古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4260Fの概要

1987年度に高性能化された編成で、5両を2本組み合わせて4両と6両としたものですが、このパターンの組み替えとしては最後になりました。
4260Fは4011Fに4008Fの中間車を1両追加した形態となっており、残った4両は4056Fとなっています。
6両の最終編成となっていますが、出場自体は6番目で、編成番号と出場順は一致しません。

高性能化にあたっては、同時期に廃車が進められていた2400形のモーターが流用され、冷房化も行われました。
側面の表示装置は、種別と行先を表示するタイプとされ、車体の修繕や各種改良も実施されています。

他の編成とはクハの台車が異なり、通常はTS-814のところ、TS-818を履いていました。
これは一部の中間車が履いていた台車を流用したもので、TS-814とは少し異なるものでした。

高性能車となってからは、他形式の6両と同じように使われ、併結も行われています。
箱根登山線への乗り入れはできなかったため、急行では小田原行きの列車を中心に見ることができました。
晩年は単独での運用が中心となり、3000形への置き換えで2004年に廃車となっています。

編成表

クハ4260-デハ4210-デハ4310-デハ4410-デハ4510-クハ4560
※左側が新宿方

製造区分

クハ4260:3次車
デハ4210:2次車
デハ4310:3次車
デハ4410:8次車
デハ4510:8次車
クハ4560:3次車

製造所

クハ4260:東急車輛製造
デハ4210:東急車輛製造
デハ4310:東急車輛製造
デハ4410:東急車輛製造
デハ4510:東急車輛製造
クハ4560:東急車輛製造

旧番号

クハ4260:デハ4011
デハ4210:デハ4108
デハ4310:デハ4111
デハ4410:デハ4211
デハ4510:デハ4311
クハ4560:クハ4061

竣功日

クハ4260:1968年7月14日
デハ4210:1968年1月27日
デハ4310:1968年7月14日
デハ4410:1976年10月12日
デハ4510:1976年10月12日
クハ4560:1968年7月14日

高性能化・改番日

クハ4260:1988年2月9日
デハ4210:1988年2月9日
デハ4310:1988年2月9日
デハ4410:1988年2月9日
デハ4510:1988年2月9日
クハ4560:1988年2月9日

廃車日

クハ4260:2004年11月23日
デハ4210:2004年11月23日
デハ4310:2004年11月23日
デハ4410:2004年11月23日
デハ4510:2004年11月23日
クハ4560:2004年11月23日

4260Fの写真

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