1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5262Fの概要

1980年度に登場した6両の編成で、5200形と呼ばれることもありました。
製造区分上では5次車となっており、4本が登場した中での最終編成となっています。

細かい仕様変更が多かった5000形の中でも、5次車は特に大きな変更が行われており、戸袋窓や扉窓がHゴムから押さえ金式へと変更され、外見の印象が変化しています。
電動空気圧縮機についても、従来のC-2000MからC-2000Lとなり、動作音が静かになりました。

2000年度にはリニューアルが行われ、車体の修繕や車内の居住性改善が図られます。
リニューアルの際に、前照灯のシールドビーム化や転落防止用外幌の設置が行われ、デハ5412のパンタグラフについては、配管を残したまま撤去されました。
シングルアーム式パンタグラフへの交換は、リニューアル時ではなく全車的な取り組みの際となっています。

主に優等列車で活躍し、箱根登山線にも頻繁に乗り入れましたが、各駅停車でも運用されました。
リニューアル後から廃車までの期間は8年にも満たず、2008年に早くも廃車となっています。

編成表

クハ5262-デハ5212-デハ5312-デハ5412-デハ5512-クハ5562
※左側が新宿方

製造区分

クハ5262:5次車
デハ5212:5次車
デハ5312:5次車
デハ5412:5次車
デハ5512:5次車
クハ5562:5次車

製造所

クハ5262:日本車輌製造
デハ5212:日本車輌製造
デハ5312:日本車輌製造
デハ5412:日本車輌製造
デハ5512:日本車輌製造
クハ5562:日本車輌製造

竣功日

クハ5262:1980年6月25日
デハ5212:1980年6月25日
デハ5312:1980年6月25日
デハ5412:1980年6月25日
デハ5512:1980年6月25日
クハ5562:1980年6月25日

車体修理竣功日

クハ5262:2000年7月13日
デハ5212:2000年7月13日
デハ5312:2000年7月13日
デハ5412:2000年7月13日
デハ5512:2000年7月13日
クハ5562:2000年7月13日

廃車日

クハ5262:2008年2月22日
デハ5212:2008年2月22日
デハ5312:2008年2月22日
デハ5412:2008年2月22日
デハ5512:2008年2月22日
クハ5562:2008年2月22日

5262Fの写真

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