合計346両が在籍し、小田急では最多勢力となっている3000形。
通勤型車両の4割近くが3000形となっているため、小田急を利用する際は必ずと表現してもよいほど、遭遇する確率が高い車両となっています。
そんな最多勢力の3000形ですが、私鉄の中では多いと表現できる車両なのでしょうか。
それ以前の車両とは異なる部分が多く、登場時は様々な意見があったのを昨日のことのように覚えています。
3000形は6両の編成から登場し、数年後に8両が加わりつつ、並行して増備が続けられました。
6両が32編成、8両が15編成出揃った段階で増備は一旦終了し、その後は千代田線に乗り入れるための4000形に移行します。
しかし、10両固定編成化を進めるという大前提があったことから、後に中間車だけが増備され、6両が5編成、8両が7編成、合計12編成が10両化されました。
3000形は最終的に346両が在籍する大所帯となり、現在のところ小田急において最も製造両数が多い車両となっています。
5000形の180両や、1000形の196両が過去の最多勢力だったことを踏まえれば、3000形は小田急において異例の大量増備だったことになります。
国鉄が製造した103系は、3,447両というとてつもない製造両数を数えましたが、私鉄という枠組みに絞っても、同一形式で大量増備となったケースがあります。
同じ形式を大量増備した私鉄といえば、東武があげられます。
712両が製造された8000系は私鉄の103系とも呼ばれ、現在も数を減らしつつ現役で活躍する車両があります。
派生形式も含めた場合には、10000系列が486両、50000系列が400両となっており、東武は大量増備の傾向がありますが、全体で1,700両を超える車両を保有していることを踏まえれば、極端に多くはないのかもしれません。
古めの車両での事例としては、新旧を合わせたものにはなるものの、西武の101系が434両、2000系が444両というケースがあります。
既に引退した車両では、京王の6000系が304両、京急の旧1000形が356両、東急の8500系が400両でした。
近年の事例についても触れておきましょう。
京成では3000形が326両という事例があり、これは在籍車両の半分近くとなる大所帯です。
もはや同一形式とはいえない面もありますが、京急の新1000形は既に製造両数が500両を超え、東急の5000系についても派生形式をまとめれば610両の製造両数を誇ります。
短期間に大量増備されたことや、多くても200両以下で次形式に移行してきた過去が、より一層多いと感じさせるのかもしれませんね。
通勤型車両の4割近くが3000形となっているため、小田急を利用する際は必ずと表現してもよいほど、遭遇する確率が高い車両となっています。
そんな最多勢力の3000形ですが、私鉄の中では多いと表現できる車両なのでしょうか。
合計346両が在籍する3000形
小田急で最も多い車両である3000形は、2001年から製造が開始されました。それ以前の車両とは異なる部分が多く、登場時は様々な意見があったのを昨日のことのように覚えています。
3000形は6両の編成から登場し、数年後に8両が加わりつつ、並行して増備が続けられました。
6両が32編成、8両が15編成出揃った段階で増備は一旦終了し、その後は千代田線に乗り入れるための4000形に移行します。
しかし、10両固定編成化を進めるという大前提があったことから、後に中間車だけが増備され、6両が5編成、8両が7編成、合計12編成が10両化されました。
3000形は最終的に346両が在籍する大所帯となり、現在のところ小田急において最も製造両数が多い車両となっています。
5000形の180両や、1000形の196両が過去の最多勢力だったことを踏まえれば、3000形は小田急において異例の大量増備だったことになります。
他の私鉄で製造両数が多い形式
小田急における最多勢力となった3000形ですが、346両という両数は多いのでしょうか。国鉄が製造した103系は、3,447両というとてつもない製造両数を数えましたが、私鉄という枠組みに絞っても、同一形式で大量増備となったケースがあります。
同じ形式を大量増備した私鉄といえば、東武があげられます。
712両が製造された8000系は私鉄の103系とも呼ばれ、現在も数を減らしつつ現役で活躍する車両があります。
派生形式も含めた場合には、10000系列が486両、50000系列が400両となっており、東武は大量増備の傾向がありますが、全体で1,700両を超える車両を保有していることを踏まえれば、極端に多くはないのかもしれません。
古めの車両での事例としては、新旧を合わせたものにはなるものの、西武の101系が434両、2000系が444両というケースがあります。
既に引退した車両では、京王の6000系が304両、京急の旧1000形が356両、東急の8500系が400両でした。
近年の事例についても触れておきましょう。
京成では3000形が326両という事例があり、これは在籍車両の半分近くとなる大所帯です。
もはや同一形式とはいえない面もありますが、京急の新1000形は既に製造両数が500両を超え、東急の5000系についても派生形式をまとめれば610両の製造両数を誇ります。
おわりに
会社の規模が異なるため、両数だけで単純に比較はできませんが、小田急3000形の346両という数字は、そこまで極端に多くはないといえそうです。短期間に大量増備されたことや、多くても200両以下で次形式に移行してきた過去が、より一層多いと感じさせるのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (8)
ワタシダ
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まぁそれでも京急新1000形の在籍者の7割占めてるのには絶対勝てっこありませんが…(震え声)
それでも多分3000形は通勤車の3割か4割はいると思いますよ
ワタシダ
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東武については総営業距離からカバーする範囲が広い為、大量増備については致し方ないと思います
ワタシダ
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