1995年に営業運転を開始した小田急2000形。
小田急2000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

2055Fの概要

2000年度に増備された3次車に含まれる編成で、2600形から一部の機器を流用した2054Fとは異なり、完全な新造車となっています。
編成に固有の特徴はありませんが、2055Fが営業運転を開始する頃には、希少形式だった2000形が多くなってきたなと感じるようになりました。

編成の仕様自体は2054Fと変わらず、車外に放送用のスピーカーを設けたため、冷房のキセに変化が生じた形態を引き継いでいます。
3000形に通じる過渡期の形態となっており、遮光ガラスの使用によりカーテンが省略され、優先席付近の荷棚は高さが下げられました。

8両固定編成という特性上、登場から現在まで優等列車での活躍機会は少なく、区間準急での使用が目立った時期がある程度です。
基本的には各駅停車専用形式のようになっており、小田原線を中心に活躍しています。

編成表

クハ2055-デハ2005-デハ2105-サハ2155-サハ2255-デハ2305-デハ2405-クハ2455
※左側が新宿方

製造区分

クハ2055:3次車
デハ2005:3次車
デハ2105:3次車
サハ2155:3次車
サハ2255:3次車
デハ2305:3次車
デハ2405:3次車
クハ2455:3次車

製造所

クハ2055:日本車輌製造
デハ2005:日本車輌製造
デハ2105:日本車輌製造
サハ2155:日本車輌製造
サハ2255:日本車輌製造
デハ2305:日本車輌製造
デハ2405:日本車輌製造
クハ2455:日本車輌製造

竣功日

クハ2055:2000年11月20日
デハ2005:2000年11月20日
デハ2105:2000年11月20日
サハ2155:2000年11月20日
サハ2255:2000年11月20日
デハ2305:2000年11月20日
デハ2405:2000年11月20日
クハ2455:2000年11月20日

2055Fの写真

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