それぞれが様々な歴史を歩み、現在は全線に70の駅がある小田急線。
新宿のようなターミナル駅から、6両編成の各駅停車しか停まらないようなこぢんまりとした駅まで、様々な姿を見せてくれます。

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そんな各駅には、色々な由来を持つ駅名が付けられていますが、短いものから長いものまで、その文字数も様々です。
全ての駅を集計した場合、駅名で最も多い文字数はどうなっているのでしょうか。

小田急の駅名で最も多い文字数

全線に70の駅がある小田急ですが、それなりに歴史を重ねてきた駅が多いためか、漢字のみで構成される駅が多くなっています。
小田急には1文字の駅が存在しないため、駅名は2文字以上で構成されており、最大は9文字となります。

何文字の駅が最も多いかを確認するため、まずは単純に駅名の文字数で確認してみましょう。
文字数ごとに何駅があるのかをカウントすると、以下のとおりとなります。

2文字:24駅
3文字:19駅
4文字:11駅
5文字:12駅
6文字:3駅
9文字:1駅

意外にも最も多いのは2文字で、それに続くのが3文字となっています。
地名等を由来とする2文字の駅は全線に点在しており、3文字や4文字の駅が多いことも踏まえると、小田急の駅は全体的に短い駅名が多いことが分かりました。

小田急で最も長い駅名である9文字には、小田急多摩センターが該当します。
7文字と8文字は存在しないため、小田急の中では極端に長い駅名ということになりそうです。

読み仮名で最も多い文字数

単純なカウントだけでは面白くないため、読み仮名で数えた場合にはどうなるのかも調べてみました。
漢字の場合と同じ傾向となるのか、それとも違うのか、まずは結果を確認してみましょう。

読み仮名とした場合に、文字数ごとの駅数をカウントすると、以下のようになります。

2文字:1駅
3文字:12駅
4文字:14駅
5文字:9駅
6文字:6駅
7文字:13駅
8文字:5駅
9文字:3駅
10文字:5駅
11文字:2駅

結果はこのように面白いものでした。
漢字だと2文字が最も多かったものの、読み仮名では僅かに1駅となり、これは座間が該当します。

最も多い文字数は4文字ですが、3文字とは僅差となっていることから、このあたりがボリュームゾーンとなります。
意外なのはなぜか7文字がやたらと多いことで、だからなんだという部分ではあるものの、4文字に続く2位という結果になりました。

おわりに

ただ数えただけではありますが、全体としてシンプルにまとめられている駅名が小田急は多いといえます。
読み仮名は7文字が多いという不思議な結果になりましたが、語呂がよいといった背景があるのかもしれませんね。