車齢が40年を超える編成が出てくる中、西武への譲渡といった驚くような話題もある小田急の8000形。
2023年度も一部の編成が廃車となってきましたが、8261Fが運用を離脱したと噂になっています。

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引退が予告されていない状況下で、あまりにも気になる8261Fの動きですが、西武への最初の譲渡編成となるのでしょうか。

営業運転を離脱したと騒がれる8261F

6両の中では比較的後期の編成となる8261Fですが、営業運転を離脱したと騒がれています。
廃車となる前に休車とされ、車庫で静かに解体を待つケースもありますが、喜多見検車区に回送されるといった動きになっており、8261Fについては違う可能性も考えられそうです。

最近の小田急では、引退予定の編成を使用したツアーを組むことが定番化し、次の廃車予定が予想できるようになりました。
引退が予定されているとは読み取りにくいものの、現在は8061Fを使用したツアーが控えており、これもまた気になる動きです。

8061Fといえば、8261Fとペアを組むことが多かった編成であり、その編成が引退するとなれば、8261Fにも動きがある可能性は否定できません。
西武に譲渡される編成が気になるところですが、8254Fが解体されている状況を踏まえれば、続く8256Fが同じ運命を辿る可能性は高いとみられ、8261Fの動きはそれを予感させるものとなりそうです。

不思議な動きを見せていた8261F

このタイミングで運用離脱したとなれば、なんとも気になる展開となる8261Fですが、そもそも以前から不思議な動きを見せていました。
それは前回の検査時期からの順番であり、引退が予告されている8254Fと8256Fよりも、8261Fのほうが先に検査を受けているのです。
いずれの編成も前回は重要部検査を受けており、8261F、8254F、8256Fの順となっています。

リニューアルの時期についても確認してみたいと思います。
8254Fと8256Fが2004年、8261Fは2006年のリニューアルとなっており、時期についてはそこまでの差がありません。
つまり、検査切れ順で廃車としてもおかしくはなく、順番が入れ替わった状態となりました。

さて、8261Fはもう一つ気になる動きを見せていました。
4両の編成と組んで10両で走ることが多い8000形ですが、8261Fについては単独での走行機会が多かったのです。
今思えば走行距離を抑えるための対応だったとも考えられ、以前から今後に向けた準備が進められていたのかもしれません。

おわりに

西武への譲渡が発表された後に、今までとは違う動きを見せている8261F。
しばらくして廃車となるのか、それとも最初の譲渡編成となるのか、目が離せない状況が続きそうです。