小田急の小田原線と東京メトロの千代田線が接続し、対面での乗り換えも可能となっている代々木上原駅。
JR東日本も交えた相互直通運転も行われていますが、乗り換えがしやすい環境となっているため、直通列車を使わなくても利便性は高い状態です。
そんな代々木上原駅ですが、乗換客を配慮していると思われる物の配置となっています。
他の小田急の駅とは、どのような点が異なるといえるのでしょうか。
そのような駅が大きく変貌するきっかけとなったのは、1978年に千代田線との相互直通運転が開始されるタイミングで、ホームは地上から高架へと移ることとなります。
大きく変化した代々木上原は、同時に急行や準急の停車駅となりました。
現在も特急以外の全てが停車するようになっており、直通列車に乗らなかった場合でも、双方の乗り換えがしやすい状態となっています。
代々木上原駅のホームは、外側を小田急、内側を東京メトロが使用する2面4線の配置で、上下線が対面で乗り換えられる構造とされました。
綾瀬方面に向かう千代田線の列車は、小田急からの直通ではない限り始発列車であり、着席の機会を確保しやすいのもポイントの一つです。
2社で共同使用する代々木上原駅ですが、管轄自体は小田急となっており、全体的に小田急らしい雰囲気が漂います。
一方で、所々に東京メトロの要素も散見され、そんな融合を眺めるのも面白い駅といえそうです。
小田原方はそのまま複々線となり、その間には千代田線の引き上げ線があるため、待避線がある駅のように狭くする理由もなく、全体の幅があまり変わらないホームとなっています。
実際のホームを見てみると、人がいなければかなりすっきりした状態で、整列乗車を促す床の案内が目を引きます。
左側に到着した快速急行のドアが開けば、多くの利用者が右側の千代田線に乗り換え、どちらの列車も早々に発車していくのが日常の光景となっています。
すっきりしていることに通じる部分ではありますが、代々木上原駅では乗り換えが発生する際の導線を支障しないよう、極力床に物を配置しないように配慮がされているものと思われます。
他の駅では低く見やすい位置に変えられた時刻表は、上屋から吊り下げられた昔ながらのものとなっているほか、ベンチも階段付近にあって邪魔にはならないため、素早く乗り換えが可能なのも頷けます。
それだけ代々木上原での対面乗り換えは多いのだと思いますが、他の駅との雰囲気の違いは、このような配置からも感じるのかもしれませんね。
ホームドアの設置で大きくイメージは変わりましたが、少し古めの高架駅らしさも残っており、小田急線内では特徴的な駅の一つといえそうです。
JR東日本も交えた相互直通運転も行われていますが、乗り換えがしやすい環境となっているため、直通列車を使わなくても利便性は高い状態です。
そんな代々木上原駅ですが、乗換客を配慮していると思われる物の配置となっています。
他の小田急の駅とは、どのような点が異なるといえるのでしょうか。
小田急の管轄駅である代々木上原
小田原線が開業した当時からある代々木上原駅ですが、元々は各駅停車しか停まらない目立たない駅でした。そのような駅が大きく変貌するきっかけとなったのは、1978年に千代田線との相互直通運転が開始されるタイミングで、ホームは地上から高架へと移ることとなります。
大きく変化した代々木上原は、同時に急行や準急の停車駅となりました。
現在も特急以外の全てが停車するようになっており、直通列車に乗らなかった場合でも、双方の乗り換えがしやすい状態となっています。
代々木上原駅のホームは、外側を小田急、内側を東京メトロが使用する2面4線の配置で、上下線が対面で乗り換えられる構造とされました。
綾瀬方面に向かう千代田線の列車は、小田急からの直通ではない限り始発列車であり、着席の機会を確保しやすいのもポイントの一つです。
2社で共同使用する代々木上原駅ですが、管轄自体は小田急となっており、全体的に小田急らしい雰囲気が漂います。
一方で、所々に東京メトロの要素も散見され、そんな融合を眺めるのも面白い駅といえそうです。
乗り換えがしやすい駅構内の配置
対面での乗り換えがしやすい代々木上原駅ですが、2面4線となっている小田急の駅としては、終端部があまり狭くならないことが特徴の一つです。小田原方はそのまま複々線となり、その間には千代田線の引き上げ線があるため、待避線がある駅のように狭くする理由もなく、全体の幅があまり変わらないホームとなっています。
実際のホームを見てみると、人がいなければかなりすっきりした状態で、整列乗車を促す床の案内が目を引きます。
左側に到着した快速急行のドアが開けば、多くの利用者が右側の千代田線に乗り換え、どちらの列車も早々に発車していくのが日常の光景となっています。
すっきりしていることに通じる部分ではありますが、代々木上原駅では乗り換えが発生する際の導線を支障しないよう、極力床に物を配置しないように配慮がされているものと思われます。
他の駅では低く見やすい位置に変えられた時刻表は、上屋から吊り下げられた昔ながらのものとなっているほか、ベンチも階段付近にあって邪魔にはならないため、素早く乗り換えが可能なのも頷けます。
それだけ代々木上原での対面乗り換えは多いのだと思いますが、他の駅との雰囲気の違いは、このような配置からも感じるのかもしれませんね。
おわりに
共同使用駅という特殊性なのか、全体的にレトロな雰囲気も漂う代々木上原駅。ホームドアの設置で大きくイメージは変わりましたが、少し古めの高架駅らしさも残っており、小田急線内では特徴的な駅の一つといえそうです。
コメント
コメント一覧 (21)
今は、当たり前になっているけど、まだJR東日本の車輌が、この駅までしか乗り入れていなかった頃は、かつての御殿場線直通のあさぎり、特にJR東海の車輌と並んだりすると、ちょっとしたお得感を味わえたりしたりとかあって。隣の東北沢方面に、退避線があり、何が止まっているかを見たりするのも、楽しみの一つだったね。最期に、東京メトロの方は、発車する際には、音を出すけど、小田急には、それがない。お互いに、違う会社だと言う事を、見ないでも分かる、代々木上原駅であるよね。。
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ただ、日比谷線は西新井で対面乗換できる分マシな方で、千代田線とJRは地下鉄からのアプローチの都合上対面になっていない、綾瀬までは地下鉄扱い、北千住の快速との乗換階段は一箇所、その先も線路別複々線で乗換できる駅はない、その上多くの人が乗換えたい西日暮里まで乗ると地下鉄料金がかかると迷惑乗入れとまで言われました。
千代田線の反対側と比べると代々木上原はシンプルだけによくできています。
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とあるのはおかしい
単純に用地確保できただけ
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かつて東横線から日比谷線直通もありましたが、似たような理由です。今でも東横線横上り列車から日比谷線、日比谷線中目黒止から東横線下りは同一ホーム反対側で乗り換えができますし。
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朝千代田線がダイヤ乱れで直通を切るような場合でも、そもそも千代田線が10分も来ないと小田急から降りる場所がなくなり、千代田線が来るまで小田急も出発できないケースが珍しくありません。以降はお馴染み上原のつまりが原因の遅延。何で乗入れ中止しているのにこんなに遅れるんだと思われるかもしれませんが、これが原因のひとつです。
逆に夜間下りで小田急がダイヤ大幅乱れの時は千代田線からの客がホームに降りれなくなります。その場合は千代田線を公園止まりにして、客は八幡乗換、車だけ上原回しになりますね。
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上原なんてよくできている方です。同様の構造の上小田井は両方向ともホームが狭くひどいもんです。
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高架下を新宿方へずっと歩いていくと、坂道の途中にぶつかりますが、その手前に旧駅の駅舎や改札、猫の額ほどの駅前広場がありました。
北側の脇には小荷物預かりの窓口もありましたが、昭和45年頃には既に閉鎖されていました。
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設計者の想像力が極めて欠如していたのが良くわかる欠陥駅
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上小田井や竹田も代々木上原と似たような構造ですが、後者は車庫が併設されており、その関係か地上駅になっとるのが他の2面4線構造を持つ地下鉄との乗り換え駅と異なります(管轄も他の駅と同様に乗り入れ先の事業者ではなく地下鉄事業者の管轄ですが、地下鉄烏丸線開業前は近鉄の管轄駅でした)。
ただ他の駅のように時刻表が吊り下げ式やと却ってホーム側からは見えにくいような気もします(汗)(そのためか、近年はホーム上に設置する駅も少なくなく、一昔前まで見られた時計一体型とともにメンテナンス面の問題から吊り下げ式の時刻表は年々減少しつつあるようです)
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