現代ではICカード乗車券を使うことが一般的になり、切符を買う機会がほぼなくなったという方も多いのではないでしょうか。
小田急においてはPASMOが導入されていますが、Suica等との相互利用も可能となっており、利便性はかなり高くなっています。
自動改札機にタッチするだけという状況に慣れきってしまいましたが、昔はロマンスカードというプリペイドカードが売られていました。
後継のカードに役割を譲り、発展的に役目を終えたロマンスカードでしたが、いつから販売されたものだったのでしょうか。
名称の由来はもちろんロマンスカーからで、現代のように各社で相互利用できるようなものではなく、小田急でしか使うことができないカードで、同様のものは各社が独自に導入していた時代でした。
キャッシュレス決済のさきがけといえるものではありますが、現金をチャージするといった概念はなく、予め金額が決まったカードを購入しておき、それを使って切符を買うというもので、現金をカードに置き換えたものといえます。
どのようなメリットがあったのかといえば、切符を買う際に小銭を使わずに済むようになるため、購入時間の短縮へと繋がり、現金も必要以上に持ち歩かずに済みました。
ロマンスカードの使い方はとても簡単で、予め購入しておいたカードを自動券売機に投入し、必要な切符を発券します。
言いかえれば、現金の部分がロマンスカードに置き換わっただけであり、残額があればある程度どこまでも行けたり、オートチャージ等といった機能があるICカード乗車券に比べれば、かなりシンプルなものでした。
1988年といえば、小田急初のオールステンレス車である1000形が登場した年で、今から30年以上も昔のこととなります。
ロマンスカードには、1,000円、3,000円、5,000円の3種類が存在し、5,000円にのみ300円分の上乗せがありました。
5,000円の支払いで5,300円分の決済が可能でしたが、僅かながら紛失するリスクもあることから、少額のカードを好んで使うケースもあったように思います。
販売開始当初は、1,000円が1000形、3,000円が8000形、5,000円が10,000形(HiSE)の絵柄となっており、記念ロマンスカードといった絵柄が異なる限定カードもよく売られていました。
ロマンスカードの発売を記念したカードも早速用意され、当時最新型だったHiSEを絵柄に採用し、華やかなスタートを切っています。
記念カードや非売品では、500円の額面としているものがあり、穴を開けたくない方がそのまま保管することに配慮していたのかもしれません。
通常品の絵柄も時期によって異なり、使用済のカードを集める楽しさもありました。
小田急においてはPASMOが導入されていますが、Suica等との相互利用も可能となっており、利便性はかなり高くなっています。
自動改札機にタッチするだけという状況に慣れきってしまいましたが、昔はロマンスカードというプリペイドカードが売られていました。
後継のカードに役割を譲り、発展的に役目を終えたロマンスカードでしたが、いつから販売されたものだったのでしょうか。
小田急の利用者に愛されたロマンスカード
PASMOやパスネットが登場する前、小田急ではロマンスカードというプリペイドカードがありました。名称の由来はもちろんロマンスカーからで、現代のように各社で相互利用できるようなものではなく、小田急でしか使うことができないカードで、同様のものは各社が独自に導入していた時代でした。
キャッシュレス決済のさきがけといえるものではありますが、現金をチャージするといった概念はなく、予め金額が決まったカードを購入しておき、それを使って切符を買うというもので、現金をカードに置き換えたものといえます。
どのようなメリットがあったのかといえば、切符を買う際に小銭を使わずに済むようになるため、購入時間の短縮へと繋がり、現金も必要以上に持ち歩かずに済みました。
ロマンスカードの使い方はとても簡単で、予め購入しておいたカードを自動券売機に投入し、必要な切符を発券します。
言いかえれば、現金の部分がロマンスカードに置き換わっただけであり、残額があればある程度どこまでも行けたり、オートチャージ等といった機能があるICカード乗車券に比べれば、かなりシンプルなものでした。
ロマンスカードはいつ発売されたのか
本格的なキャッシュレス時代がといった触れ込みで、ロマンスカードの販売が開始されたのは1988年10月1日のことでした。1988年といえば、小田急初のオールステンレス車である1000形が登場した年で、今から30年以上も昔のこととなります。
ロマンスカードには、1,000円、3,000円、5,000円の3種類が存在し、5,000円にのみ300円分の上乗せがありました。
5,000円の支払いで5,300円分の決済が可能でしたが、僅かながら紛失するリスクもあることから、少額のカードを好んで使うケースもあったように思います。
販売開始当初は、1,000円が1000形、3,000円が8000形、5,000円が10,000形(HiSE)の絵柄となっており、記念ロマンスカードといった絵柄が異なる限定カードもよく売られていました。
ロマンスカードの発売を記念したカードも早速用意され、当時最新型だったHiSEを絵柄に採用し、華やかなスタートを切っています。
記念カードや非売品では、500円の額面としているものがあり、穴を開けたくない方がそのまま保管することに配慮していたのかもしれません。
通常品の絵柄も時期によって異なり、使用済のカードを集める楽しさもありました。
おわりに
そんなロマンスカードでしたが、2000年にパスネットが導入されることに合わせて販売を中止したものの、2012年まで自動券売機等で使うことができました。既に払い戻し期間も終わり、完全に過去のものとなってしまいましたが、様々な絵柄があるという点については、ICカード乗車券にない魅力があったように思います。
コメント
コメント一覧 (7)
使用済のものを集める楽しみもあった・・・おっしゃるとおりです。
1000形も当時は、最新型オールステンレスカー。颯爽と駆ける様が
カードのデザインとなり、印象的でした。
もう2つ、例を挙げます。1つは、平成5(1993)年の、
新春記念ロマンスカード。羽子板の図柄で、重なる様に短歌が。
「小田急で ゆけば楽しや お正月 あちらこちらで 笑顔こぼるる」って。
もう忘れられませんよ!(笑)
そして、平成6年に購入した 券売機用のカード。当時最新のロマンスカー
RSEが駆けるデザインです。購入日が6月6日。ですので カード右上は、
「-6.-6.-6.」と ゾロ目に!
ワタシダ
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他にもハイウェイカードやらテレホンカードやらありましたが、これらも更に便利なETCや携帯電話に追われて消えてしまったり、消えかけていたり。
アナログからデジタルへの時代の橋渡しを担って、役目を終えたということでしょう。
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名鉄なら(SFじゃない)パノラマカード、営団だったらメトロカードが同等の機能でした。
プレミア付ロマンスカードは連絡券に引き換えできなかったどうかは記憶にはありませんが、JRは券売機を使い連絡券に引き換えるとオレンジカードやイオカードで私鉄に乗り継ぐことができました。
ワタシダ
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