全部で70の駅があり、東京都から神奈川県にかけて路線網を広げている小田急線。
郊外も大きく発展していることが特徴の一つで、全線に渡って利用者が多い路線となっています。
そんな小田急ですが、各駅の利用状況には増減があり、過去と比較した場合には傾向にも変化が見られます。
40年前の利用状況と比較した場合には、どのような変化があるのでしょうか。
全体としては減っているものの、ある程度の回復はしていることから、観光需要の変化を除けば、安定した状況に戻りつつあるといえそうです。
さて、今回の記事におけるテーマである順位の比較ですが、まずは最新の状態を確認してみたいと思います。
2022年度の各駅における、1日の平均乗降人員は以下のとおりで、括弧内は全体に対する順位です。
新宿:410,970人(1位)
郊外も大きく発展していることが特徴の一つで、全線に渡って利用者が多い路線となっています。
そんな小田急ですが、各駅の利用状況には増減があり、過去と比較した場合には傾向にも変化が見られます。
40年前の利用状況と比較した場合には、どのような変化があるのでしょうか。
2022年度の利用状況
徐々に回復傾向ではあるものの、人々の生活パターンが変化したことにより、コロナ禍の前後で利用状況は大きく変化しました。全体としては減っているものの、ある程度の回復はしていることから、観光需要の変化を除けば、安定した状況に戻りつつあるといえそうです。
さて、今回の記事におけるテーマである順位の比較ですが、まずは最新の状態を確認してみたいと思います。
2022年度の各駅における、1日の平均乗降人員は以下のとおりで、括弧内は全体に対する順位です。
新宿:410,970人(1位)
南新宿:3,588人(67位)
参宮橋:10,858人(58位)
代々木八幡:17,806人(51位)
代々木上原:237,023人(3位)
東北沢:7,086人(62位)
下北沢:112,116人(8位)
世田谷代田:9,041人(59位)
梅ヶ丘:30,091人(33位)
豪徳寺:24,471人(41位)
経堂:75,323人(14位)
千歳船橋:51,828人(19位)
祖師ヶ谷大蔵:43,037人(23位)
成城学園前:74,920人(15位)
喜多見:29,015人(36位)
狛江:41,774人(24位)
和泉多摩川:13,358人(55位)
登戸:146,926人(5位)
向ヶ丘遊園:51,916人(18位)
生田:40,976人(25位)
読売ランド前:29,962人(34位)
百合ヶ丘:19,802人(45位)
新百合ヶ丘:108,661人(10位)
柿生:31,978人(31位)
鶴川:57,563人(16位)
玉川学園前:39,653人(27位)
町田:246,459人(2位)
相模大野:110,249人(9位)
小田急相模原:49,416人(20位)
相武台前:33,753人(29位)
座間:17,715人(53位)
海老名:123,222人(6位)
厚木:17,749人(52位)
本厚木:114,922人(7位)
愛甲石田:40,799人(26位)
伊勢原:44,098人(21位)
鶴巻温泉:12,737人(56位)
東海大学前:32,462人(30位)
秦野:35,053人(28位)
渋沢:22,683人(43位)
新松田:19,352人(48位)
栢山:7,086人(62位)
富水:5,916人(64位)
螢田:5,416人(65位)
足柄:3,589人(66位)
小田原:53,079人(17位)
東林間:19,400人(47位)
中央林間:89,178人(12位)
南林間:29,406人(35位)
鶴間:27,031人(37位)
大和:107,131人(11位)
桜ヶ丘:18,281人(49位)
高座渋谷:23,308人(42位)
長後:30,546人(32位)
湘南台:82,546人(13位)
六会日大前:26,972人(38位)
善行:24,552人(40位)
藤沢本町:19,665人(46位)
藤沢:150,074人(4位)
本鵠沼:12,054人(57位)
鵠沼海岸:17,167人(54位)
片瀬江ノ島:18,112人(50位)
五月台:8,982人(60位)
栗平:21,918人(44位)
黒川:8,303人(61位)
小田急永山:26,493人(39位)
小田急多摩センター:43,358人(22位)
結果はこのようになっていました。
開成、はるひ野、唐木田については、40年前に駅自体がないため、一覧から外しています。
昔から変わらない傾向といえば、起点の新宿が1位となっていることや、相変わらず町田が強いなというところでしょうか。
支線の駅も順位が高かったりと、路線全体で利用者が多いことが改めて分かります。
ロマンスカーの7000形(LSE)が最新鋭の車両だった頃で、年度末には8000形がデビューした年度でした。
以下は1982年度の実績となり、括弧内には当時の順位を記載しつつ、2022年度にどれぐらい順位が変化しているのかを示しました。
新宿:464,327人(1位:0)
参宮橋:10,858人(58位)
代々木八幡:17,806人(51位)
代々木上原:237,023人(3位)
東北沢:7,086人(62位)
下北沢:112,116人(8位)
世田谷代田:9,041人(59位)
梅ヶ丘:30,091人(33位)
豪徳寺:24,471人(41位)
経堂:75,323人(14位)
千歳船橋:51,828人(19位)
祖師ヶ谷大蔵:43,037人(23位)
成城学園前:74,920人(15位)
喜多見:29,015人(36位)
狛江:41,774人(24位)
和泉多摩川:13,358人(55位)
登戸:146,926人(5位)
向ヶ丘遊園:51,916人(18位)
生田:40,976人(25位)
読売ランド前:29,962人(34位)
百合ヶ丘:19,802人(45位)
新百合ヶ丘:108,661人(10位)
柿生:31,978人(31位)
鶴川:57,563人(16位)
玉川学園前:39,653人(27位)
町田:246,459人(2位)
相模大野:110,249人(9位)
小田急相模原:49,416人(20位)
相武台前:33,753人(29位)
座間:17,715人(53位)
海老名:123,222人(6位)
厚木:17,749人(52位)
本厚木:114,922人(7位)
愛甲石田:40,799人(26位)
伊勢原:44,098人(21位)
鶴巻温泉:12,737人(56位)
東海大学前:32,462人(30位)
秦野:35,053人(28位)
渋沢:22,683人(43位)
新松田:19,352人(48位)
栢山:7,086人(62位)
富水:5,916人(64位)
螢田:5,416人(65位)
足柄:3,589人(66位)
小田原:53,079人(17位)
東林間:19,400人(47位)
中央林間:89,178人(12位)
南林間:29,406人(35位)
鶴間:27,031人(37位)
大和:107,131人(11位)
桜ヶ丘:18,281人(49位)
高座渋谷:23,308人(42位)
長後:30,546人(32位)
湘南台:82,546人(13位)
六会日大前:26,972人(38位)
善行:24,552人(40位)
藤沢本町:19,665人(46位)
藤沢:150,074人(4位)
本鵠沼:12,054人(57位)
鵠沼海岸:17,167人(54位)
片瀬江ノ島:18,112人(50位)
五月台:8,982人(60位)
栗平:21,918人(44位)
黒川:8,303人(61位)
小田急永山:26,493人(39位)
小田急多摩センター:43,358人(22位)
結果はこのようになっていました。
開成、はるひ野、唐木田については、40年前に駅自体がないため、一覧から外しています。
昔から変わらない傾向といえば、起点の新宿が1位となっていることや、相変わらず町田が強いなというところでしょうか。
支線の駅も順位が高かったりと、路線全体で利用者が多いことが改めて分かります。
1982年度の利用状況と順位の変化
2022年度の結果を踏まえつつ、丁度40年前にあたる1982年度の実績を確認してみたいと思います。ロマンスカーの7000形(LSE)が最新鋭の車両だった頃で、年度末には8000形がデビューした年度でした。
以下は1982年度の実績となり、括弧内には当時の順位を記載しつつ、2022年度にどれぐらい順位が変化しているのかを示しました。
新宿:464,327人(1位:0)
南新宿:7,733人(61位:-6)
参宮橋:17,205人(45位:-13)
代々木八幡:18,731人(44位:-7)
代々木上原:139,078人(3位:0)
東北沢:11,985人(54位:-8)
下北沢:135,032人(4位:-4)
世田谷代田:9,616人(58位:-1)
梅ヶ丘:23,607人(38位:+5)
豪徳寺:30,960人(28位:-13)
経堂:64,125人(14位:0)
千歳船橋:49,234人(16位:-3)
祖師ヶ谷大蔵:30,321人(30位:+7)
成城学園前:86,381人(10位:-5)
喜多見:25,600人(34位:-2)
狛江:35,983人(23位:-1)
和泉多摩川:14,355人(52位:-3)
登戸:110,883人(7位:+2)
向ヶ丘遊園:64,721人(13位:-5)
生田:36,255人(22位:-3)
読売ランド前:27,987人(32位:-2)
百合ヶ丘:34,473人(26位:-19)
新百合ヶ丘:27,330人(33位:+23)
柿生:35,761人(24位:-7)
鶴川:47,305人(17位:+1)
玉川学園前:36,647人(21位:-6)
町田:217,545人(2位:0)
相模大野:85,833人(11位:+2)
小田急相模原:53,126人(15位:-5)
相武台前:38,158人(20位:-9)
座間:20,883人(41位:-12)
海老名:92,815人(9位:+3)
厚木:16,006人(50位:-2)
本厚木:121,539人(6位:-1)
愛甲石田:16,482人(48位:+22)
伊勢原:43,234人(19位:-2)
鶴巻温泉:10,137人(57位:+1)
東海大学前:35,363人(25位:-5)
秦野:30,913人(29位:+1)
渋沢:21,976人(39位:-4)
新松田:28,376人(31位:-17)
栢山:9,342人(59位:-3)
富水:7,101人(62位:-2)
螢田:5,497人(64位:-1)
足柄:2,500人(62位:-1)
小田原:75,540人(12位:-5)
東林間:21,343人(40位:-7)
中央林間:15,110人(51位:+39)
南林間:33,827人(27位:-8)
鶴間:16,753人(46位:+9)
大和:97,469人(8位:-3)
桜ヶ丘:18,957人(43位:-6)
高座渋谷:20,609人(42位:0)
長後:44,589人(18位:-14)
湘南台:25,099人(35位:+22)
六会日大前:24,717人(37位:-1)
善行:24,797人(36位:-4)
藤沢本町:16,604人(47位:+1)
藤沢:127,346人(5位:+1)
本鵠沼:11,005人(55位:-2)
鵠沼海岸:16,242人(49位:-5)
片瀬江ノ島:12,684人(53位:+3)
五月台:1,566人(66位:+6)
栗平:6,190人(63位:+19)
黒川:840人(67位:+6)
小田急永山:8,209人(60位:+21)
小田急多摩センター:10,508人(56位:+34)
駅によってかなり差があり、ほとんど順位が変わらない駅もあれば、大きく上下しているケースもみられます。
3位までは変わっていませんが、4位には下北沢が入っている等、上位についても変化はあるようです。
大きく順位が上昇した駅としては、中央林間と小田急多摩センターがあげられます。
東急の田園都市線が繋がった影響は、かなり大きかったといえるでしょう。
新百合ヶ丘や湘南台は分かりやすいですが、愛甲石田や栗平についても、かなり順位が上がっていることが分かり、面白い結果となりました。
順位が下がった駅についても見ていくと、百合ヶ丘の-19が最も大きな変化となっています。
新百合ヶ丘に移った影響が考えられるほか、駅周辺が一気に開発されたことで、高齢化が進んでいるということなのかもしれません。
新松田や長後の順位低下も大きく、主要駅としての立ち位置が変化していることが分かります。
全体としては、支線の駅が順位上昇しているのに対して、小田原線の新宿寄りで順位を下げている傾向があるといえます。
路線全体の利用者が増加したことで、相対的に順位が変化しているようで、全線に渡って混むという状況を裏付ける結果となりました。
郊外の人口が昔よりも増加したことで、駅の順位にもかなりの変化が生じていました。
参宮橋:17,205人(45位:-13)
代々木八幡:18,731人(44位:-7)
代々木上原:139,078人(3位:0)
東北沢:11,985人(54位:-8)
下北沢:135,032人(4位:-4)
世田谷代田:9,616人(58位:-1)
梅ヶ丘:23,607人(38位:+5)
豪徳寺:30,960人(28位:-13)
経堂:64,125人(14位:0)
千歳船橋:49,234人(16位:-3)
祖師ヶ谷大蔵:30,321人(30位:+7)
成城学園前:86,381人(10位:-5)
喜多見:25,600人(34位:-2)
狛江:35,983人(23位:-1)
和泉多摩川:14,355人(52位:-3)
登戸:110,883人(7位:+2)
向ヶ丘遊園:64,721人(13位:-5)
生田:36,255人(22位:-3)
読売ランド前:27,987人(32位:-2)
百合ヶ丘:34,473人(26位:-19)
新百合ヶ丘:27,330人(33位:+23)
柿生:35,761人(24位:-7)
鶴川:47,305人(17位:+1)
玉川学園前:36,647人(21位:-6)
町田:217,545人(2位:0)
相模大野:85,833人(11位:+2)
小田急相模原:53,126人(15位:-5)
相武台前:38,158人(20位:-9)
座間:20,883人(41位:-12)
海老名:92,815人(9位:+3)
厚木:16,006人(50位:-2)
本厚木:121,539人(6位:-1)
愛甲石田:16,482人(48位:+22)
伊勢原:43,234人(19位:-2)
鶴巻温泉:10,137人(57位:+1)
東海大学前:35,363人(25位:-5)
秦野:30,913人(29位:+1)
渋沢:21,976人(39位:-4)
新松田:28,376人(31位:-17)
栢山:9,342人(59位:-3)
富水:7,101人(62位:-2)
螢田:5,497人(64位:-1)
足柄:2,500人(62位:-1)
小田原:75,540人(12位:-5)
東林間:21,343人(40位:-7)
中央林間:15,110人(51位:+39)
南林間:33,827人(27位:-8)
鶴間:16,753人(46位:+9)
大和:97,469人(8位:-3)
桜ヶ丘:18,957人(43位:-6)
高座渋谷:20,609人(42位:0)
長後:44,589人(18位:-14)
湘南台:25,099人(35位:+22)
六会日大前:24,717人(37位:-1)
善行:24,797人(36位:-4)
藤沢本町:16,604人(47位:+1)
藤沢:127,346人(5位:+1)
本鵠沼:11,005人(55位:-2)
鵠沼海岸:16,242人(49位:-5)
片瀬江ノ島:12,684人(53位:+3)
五月台:1,566人(66位:+6)
栗平:6,190人(63位:+19)
黒川:840人(67位:+6)
小田急永山:8,209人(60位:+21)
小田急多摩センター:10,508人(56位:+34)
駅によってかなり差があり、ほとんど順位が変わらない駅もあれば、大きく上下しているケースもみられます。
3位までは変わっていませんが、4位には下北沢が入っている等、上位についても変化はあるようです。
大きく順位が上昇した駅としては、中央林間と小田急多摩センターがあげられます。
東急の田園都市線が繋がった影響は、かなり大きかったといえるでしょう。
新百合ヶ丘や湘南台は分かりやすいですが、愛甲石田や栗平についても、かなり順位が上がっていることが分かり、面白い結果となりました。
順位が下がった駅についても見ていくと、百合ヶ丘の-19が最も大きな変化となっています。
新百合ヶ丘に移った影響が考えられるほか、駅周辺が一気に開発されたことで、高齢化が進んでいるということなのかもしれません。
新松田や長後の順位低下も大きく、主要駅としての立ち位置が変化していることが分かります。
全体としては、支線の駅が順位上昇しているのに対して、小田原線の新宿寄りで順位を下げている傾向があるといえます。
路線全体の利用者が増加したことで、相対的に順位が変化しているようで、全線に渡って混むという状況を裏付ける結果となりました。
おわりに
起点から離れた駅も利用者が多く、どこまで乗ってもある程度混んでいる印象の小田急。郊外の人口が昔よりも増加したことで、駅の順位にもかなりの変化が生じていました。
コメント
コメント一覧 (10)
ようで、中には『快速急行の停車しない駅』も上位に入っている様で(遠近分離の観点もあるのでしょうか)、小田原線の西のターミナルの小田原駅
が4万人行っていないと言うのも意外でした。
ワタシダ
がしました
新松田と栢山の間の駅で、準急と一部の急行も停車します。
ワタシダ
がしました
街の発展というだけでなく
都心との流動が田園都市線経由に流れているのが大きいのかな?
立ったまま小田急に乗り続けての新宿経由より
始発で着席チャンスありの魅力は……
下北沢の減少は…
街へのアクセスが減ったというより
井の頭との乗り換えが不便になった影響?
階段のちょっとした上下で 空いている時間帯なら1分とかからなかった乗り換えがあんなに離れて数分かかるなら
渋谷から銀座線経由でメトロ各駅に向かうより
上原か新宿からメトロ各駅に… の方が早くなりますからね……
(渋谷の井の頭=銀座線の乗り換えも遠くなったし……)
下北沢で降りて井の頭のホームに着く頃には
上原での接続が良ければ代々木公園か明治神宮前に届いていそうだし
乗り続けていれば新宿にも………
ワタシダ
がしました
本社機能の九州へ移動、日産座間工機の閉鎖により最寄り駅の南林間、小田急相模原、相武台前の利用者が各駅とも3000〜5000人減ってる事から見てとれますね
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました