古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4251Fの概要

1985年度に高性能化された編成で、6両としては最初の登場となりました。
元になった編成は5両の4001Fと4010Fで、4010Fに4001Fの中間車を追加する形態となっています。

高性能化にあたっては、廃車となる2400形からモーターを流用し、合わせて冷房化が行われました。
初期に施工された編成は冷房装置にCU-195Aが採用され、4251Fはこのグループに含まれます。
側面の表示装置は、種別と行先を表示するタイプとされ、車体の修繕や各種改良も行われました。

高性能車となってからは、他形式の6両と同じように使われ、併結も行われています。
箱根登山線への乗り入れはできなかったため、急行では小田原行きの列車を中心に見ることができました。
晩年は単独での運用が中心となり、3000形への置き換えで2004年に廃車となっています。

編成表

クハ4251-デハ4201-デハ4301-デハ4401-デハ4501-クハ4551
※左側が新宿方

製造区分

クハ4251:3次車
デハ4201:1次車
デハ4301:3次車
デハ4401:8次車
デハ4501:8次車
クハ4551:3次車

製造所

クハ4251:東急車輛製造
デハ4201:東急車輛製造
デハ4301:東急車輛製造
デハ4401:東急車輛製造
デハ4501:東急車輛製造
クハ4551:東急車輛製造

旧番号

クハ4251:デハ4010
デハ4201:デハ4101(デハ4214)
デハ4301:デハ4110
デハ4401:デハ4210
デハ4501:デハ4310
クハ4551:クハ4060
※括弧内は仮番号

竣功日

クハ4251:1968年5月14日
デハ4201:1966年12月1日
デハ4301:1968年5月14日
デハ4401:1976年10月12日
デハ4501:1976年10月12日
クハ4551:1968年5月14日

高性能化・改番日

クハ4251:1985年9月28日
デハ4201:1985年9月28日
デハ4301:1985年9月28日
デハ4401:1985年9月28日
デハ4501:1985年9月28日
クハ4551:1985年9月28日

廃車日

クハ4251:2004年9月24日
デハ4201:2004年9月24日
デハ4301:2004年9月24日
デハ4401:2004年9月24日
デハ4501:2004年9月24日
クハ4551:2004年9月24日

4251Fの写真

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