ロマンスカーブランドの復権を目的として、2005年に営業運転を開始した小田急50000形(VSE)。
小田急50000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

50001Fの概要

2004年の終わりに竣功したVSEの第1編成で、久し振りに展望席を備える車両が登場するということで、かなりの注目を集めることとなります。
製造は日本車輌製造で行われ、11月の後半に小田急へと運ばれましたが、甲種輸送時は車体全体がシートで隠されており、車両の姿が分からないようにされていました。

竣功前の11月29日にお披露目が行われ、従来の車両とは大きく異なるカラーリングや、大胆なデザインは多くの鉄道ファンを驚かせました。
車両のデザインに対して、当時は従来車との比較で賛否両論があったように記憶していますが、その後受け入れられていったのは言うまでもありません。

各種試運転が行われた後、50002Fとともに2005年3月19日より営業運転を開始しました。
登場当初は他のロマンスカーと完全に区別され、基本的に箱根特急のみで使われましたが、2016年以降はホームウェイ号にも充当される等、使われ方は少し変化しています。

目立った改造は行われておらず、喫煙ブースの廃止や、D-ATS-Pの設置が行われた程度です。
定期運行は2022年3月11日をもって終了し、その後は臨時列車等で使われていますが、2023年12月10日の運行をもって引退する予定となっています。

編成表

デハ50001-デハ50101-デハ50201-デハ50301-デハ50401-デハ50501-デハ50601-デハ50701-デハ50801-デハ50901
※左側が新宿方

製造区分

デハ50001:1次車
デハ50101:1次車
デハ50201:1次車
デハ50301:1次車
デハ50401:1次車
デハ50501:1次車
デハ50601:1次車
デハ50701:1次車
デハ50801:1次車
デハ50901:1次車

製造所

デハ50001:日本車輌製造
デハ50101:日本車輌製造
デハ50201:日本車輌製造
デハ50301:日本車輌製造
デハ50401:日本車輌製造
デハ50501:日本車輌製造
デハ50601:日本車輌製造
デハ50701:日本車輌製造
デハ50801:日本車輌製造
デハ50901:日本車輌製造

竣功日

デハ50001:2004年12月23日
デハ50101:2004年12月23日
デハ50201:2004年12月23日
デハ50301:2004年12月23日
デハ50401:2004年12月23日
デハ50501:2004年12月23日
デハ50601:2004年12月23日
デハ50701:2004年12月23日
デハ50801:2004年12月23日
デハ50901:2004年12月23日

50001Fの写真

20190210_08

20211218_01