古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4054Fの概要

1987年に高性能化と冷房化を終えた編成で、4両としては5本目の竣功となっています。
5両だった4004Fから、中間車の旧デハ4104を4259Fに供出し、そのまま4両化した形態となっています。

他の編成と同様に、高性能化には廃車となった2400形のモーターが流用され、冷房も搭載されました。
冷房装置については8000形と同様ですが、後期の編成に採用されたCU-195Bが使われています。
側面の表示装置は、種別と行先を表示するタイプとされ、車体の修繕や各種改良も行われました。

高性能車となってからは、5000形の4両と同じような使い方とされ、急行の付属編成や支線の各駅停車で活躍しました。
引退間際まで使われ方はほとんど変化せず、3000形への置き換えで2004年に廃車となっています。

編成表

クハ4054-デハ4004-デハ4104-クハ4154
※左側が新宿方

製造区分

クハ4054:1次車
デハ4004:6次車
デハ4104:6次車
クハ4154:1次車

製造所

クハ4054:東急車輛製造
デハ4004:東急車輛製造
デハ4104:東急車輛製造
クハ4154:東急車輛製造

旧番号

クハ4054:デハ4004
デハ4004:デハ4204
デハ4104:デハ4304
クハ4154:クハ4054

竣功日

クハ4054:1967年4月15日
デハ4004:1975年5月22日
デハ4104:1975年5月22日
クハ4154:1967年4月15日

高性能化・改番日

クハ4054:1987年3月16日
デハ4004:1987年3月16日
デハ4104:1987年3月16日
クハ4154:1987年3月16日

廃車日

クハ4054:2004年8月13日
デハ4004:2004年8月13日
デハ4104:2004年8月13日
クハ4154:2004年8月13日

4054Fの写真

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