1000形の未更新車が全車引退したことで、小田急では8000形の廃車が順次進められています。
ダイヤ変更に伴う減便により、余剰となった車両が廃車される状況が続いていましたが、そんな中で驚くようなニュースが飛び込んできました。
以前より他社の車両を譲受する可能性に触れていた西武が、小田急から8000形を導入することを発表したのです。
あまりにも気になるこの展開ですが、8000形は何両程度が譲渡されると考えられるのでしょうか。
それは、西武、東急、小田急の3社による連名で発表され、西武がサステナ車両として東急と小田急から車両を譲受するという内容でした。
西武が譲受する車両は、東急の9000系と小田急の8000形となっており、2029年度までに合わせて約100両の導入が予定されています。
詳細については、Stella Rail Sideさん、鉄道プレスさん、阪和線の沿線からさんが既にまとめて下さっているので、よろしければご覧下さい。
西武がサステナ車両の導入計画を発表した際、1000形の未更新車が譲渡されるのではないかと話題になりました。
私はその可能性について低いと考え、理由として主要機器の多くが交換時期であることや、まとまった数が既にないことをあげています。
3000形の初期車のほうが可能性があると書きましたが、結果は8000形が譲渡されるというものでした。
サステナ車両の導入を発表した段階では、無塗装の車体という条件が定義にありましたが、この点はその後改められているようで、前提条件が少し変化したようです。
無塗装車体という縛りがなくなれば、8000形は西武が必要とする条件に合致するでしょうから、とても納得できる結果となりました。
8000形は車齢こそ40年前後に達していますが、徹底的なリニューアルを行っているため、搭載する機器については3000形と同世代であり、車体についても大規模な修繕がされています。
現在もある程度まとまった両数が残っており、支線用に短い両数の編成が必要な西武にとっては、利用価値の高い車両ということになるのでしょう。
国分寺線は国分寺から東村山までを結ぶ路線で、現在は2000系の6両で運行されています。
小田急の8000形についても、4両をわざわざ組み替える可能性は低いと考えられることから、6両の編成がそのまま譲渡されるのでしょう。
国分寺線を現在主に走っているのは、新2000系と呼ばれる車両で、1988年以降に製造されました。
なんと8000形よりも若い車両ということになりますが、足回りが界磁チョッパ制御のままとなっており、廃車も発生しています。
リニューアルも行われましたが、対象は一部の編成に限られており、多くは未更新のままとなっています。
さて、譲渡される8000形が6両の場合、何編成ぐらいだと考えられるのでしょうか。
国分寺線には最低でも5本程度の編成が必要なようで、30両は確実だと考えられます。
予備車を8000形以外でまかなう可能性もありますが、現実的に必要な両数を確保するとなった場合には、これに数編成を加えた両数になると予想されます。
8000形の両数を考えるうえでヒントになりそうなのが、東急から譲渡される9000系です。
こちらは現在の5両を4両化すると考えられるため、15編成が在籍していることを踏まえると、最大で60両という数字が見えてきます。
9020系の3編成が含まれる場合には、最大で72両となる可能性がありますが、それでも8000形の30両は最低ラインとなるため、5編成以上の譲渡は確実とみられます。
約100両という表現が、どれぐらいの幅を意味しているのかは分かりませんが、8000形は5から7編成程度の可能性が高いといえそうです。
西武の線路を走る8000形は、果たしてどのような姿になるのか、営業運転を行うのは国分寺線だけなのか等、気になることが山ほどあり、今後の動きから目が離せなくなりそうです。
ダイヤ変更に伴う減便により、余剰となった車両が廃車される状況が続いていましたが、そんな中で驚くようなニュースが飛び込んできました。
以前より他社の車両を譲受する可能性に触れていた西武が、小田急から8000形を導入することを発表したのです。
あまりにも気になるこの展開ですが、8000形は何両程度が譲渡されると考えられるのでしょうか。
西武に譲渡されることが決定した8000形
2200系列が譲渡されて以降、通勤型車両が他社で再起する事例がなかった小田急ですが、2023年9月26日に衝撃的な発表がありました。それは、西武、東急、小田急の3社による連名で発表され、西武がサステナ車両として東急と小田急から車両を譲受するという内容でした。
西武が譲受する車両は、東急の9000系と小田急の8000形となっており、2029年度までに合わせて約100両の導入が予定されています。
詳細については、Stella Rail Sideさん、鉄道プレスさん、阪和線の沿線からさんが既にまとめて下さっているので、よろしければご覧下さい。
西武がサステナ車両の導入計画を発表した際、1000形の未更新車が譲渡されるのではないかと話題になりました。
私はその可能性について低いと考え、理由として主要機器の多くが交換時期であることや、まとまった数が既にないことをあげています。
3000形の初期車のほうが可能性があると書きましたが、結果は8000形が譲渡されるというものでした。
サステナ車両の導入を発表した段階では、無塗装の車体という条件が定義にありましたが、この点はその後改められているようで、前提条件が少し変化したようです。
無塗装車体という縛りがなくなれば、8000形は西武が必要とする条件に合致するでしょうから、とても納得できる結果となりました。
8000形は車齢こそ40年前後に達していますが、徹底的なリニューアルを行っているため、搭載する機器については3000形と同世代であり、車体についても大規模な修繕がされています。
現在もある程度まとまった両数が残っており、支線用に短い両数の編成が必要な西武にとっては、利用価値の高い車両ということになるのでしょう。
譲渡される8000形は何両ぐらいなのか
東急と小田急から車両を譲受することになる西武ですが、8000形については国分寺線に導入されます。国分寺線は国分寺から東村山までを結ぶ路線で、現在は2000系の6両で運行されています。
小田急の8000形についても、4両をわざわざ組み替える可能性は低いと考えられることから、6両の編成がそのまま譲渡されるのでしょう。
国分寺線を現在主に走っているのは、新2000系と呼ばれる車両で、1988年以降に製造されました。
なんと8000形よりも若い車両ということになりますが、足回りが界磁チョッパ制御のままとなっており、廃車も発生しています。
リニューアルも行われましたが、対象は一部の編成に限られており、多くは未更新のままとなっています。
さて、譲渡される8000形が6両の場合、何編成ぐらいだと考えられるのでしょうか。
国分寺線には最低でも5本程度の編成が必要なようで、30両は確実だと考えられます。
予備車を8000形以外でまかなう可能性もありますが、現実的に必要な両数を確保するとなった場合には、これに数編成を加えた両数になると予想されます。
8000形の両数を考えるうえでヒントになりそうなのが、東急から譲渡される9000系です。
こちらは現在の5両を4両化すると考えられるため、15編成が在籍していることを踏まえると、最大で60両という数字が見えてきます。
9020系の3編成が含まれる場合には、最大で72両となる可能性がありますが、それでも8000形の30両は最低ラインとなるため、5編成以上の譲渡は確実とみられます。
約100両という表現が、どれぐらいの幅を意味しているのかは分かりませんが、8000形は5から7編成程度の可能性が高いといえそうです。
おわりに
かつて箱根山戦争を繰り広げた3社が、SDGsへの貢献で手を組むという衝撃の展開となりました。西武の線路を走る8000形は、果たしてどのような姿になるのか、営業運転を行うのは国分寺線だけなのか等、気になることが山ほどあり、今後の動きから目が離せなくなりそうです。
コメント
コメント一覧 (51)
ワタシダ
がしました
感想だけですか。
ワタシダ
がしました
小平〜拝島間
小平〜多摩湖間
東村山〜南入曽間
所沢〜小手指間(のち横瀬)
ですね。8000系の塗色ですが多分6000系アルミ車のダークグレーに入間川ブルーになると思います。
西武には山口線レオライナーに8500系がいるので、多分現在の2000系のルールに従うか、もしくはもう二度と来ないと思われていた”901系(クハ1901〜モハ901奇数〜モハ901偶数〜サハ1951奇数〜モハ951偶数〜クハ1901)“もかなり微小確率ですがあるかもしれません。
百貨店も゙ブラック外資に売られ、店員がいじめられる、球団も万年Bクラスの昔に逆戻りで、この先東急や小田急には二度と頭が上がらなくなり、最悪の場合準大手に格下げもありえるのならば、塗装は最後の負け犬の遠吠えというか悪あがき的に西武秩父線開通前の“貧乏だったから質より量”だった時代の黄色+茶色または赤電ツートンにするのもいいかもしれません。
ワタシダ
がしました
と思うのはワタシだけでしょうか?
ワタシダ
がしました
東急9020(元2000)は対象に含まれるんでしょうかね?少数派とはいえ、中古のMOSFET-VVVF車は喉から手が出るほど欲しいはずです
ワタシダ
がしました
東急9000系約60両、小田急8000形約40両との事で
それを元に考えるのであれば6両編成を6~7本譲渡するのでしようか
ワタシダ
がしました
普通鋼製車体だし、車齢も高い
ワタシダ
がしました
日暮里舎人ライナーから300形に廃車が出て、レオライナーの代替に良さそうに見えますが、西武山口線の車両限界の関係で譲渡できません。
ワタシダ
がしました
譲渡してしまった方が安上がりなのかもしれませんね。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
(平日の日中、新宿線北端は10両はやや過剰気味、でも6両はやや少ない感じ。新宿からの10連は新所沢折り返しが増える代わりに8000の6連フル活用???)
所沢付近でのバラエティ豊かな列車たちとの邂逅が楽しみではあります。(所沢駅ビルに展望スペースあります)
あるいは東村山駅高架が完成すると 盲腸線1駅区間な西武園線と国分寺線が池袋-豊島園のように一体化される可能性も?
ワタシダ
がしました
これに とても驚かれている様ですね。僕もです。
そして、鋼鉄製電車だからこそ、黄色に?と、
考えてしまいますよね。
新聞で読んだのですが、西武電車のインバータ制御
車両は、2022年度末時点で 7割だとありました。
西武さん、床下機器流用車が多く、南関東の大手
私鉄ではあるものの、経営環境が厳しいんだなと、
改めて察します。
ワタシダ
がしました
前々からの疑問なのですが、更新済みの8000系を「今」置き換える理由がわかりません。
拡幅車体で輸送力もあり、機器類は新しく、小田急での継続使用で充分な気がします。むしろ狭幅車体で機器類も少数派の3000系初期車を他社向けに放出する方が合理的な気がしますが、8000系を廃車にする理由は何なのでしょうね。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
そうすると5編成としても不足するので
10両を組んでいるのを解除しないと不足し4両の余剰が増えるのだが
3~6編成ぶんの最大24両が余剰廃車対象という事になるのかな
そして余剰とカウントされていない中から
1~3編成を捻出することになるから
10両組に穴があく
そのぶんは 5000の新造になるのか
3000と 1000の異種併結で10両を作るのか…
あっ…
1000の4両組の余剰本数が3本
3000の余剰6両組と組むと……
ワタシダ
がしました
機器の詳しいことは自分はわかりませんが、
8000形は長期にわたってリニューアルされてるので年度によって微妙に床下機器が異なってると聞いたことがあります。
ある程度機器が統一されたリニューアル時期が近い編成がいくのではないかと予想していますが...さて?
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
5、7と重複投稿になってしまいました。
どちらか削除お願いします。
お手数お掛けしてすみません。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ちなみに東急が他の大手私鉄に車両を譲渡するのは名鉄に旧3000系ベースの3700系を譲渡して以来のことで、小田急が他の大手私鉄と車両のやり繰りをするのは名鉄から3700系を自社の1800形として譲受して以来のことになります。
そんなこんなで支線区に小田急から8000形や東急から9000系を投入することが発表された中、引き続き本線系には自社向けの新型車両を導入することになった西武。南海が8000系の増備と並行して泉北高速鉄道から3000系を譲受した光景を思い浮かべるのは私だけでしょうか。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました