小田急4000形全編成ガイド：4053F（高性能化後） : Odapedia ～小田急のファンブログ～

古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4053Fの概要

1986年度に高性能化が行われた編成で、旧4003Fから中間車を1両抜いて4両編成としました。
抜かれた車両は旧4013Fに組み込まれ、6両の4253Fを構成しています。

高性能化と同時に冷房化が行われ、8000形と同じCU-195Bが搭載されますが、初期に改造された編成はCU-195Aを採用したため、差異が生じることとなりました。
制御装置等は元々搭載していたものを使っていますが、台車や補助電源装置には新製したものも使いつつ、モーターは2400形の廃車発生品を活用しています。
側面の表示装置は、種別と行先を表示するタイプとされ、車体の修繕や各種改良も行われました。

高性能車となってからは、5000形の4両と同じような使い方とされ、急行の付属編成や支線の各駅停車で活躍しました。
引退間際まで使われ方はほとんど変化せず、3000形への置き換えで2004年に廃車となっています。