2024年は早くも3月となり、小田急にとっては2023年度が終わろうとしています。
車両の新造がなかった2023年度は、余剰車両の廃車だけが進められる1年となりましたが、2024年度はどのような動きがあるのでしょうか。
例年であれば、4月の終わりに発表される鉄道事業の設備投資計画ですが、過去の設備投資金額はどのようなものだったのでしょうか。
約40年の限られた期間だけですが、振り返ってみたいと思います。
全ての年度を揃えることはできませんでしたが、ある程度傾向はつかめるかもと思い、1981年度以降の金額をまとめてみることにしました。
早速ですが、各年度の設備投資金額を確認してみましょう。
各年度に公表された、鉄道事業設備投資計画の金額は以下のとおりです。
1981年度:96億円
1982年度:83億円
1983年度:123億円
1984年度:155億円
1985年度:不明
1986年度:230億円
1987年度:290億円
1988年度:570億円
1989年度:691億円
1990年度:533億円
1991年度:455億円
1992年度:628億円
1993年度:526億円
1994年度:不明
1995年度:不明
1996年度:不明
1997年度:307億円
1998年度:318億円
1999年度:167億円
2000年度:不明
2001年度:320億円
2002年度:442億円
2003年度:449億円
2004年度:521億円
2005年度:530億円
2006年度:486億円
2007年度:512億円
2008年度:328億円
2009年度:384億円
2010年度:342億円
2011年度:267億円
2012年度:251億円
2013年度:226億円
2014年度:230億円
2015年度:282億円
2016年度:250億円
2017年度:313億円
2018年度:320億円
2019年度:299億円
2020年度:256億円
2021年度:222億円
2022年度:200億円
2023年度:261億円
結果はこのようになりますが、年度の途中で修正された場合の考慮はしておらず、途中で算出の基準が変わっている可能性もあります。
主に春先に発表されている、当初の計画をまとめた結果となっています。
1980年代の終わりから1990年代にかけてや、2000年代がその時期に該当しており、物価が違うため単純に比較はできないものの、振り返ると興味深い結果です。
内訳までは確認していないため、中身について適当なことは言えませんが、どちらも車両の増備が活発な時期であったことだけは間違いありません。
通勤型車両とロマンスカーが同時に増備されていたり、それに加えて駅舎のリニューアルも活発に行われていたりと、変化が激しい時期だったことを思い出します。
まず、1980年代の終わりから1990年代にかけてといえば、1000形や10000形(HiSE)の増備が盛んに行われ、20000形(RSE)も登場しました。
それ以外にも、全線急行10両化に向けての対応や、何よりも複々線化事業が本格化してきた時期でもあります。
1990年代の終わり頃に少なくなりながらも、2000年代以降はしばらく500億円前後の時期が続きますが、この頃は車両の大量増備が行われていました。
3000形がとてつもない勢いで増備されたことに加え、50000形(VSE)や60000形(MSE)が登場したのもこの頃で、小田急の変化が激しかったことを思い出します。
あと1ヶ月半ほどで発表されると思われる、2024年度の鉄道事業設備投資計画は、どのような内容となるのでしょうか。
車両の新造がなかった2023年度は、余剰車両の廃車だけが進められる1年となりましたが、2024年度はどのような動きがあるのでしょうか。
例年であれば、4月の終わりに発表される鉄道事業の設備投資計画ですが、過去の設備投資金額はどのようなものだったのでしょうか。
約40年の限られた期間だけですが、振り返ってみたいと思います。
1981年度以降の鉄道事業設備投資金額
計画値であり、実績とは異なってくるものではありますが、鉄道事業における設備投資計画は昔から広報誌等に載っており、各年度ごとの金額をさかのぼって確認することができます。全ての年度を揃えることはできませんでしたが、ある程度傾向はつかめるかもと思い、1981年度以降の金額をまとめてみることにしました。
早速ですが、各年度の設備投資金額を確認してみましょう。
各年度に公表された、鉄道事業設備投資計画の金額は以下のとおりです。
1981年度:96億円
1982年度:83億円
1983年度:123億円
1984年度:155億円
1985年度:不明
1986年度:230億円
1987年度:290億円
1988年度:570億円
1989年度:691億円
1990年度:533億円
1991年度:455億円
1992年度:628億円
1993年度:526億円
1994年度:不明
1995年度:不明
1996年度:不明
1997年度:307億円
1998年度:318億円
1999年度:167億円
2000年度:不明
2001年度:320億円
2002年度:442億円
2003年度:449億円
2004年度:521億円
2005年度:530億円
2006年度:486億円
2007年度:512億円
2008年度:328億円
2009年度:384億円
2010年度:342億円
2011年度:267億円
2012年度:251億円
2013年度:226億円
2014年度:230億円
2015年度:282億円
2016年度:250億円
2017年度:313億円
2018年度:320億円
2019年度:299億円
2020年度:256億円
2021年度:222億円
2022年度:200億円
2023年度:261億円
結果はこのようになりますが、年度の途中で修正された場合の考慮はしておらず、途中で算出の基準が変わっている可能性もあります。
主に春先に発表されている、当初の計画をまとめた結果となっています。
時期によって差がある設備投資金額
近年は200億円台が多い設備投資の金額ですが、過去には倍以上だった時期が何度かあります。1980年代の終わりから1990年代にかけてや、2000年代がその時期に該当しており、物価が違うため単純に比較はできないものの、振り返ると興味深い結果です。
内訳までは確認していないため、中身について適当なことは言えませんが、どちらも車両の増備が活発な時期であったことだけは間違いありません。
通勤型車両とロマンスカーが同時に増備されていたり、それに加えて駅舎のリニューアルも活発に行われていたりと、変化が激しい時期だったことを思い出します。
まず、1980年代の終わりから1990年代にかけてといえば、1000形や10000形(HiSE)の増備が盛んに行われ、20000形(RSE)も登場しました。
それ以外にも、全線急行10両化に向けての対応や、何よりも複々線化事業が本格化してきた時期でもあります。
1990年代の終わり頃に少なくなりながらも、2000年代以降はしばらく500億円前後の時期が続きますが、この頃は車両の大量増備が行われていました。
3000形がとてつもない勢いで増備されたことに加え、50000形(VSE)や60000形(MSE)が登場したのもこの頃で、小田急の変化が激しかったことを思い出します。
おわりに
近年はコロナ禍により抑えられていましたが、2023年度からは戻りつつあるようなので、2024年度がどのような計画になるのかは興味深いところです。あと1ヶ月半ほどで発表されると思われる、2024年度の鉄道事業設備投資計画は、どのような内容となるのでしょうか。
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