますが、最近は天井付近にも変化が見られており、一気に工事中の風景となってきました。

工事が本格化する新宿駅の地上ホーム

小田急百貨店新宿店本館の営業が終了して以降、新宿では既存建築物の解体が進められています。
建物と一体化している駅にも様々な変化があり、ロマンスカーカフェやセブンイレブン等の閉店が続き、構内は寂しい状態となりつつあります。

工事による変化は改札付近が中心で、空調設備の仮設が目立っていた程度のホーム側でしたが、最近になって工事の影響が及び始めました。

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現在はこのような状態となっており、天井が撤去されたことで、建物の構造物が露出した状態になりました。
天井がない状態は、2000年代の終わりに駅の改装が行われた時以来と思われ、一気に工事中の雰囲気へと変化しています。

現在の状態から考えれば、ホーム上の構造物についてもいずれ解体が行われると推定されますが、電車の運行を継続しながら、どのように進めるのかは気になるところです。
昔の工事と同じように、一部の線路を閉鎖しながら解体を進める可能性もありますが、ホーム上にも鉄骨が組まれ始めているため、線路の使用を継続しつつ解体を進めるのかもしれません。

今後の動向が気になる地下ホーム

工事が本格化しつつある地上ホームに対して、地下ホームでの動きは限定的となっています。
店舗の閉店といった変化はあったものの、地上に比べれば落ち着いている状況です。

そもそもの部分ですが、電車の運行を継続しなければいけない状態で、地下の解体をするのかという疑問があります。
専門的な知識は全くないのですが、調べてみると地下の構造体を再利用する事例は多いようで、小田急の新宿駅についてもそうなるのかもしれません。
地上ホームの構造体は残らないように思うのですが、こちらはどうなるのでしょうか。

現時点で詳しいことは想像しにくい状況ですが、今後の動きを見ていれば、地下をどうするのかという方針は見えてきそうです。
電車の運行を継続しながら地下を解体するとなれば、相当大規模な工事になると予想されますが、工期から考えても現実的ではないかもしれませんね。

おわりに

工事中の風景に様変わりし、日々変化が続く小田急の新宿駅。
引き続き工事中の様子を記録し、変化を追いかけていきたいと思います。