急曲線上にホームが設けられ、車両が車輪を軋ませながら通過する代々木八幡駅。
小田急では珍しい島式ホームを備えており、上下線の利用者が同一のホーム上に混在する駅となっています。
そんな代々木八幡駅には、日本一長い交通広告が存在しますが、それはどのようなものなのでしょうか。
急カーブは小田急で最もきついものとなっており、電車には45km/hの速度制限がかけられています。
昔は上下線の線路が隣接した状態でしたが、千代田線が代々木上原駅まで延伸する際に間隔が広げられ、小田原方を中心に線路の間には空間がある状態となりました。
千代田線は小田急の下を通って抜けており、代々木八幡駅の目と鼻の先には、代々木公園駅が設けられています。
ホームの長さを8両分に延長した以外は、大きな変化がない状態が続いてきましたが、各駅停車の10両化を行うにあたり、島式ホームへの変更という珍しい改良工事が行われました。
改良工事に合わせて、代々木八幡1号踏切の小田原方への移設も行われ、10両分の長さを備えた島式ホームが誕生しました。
高速で列車を通過させるため、小田急には島式ホームがほとんど採用されませんでしたが、千代田線の開業によって生まれた上下線の間にある空間を利用することで、線形を変更しないホームの延長を実現しています。
急カーブでホームと車両の間にはすき間が生まれますが、改良後は可動ステップが設置され、保安度の向上が図られました。
相対式ホームとは異なり、線路を向いた方向に広告が設置できるため、他の駅とは異なる配置が実現しました。
代々木八幡の広告はこのようになっており、手前から奥まで全てが繋がっている状態です。
ホームと向かい合って連続する壁面が活用され、横幅が124m、高さは1.97mとなり、日本一長い交通広告となりました。
広告枠は下り線側にあり、元々のホームが設けられていた分のスペースがあるため、視認性が高くなっています。
横に長い交通広告とはいえ、実際には複数の広告枠が連続した状態となっていますが、契約期間中は1社で全てを使用するようになっていることから、複数の広告が混ざることはありません。
日本一長い交通広告は2021年3月17日から掲出が開始され、キリンビバレッジの午後の紅茶が展開されました。
その後何回か内容の変更は行われましたが、現在まで午後の紅茶以外が掲出されたことはありません。
連続性という特徴があり、話題性が高い広告枠であることから、使い続けたい意向が強いのかもしれませんね。
午後の紅茶から変わる日が訪れるのかは不明ですが、端から端まで漫画を描く等、使い方次第でさらに話題性を高めることもできそうです。
小田急では珍しい島式ホームを備えており、上下線の利用者が同一のホーム上に混在する駅となっています。
そんな代々木八幡駅には、日本一長い交通広告が存在しますが、それはどのようなものなのでしょうか。
改良工事によって姿を変えた代々木八幡駅
代々木八幡は小田急の開業時からある駅で、急カーブの途中にホームが設けられているのが特徴です。急カーブは小田急で最もきついものとなっており、電車には45km/hの速度制限がかけられています。
昔は上下線の線路が隣接した状態でしたが、千代田線が代々木上原駅まで延伸する際に間隔が広げられ、小田原方を中心に線路の間には空間がある状態となりました。
千代田線は小田急の下を通って抜けており、代々木八幡駅の目と鼻の先には、代々木公園駅が設けられています。
ホームの長さを8両分に延長した以外は、大きな変化がない状態が続いてきましたが、各駅停車の10両化を行うにあたり、島式ホームへの変更という珍しい改良工事が行われました。
改良工事に合わせて、代々木八幡1号踏切の小田原方への移設も行われ、10両分の長さを備えた島式ホームが誕生しました。
高速で列車を通過させるため、小田急には島式ホームがほとんど採用されませんでしたが、千代田線の開業によって生まれた上下線の間にある空間を利用することで、線形を変更しないホームの延長を実現しています。
急カーブでホームと車両の間にはすき間が生まれますが、改良後は可動ステップが設置され、保安度の向上が図られました。
日本一長い交通広告
改良工事によって島式ホーム化された代々木八幡ですが、急カーブを活かした珍しい交通広告が設けられました。相対式ホームとは異なり、線路を向いた方向に広告が設置できるため、他の駅とは異なる配置が実現しました。
代々木八幡の広告はこのようになっており、手前から奥まで全てが繋がっている状態です。
ホームと向かい合って連続する壁面が活用され、横幅が124m、高さは1.97mとなり、日本一長い交通広告となりました。
広告枠は下り線側にあり、元々のホームが設けられていた分のスペースがあるため、視認性が高くなっています。
横に長い交通広告とはいえ、実際には複数の広告枠が連続した状態となっていますが、契約期間中は1社で全てを使用するようになっていることから、複数の広告が混ざることはありません。
日本一長い交通広告は2021年3月17日から掲出が開始され、キリンビバレッジの午後の紅茶が展開されました。
その後何回か内容の変更は行われましたが、現在まで午後の紅茶以外が掲出されたことはありません。
連続性という特徴があり、話題性が高い広告枠であることから、使い続けたい意向が強いのかもしれませんね。
おわりに
ホームに立って広告を眺めると、長く繋がる状態に驚かされます。午後の紅茶から変わる日が訪れるのかは不明ですが、端から端まで漫画を描く等、使い方次第でさらに話題性を高めることもできそうです。
コメント
コメント一覧 (7)
新宿↔️代々木上原のダラダラ運転、どうにかならないものか。
ワタシダ
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ワタシダ
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ただ、千代田線を間に入れた時、古くからあった跨線橋も上りホーム方へ1スパン延長され、おそらくはカーブも上り線だけ少しきつくなっていたはずです。
きついカーブでは、成城学園前駅の195Rは、編成10輌化の時に出現したので、10輌化前は代々木八幡駅上り線であった可能性が高いようにも思います。
ワタシダ
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ワタシダ
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いつ設置されたかはともかく「こんなのあったっけ?」というのが感想です
ワタシダ
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このような連続した長い広告板を持つ駅は全国的のみならず、世界的にも珍しい部類ではないでしょうか?もしかしたらギネス記録にもなりそうですが、その際はギネス認定記念広告でびっしりとなったりするでしょうね(笑) (まぁ、山手線や横須賀線で運用されとるE235系の車内や新宿駅西口改札付近にある大型で横長のLCD広告板とかやったらインパクトは尚更やと思います)
ワタシダ
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