多種多様な車両が在籍し、その数は1,000両を超えている小田急。
近年は保有車両数を若干減らしていますが、特急用のロマンスカーから、その他の列車に使用する通勤型車両まで、バリエーションは豊富です。

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そんな小田急の車両ですが、それぞれには所属する検車区が決められており、定期的に戻るように運用が組まれています。
2023年の現時点で在籍している各形式については、どの検車区に所属しているのでしょうか。

小田急の車両が所属する二つの検車区

現在の小田急には、通勤型車両が6形式、特急型車両が4形式在籍しています。
各形式には所属する検車区が決められており、両数によっては同一形式でも異なる場合があります。

車両が所属する検車区は二つに分かれており、一つが喜多見検車区、もう一つが海老名検車区となっています。
終電後に車庫へと戻らず、駅や留置線に停泊する運用も多く組まれていますが、定期的に検査を行う必要があるため、延々と停泊が続くことはありません。

小田急においては、主要機器の検査を行う列車検査を10日以内に1回、各種機器の動作確認を行う月検査を3ヶ月以内に1回行っています。
月検査は所属する検車区で行われるため、必要に応じて臨時回送等も設定され、珍しいシーンとなる場合もあります。

各形式が所属する検車区

本題である各形式が所属する検車区について、ここからは確認していこうと思います。
車両の整理が進んだ結果もあってか、現在は比較的分かりやすい状態となっており、分類は容易となっています。

以下は各検車区ごとに所属する車両をまとめたもので、両数によって異なる場合には、それを記しました。

【喜多見検車区】
・1000形(10両)
・3000形(8両・10両)
・4000形
・5000形
・50000形(VSE)
・70000形(GSE)
・クヤ31形

【海老名検車区】
・8000形
・1000形(4両)
・2000形
・3000形(6両)
・30000形(EXE・EXEα)
・60000形(MSE)

長編成の車両が喜多見、短編成の車両が海老名というのが、現在の基本的な考え方になります。
特急型車両については一見逆にも見えますが、4両と6両を繋いでいることを踏まえれば、これもまた当てはまるといえるでしょう。

車両の所属は変わることがありますが、8000形の置き換えが進んだ場合、どのような変化があるのでしょうか。
数年後に再度まとめてみると、面白い結果になるかもしれませんね。

おわりに

編成の両数という条件で、所属する検車区が分かりやすい状態となった小田急。
特急を除けば、6両が単独で新宿まで顔を出す機会はほぼなくなっているため、当然といえば当然なのかもしれません。