西武に譲渡されることが発表され、今後慌ただしい動きがあると予想される小田急の8000形。
6から7編成の譲渡になるものと思われますが、対象となるのはどの編成になるのかにも注目が集まりつつあります。
現状も多くの編成が現役で活躍する8000形ですが、西武を走ることになるのはどの編成なのでしょうか。
現在も100両以上が残っていることから、見かける機会はそこそこある状態です。
これらの車両から、西武へと移る仲間が出てくるわけですが、NHKからは約40両が譲渡されると報じられました。
先日私が導き出したのは5から7編成という数字でしたが、約40両というのを素直に解釈すれば、6両が6から7編成の譲渡になるものとみられます。
そこで気になるのが、西武に譲渡されるのがどの編成になるのかという点です。
可能性を探るために、まずは現在も残っている編成を確認してみましょう。
・8252F
・8253F
・8254F
・8256F
・8257F
・8258F
・8260F
・8261F
・8262F
・8263F
・8265F
・8266F
記事を公開する時点で12編成が残っており、合計は72両となります。
この中から西武を走ることになる編成が選ばれるものとみられますが、どのような可能性があると考えられるのでしょうか。
近い時期に廃車となるのは、8254Fと8256Fの2編成となっており、いずれも8000形の中では初期に登場した編成です。
8254Fと8256Fについてはリニューアルの時期も早く、8254Fについては最初に足回りの一新を図った編成でもありました。
8000形はリニューアルに長い期間を要しており、編成によって施工時期にばらつきがあります。
結果として編成の仕様にも差異が生じており、搭載するモーターも途中で変更されました。
リニューアルの時期や編成の仕様は、譲渡編成の選定に影響する可能性が高いため、それらの要素を確認してみたいと思います。
以下は竣功日順に編成を並べたもので、括弧内はモーターの種類です。
8254F:2004年3月31日(MB-5102-A)
8256F:2004年8月18日(MB-5102-A)
8258F:2004年11月30日(MB-5102-A)
8257F:2005年3月22日(MB-5102-A)
8253F:2005年11月29日(MB-5102-A)
8252F:2006年3月25日(MB-5102-A)
8261F:2006年8月14日(MB-5102-A)
8262F:2006年11月30日(MB-5102-A)
8266F:2007年3月24日(MB-5102-A)
8260F:2007年8月9日(MB-5102-A)
8263F:2008年8月5日(MB-5123-A)
8265F:2010年2月18日(MB-5123-A)
まとめるとこのようになっており、登場が遅かった編成の施工時期が後ろにまとまり、比較的素直な順番となっています。
モーターが異なるのは8263Fと8265Fで、4000形と同じものが搭載されました。
検査時期等が影響する可能性もありますが、これらの結果を踏まえると、8252F以降の7編成を譲渡すれば、リニューアルからの経過年数という点では平均を短くできます。
気になるのは8252Fだけが初期の登場編成ということですが、6編成であれば8261F以降ということになります。
一方で、モーターの種類が異なるという問題を避ける場合は、8263Fと8265Fを除いた編成の中から、廃車のタイミングが合う編成を譲渡する可能性もあります。
西武側が導入を急いでいる場合には、廃車が近い8254Fと8256Fが早速譲渡対象となるかもしれません。
ある程度全ての編成に可能性がある状態ですが、8000形を小田急がいつまで走らせる気なのかということも、譲渡される編成に影響するものとみられます。
約40両もの車両を譲渡する場合には、小田急でも新たに車両を増備する必要があり、比較的早期に8000形が全車引退となる可能性が高まったためです。
そうなると、あえて西武がリニューアルの時期が早い編成や、古い編成を譲り受ける理由は薄いため、対象となるのは後期車が中心になるかもしれません。
モーターが異なる編成については、他の編成と統一したうえでの譲渡となる可能性もあります。
小田急でも3000形がモーターの入れ替えを行っており、それ自体はあまり難しくないと思われることから、仕様統一自体はできそうです。
いずれにしても、近々廃車となる8254Fと8256Fの動向により、方向性はほぼ見えてくるように思いました。
国分寺線を走ることになるのは、果たしてどの編成となるのでしょうか。
6から7編成の譲渡になるものと思われますが、対象となるのはどの編成になるのかにも注目が集まりつつあります。
現状も多くの編成が現役で活躍する8000形ですが、西武を走ることになるのはどの編成なのでしょうか。
現在も残っている8000形の6両編成
踏切事故で損傷した8264Fを皮切りに廃車が始まった8000形ですが、1000形の未更新車が先に置き換えられたこともあり、まだ多くの編成が現役で活躍しています。現在も100両以上が残っていることから、見かける機会はそこそこある状態です。
これらの車両から、西武へと移る仲間が出てくるわけですが、NHKからは約40両が譲渡されると報じられました。
先日私が導き出したのは5から7編成という数字でしたが、約40両というのを素直に解釈すれば、6両が6から7編成の譲渡になるものとみられます。
そこで気になるのが、西武に譲渡されるのがどの編成になるのかという点です。
可能性を探るために、まずは現在も残っている編成を確認してみましょう。
・8252F
・8253F
・8254F
・8256F
・8257F
・8258F
・8260F
・8261F
・8262F
・8263F
・8265F
・8266F
記事を公開する時点で12編成が残っており、合計は72両となります。
この中から西武を走ることになる編成が選ばれるものとみられますが、どのような可能性があると考えられるのでしょうか。
西武に譲渡される編成を考える
2024年度に西武での運行開始が予定される8000形ですが、6両で新たに廃車となる編成が発表されており、まずはその動向が気になる状況となっています。近い時期に廃車となるのは、8254Fと8256Fの2編成となっており、いずれも8000形の中では初期に登場した編成です。
8254Fと8256Fについてはリニューアルの時期も早く、8254Fについては最初に足回りの一新を図った編成でもありました。
8000形はリニューアルに長い期間を要しており、編成によって施工時期にばらつきがあります。
結果として編成の仕様にも差異が生じており、搭載するモーターも途中で変更されました。
リニューアルの時期や編成の仕様は、譲渡編成の選定に影響する可能性が高いため、それらの要素を確認してみたいと思います。
以下は竣功日順に編成を並べたもので、括弧内はモーターの種類です。
8254F:2004年3月31日(MB-5102-A)
8256F:2004年8月18日(MB-5102-A)
8258F:2004年11月30日(MB-5102-A)
8257F:2005年3月22日(MB-5102-A)
8253F:2005年11月29日(MB-5102-A)
8252F:2006年3月25日(MB-5102-A)
8261F:2006年8月14日(MB-5102-A)
8262F:2006年11月30日(MB-5102-A)
8266F:2007年3月24日(MB-5102-A)
8260F:2007年8月9日(MB-5102-A)
8263F:2008年8月5日(MB-5123-A)
8265F:2010年2月18日(MB-5123-A)
まとめるとこのようになっており、登場が遅かった編成の施工時期が後ろにまとまり、比較的素直な順番となっています。
モーターが異なるのは8263Fと8265Fで、4000形と同じものが搭載されました。
検査時期等が影響する可能性もありますが、これらの結果を踏まえると、8252F以降の7編成を譲渡すれば、リニューアルからの経過年数という点では平均を短くできます。
気になるのは8252Fだけが初期の登場編成ということですが、6編成であれば8261F以降ということになります。
一方で、モーターの種類が異なるという問題を避ける場合は、8263Fと8265Fを除いた編成の中から、廃車のタイミングが合う編成を譲渡する可能性もあります。
西武側が導入を急いでいる場合には、廃車が近い8254Fと8256Fが早速譲渡対象となるかもしれません。
ある程度全ての編成に可能性がある状態ですが、8000形を小田急がいつまで走らせる気なのかということも、譲渡される編成に影響するものとみられます。
約40両もの車両を譲渡する場合には、小田急でも新たに車両を増備する必要があり、比較的早期に8000形が全車引退となる可能性が高まったためです。
そうなると、あえて西武がリニューアルの時期が早い編成や、古い編成を譲り受ける理由は薄いため、対象となるのは後期車が中心になるかもしれません。
モーターが異なる編成については、他の編成と統一したうえでの譲渡となる可能性もあります。
小田急でも3000形がモーターの入れ替えを行っており、それ自体はあまり難しくないと思われることから、仕様統一自体はできそうです。
いずれにしても、近々廃車となる8254Fと8256Fの動向により、方向性はほぼ見えてくるように思いました。
おわりに
それなりにまとまった両数が譲渡されることになり、西武での活躍も楽しみになってきた8000形。国分寺線を走ることになるのは、果たしてどの編成となるのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (26)
ChatGPTに聞いたら登戸から新宿、池袋ってルートを案内されたので、乗り換えが大変そうだ。
ワタシダ
がしました
急いでの代替新造は無し
6+4の10両固定扱いでの編成を解いて
10両運用数に不足が生じる分は
1000の4連と 3000 の6連と
余剰車同士を組み合わせれば3本までは確保…
気になるのは 42両でも36両でもなく 約40両という表現
四捨五入すればどっちも約40両だけど…
もしかして営業列車用としては
6両×6本 の36両
部品取り用に バラで3~5両 で39両とか41両なんていうのもありなのか?
クハ モハ① モハ② それぞれ1~2両の組み合わせで…
その時には バラ譲渡分としては
6両組から? 4両組から?……
ワタシダ
がしました
1.状態が悪い編成を除き、更新年次が新しいほうからおそらくは7編成
2.モーターが別形式であることなど更新年次が新しい8263F、8265Fを残留させ、それ以前で更新年次が新しいものを中心に多分7編成
2を考える根拠は、現行ダイヤで、先日ありましたが6両のA運用が24に対して3000X6は27編成で、しかも2-3日前は8059F+3259F、1057F+3264Fと3000X6が2編成10両運用に駆り出されていた日もあって、予備車の確保を考えると 8000X6を多少残さないと何かあったら運休列車を出さなければならなくなるからです。
もちろん、
5000(あるいは新形式)の6両バージョンの登場の可能性
町田-小田原6両急行をもとに戻して6両運用を減らす
多摩線が空気輸送になってもよいから終日10両化
もありえますが、後ろの2つは今度は10両の不足の可能性が生じます
ワタシダ
がしました
色々見ていくと、あれも、これも交換されそうですね。
西武には無い、三菱のMBSAブレーキをナブテスコHRDAに交換するか?
色は変えるのか?
この辺りが一番気になります。
新造車両の半値以下・・・だと6両3億位か、それ以下なんですかね。
通勤電車1両1億2から4千万が今どきの相場だそうで。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
そう考えると56Fも解体されそうですね。
リニューアル時期が一番早い車両は譲渡には適してないと言うことでしょうか。
さらに機器が違う63Fと65Fも除外されるとして(床下機器を取り替えて譲渡も可能ですがわざわざするのか疑問です)。
候補は8258F、57F、53F、52F、61F、62F、66F、60Fの8本。
また8258Fも54Fと56Fに並んで2004年リニューアルなので廃車候補?
とすれば58Fを除いた計7本。
個人的には8000形(小田急営業列車)最古の8252Fは最後の最後まで小田急で走っていて欲しい思いはありますが。
最速譲渡は8261Fでほぼ間違いなさそうですね。これで検査をなかなか通さない理由も納得です。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
それと、サステナ車両の選定計画が変更されたのが最近なこと、廃車解体の入札を年度内に変更するのはかなり困難(北館林と契約している)なことを考えたら、今年度廃車分は殆ど解体になる可能性が高いかと。1本、8261Fが検査順に逆らって運用されているので、これは怪しいかもしれませんが。
1983年組の譲渡はなかなか厳しいんじゃないですかね・・
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
拝島線と西武園にはサステナ車両は走らない
小田急8000は国分寺線の予定
ttps://www.tetsudo.com/column/643
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました