駅構内にも建て替え工事の影響が及び、鉄骨が目立つ範囲が広がりつつある小田急の新宿駅。
少しずつではありますが、解体に向けた準備は着実に進んでいます。

2024年は始まったばかりですが、最近の駅構内はどうなっているのでしょうか。

構築が進む仮設の屋根

小田急百貨店新宿店本館の建て替えに関連し、新宿駅構内にも工事の影響が及んでいます。
新宿駅は地上と地下にホームが設けられていますが、地下と地上のホームに関しては現状の構造体を利用し、柱を含めたそれよりも上が今後解体される予定です。

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上部の解体を進めるため、ホーム上には仮設の屋根を構築する対応が進められており、駅構内はかなり窮屈な雰囲気となってきました。
仮設とはいっても、頑丈そうなしっかりとした屋根が設けられそうで、多くの人々が行き交う新宿という場所において、駅の営業を行いながら安全に解体を進めることの大変さが分かります。

解体に向けての準備が進むのは終端部側ですが、小田原方はホーム上に新宿ミロードがあるため、しばらくは静かな状態が続きそうです。
2025年には新宿ミロードの解体が始まる予定で、全体に影響が及ぶ時期も徐々に近付きつつあります。

クローバー型のガラス壁外側にも変化

少し前からではありますが、クローバー型のガラス壁にも変化が生じています。
新宿駅のシンボルでもあったガラス壁ですが、こちらも解体対象となっており、見慣れた光景はまもなく過去のものとなります。

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よく見ると外側には既に足場が組まれており、解体に向けた準備は着々と進んでいます。
ロマンスカーの背景で映えていたガラス窓は、どのような姿に生まれ変わるのでしょうか。

おわりに

少しずつではあるものの、着実に進められている解体に向けた準備。
工事は主に夜間作業となっているのでしょうが、終電から始発までの時間での解体は、大変そうだなと改めて思いました。