箱根登山鉄道等が属し、小田急グループの箱根エリアにおける事業を担ってきた小田急箱根ホールディングス株式会社。
2024年1月24日のニュースリリースにおいて、組織再編が行われると発表され、子会社の合併により株式会社小田急箱根となります。
歴史ある箱根登山鉄道という会社名がなくなることに注目が集まりますが、小田急箱根という会社名になった理由も気になるところです。
大きな動きとなった今回の再編について確認しつつ、会社名決定の経緯を勝手に推測してみたいと思います。
小田急箱根ホールディングス株式会社は、元々の箱根登山鉄道株式会社を商号変更したもので、その際に会社分割が行われ、新たに現在の箱根登山鉄道株式会社が設立されています。
今回行われる組織再編では、小田急箱根ホールディングス株式会社、箱根登山鉄道株式会社、箱根観光船株式会社、箱根施設開発株式会社の4社が合併し、新たに株式会社小田急箱根を名乗ることになりました。
現在の箱根登山鉄道株式会社が存続会社となるため、2004年10月1日に設立された法人が残ることとなり、法人名としての箱根登山鉄道は消滅します。
気になる箱根登山鉄道といった名称がどうなるのかについてですが、今後もサービス名として残るようで、長く親しまれている名称が変わることはないようです。
小田急箱根線や、小田急箱根登山線等と呼ばれることは、現段階においてはないということになります。
箱根小田急といった並びのほうが、言いやすいように思いますが、なぜこうしたのでしょうか。
大前提として、小田急が社名の先頭に入るケースは圧倒的に多数派となっています。
小田急グループとしてホームページに載っていて、小田急を社名に含む会社だけで確認しても、先頭が24社なのに対して、途中や後にあるのは2社のみでした。
前株と後株はどちらもありますが、運輸業は後株、それ以外は前株が多いという傾向はありそうです。
ここまで書いておきながらですが、大手企業の子会社については、親会社の社名を頭に持ってくること自体が圧倒的に多く、それだけの理由なのかもしれません。
小田急の場合には、50音順とした場合に前のほうになるといった利点や、先頭に揃ってまとまるメリットもあり、あえて後ろに小田急を入れる理由もないのでしょう。
他の鉄道会社を見ても同様の傾向ではあるものの、相模鉄道がやや面白いことになっており、相模だけを会社名に入れても意味がないからか、略称の相鉄を使っていたりしているほか、京浜急行も京急を使うケースが目立ちます。
小田急箱根という会社名については、後ろに何かあれば語呂がよくなりそうですが、余計な色が付かないように、あえてシンプルにしたのかもしれませんね。
良い面も悪い面もあるのだとは思いますが、各社が持つ強みを活かし、箱根のさらなる発展に繋がることを願いたいと思います。
2024年1月24日のニュースリリースにおいて、組織再編が行われると発表され、子会社の合併により株式会社小田急箱根となります。
歴史ある箱根登山鉄道という会社名がなくなることに注目が集まりますが、小田急箱根という会社名になった理由も気になるところです。
大きな動きとなった今回の再編について確認しつつ、会社名決定の経緯を勝手に推測してみたいと思います。
小田急箱根グループの組織再編
箱根エリアの事業を統括する持株会社として、2004年からは小田急箱根ホールディングス株式会社がその役割を担ってきました。小田急箱根ホールディングス株式会社は、元々の箱根登山鉄道株式会社を商号変更したもので、その際に会社分割が行われ、新たに現在の箱根登山鉄道株式会社が設立されています。
今回行われる組織再編では、小田急箱根ホールディングス株式会社、箱根登山鉄道株式会社、箱根観光船株式会社、箱根施設開発株式会社の4社が合併し、新たに株式会社小田急箱根を名乗ることになりました。
現在の箱根登山鉄道株式会社が存続会社となるため、2004年10月1日に設立された法人が残ることとなり、法人名としての箱根登山鉄道は消滅します。
気になる箱根登山鉄道といった名称がどうなるのかについてですが、今後もサービス名として残るようで、長く親しまれている名称が変わることはないようです。
小田急箱根線や、小田急箱根登山線等と呼ばれることは、現段階においてはないということになります。
株式会社小田急箱根という社名
小田急箱根ホールディングスから、ホールディングスを外した会社名になった小田急箱根ですが、少し語呂が悪いような印象を受けます。箱根小田急といった並びのほうが、言いやすいように思いますが、なぜこうしたのでしょうか。
大前提として、小田急が社名の先頭に入るケースは圧倒的に多数派となっています。
小田急グループとしてホームページに載っていて、小田急を社名に含む会社だけで確認しても、先頭が24社なのに対して、途中や後にあるのは2社のみでした。
前株と後株はどちらもありますが、運輸業は後株、それ以外は前株が多いという傾向はありそうです。
ここまで書いておきながらですが、大手企業の子会社については、親会社の社名を頭に持ってくること自体が圧倒的に多く、それだけの理由なのかもしれません。
小田急の場合には、50音順とした場合に前のほうになるといった利点や、先頭に揃ってまとまるメリットもあり、あえて後ろに小田急を入れる理由もないのでしょう。
他の鉄道会社を見ても同様の傾向ではあるものの、相模鉄道がやや面白いことになっており、相模だけを会社名に入れても意味がないからか、略称の相鉄を使っていたりしているほか、京浜急行も京急を使うケースが目立ちます。
小田急箱根という会社名については、後ろに何かあれば語呂がよくなりそうですが、余計な色が付かないように、あえてシンプルにしたのかもしれませんね。
おわりに
子会社同士が一つにまとまり、2024年4月1日より小田急箱根としてスタートを切ります。良い面も悪い面もあるのだとは思いますが、各社が持つ強みを活かし、箱根のさらなる発展に繋がることを願いたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1)
今後は小田急と箱根登山鉄道のみならず、京成や南海もグループ会社の鉄道事業を一元化の上経営合理化を進めることが発表されとります。果たしてどのようなグループ会社を形成するのか、今後の動向から目が離せませんね。
ワタシダ
がしました