古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4058Fの概要

1988年の末に高性能化された編成で、4両としては最終出場となりました。
3両と5両の編成を使って組み替えられた唯一のパターンに該当し、旧4012Fから中間車を1両抜き出し、旧4016Fと組み合わせることで、4058Fが誕生しています。

4058Fは見えないところに特徴がある編成となっており、3次車で揃った綺麗な状態ながら、大半が川崎車輛で製造された車両である等、4000形の中では異質な存在でした。
改造内容自体は他の編成と同様で、CU-195Bを使用しての冷房化や、車体の修繕が行われています。

高性能車となってからは、5000形の4両と同じような使い方とされ、急行の付属編成や支線の各駅停車で活躍しました。
引退間際まで使われ方はほとんど変化せず、3000形への置き換えで2004年に廃車となっています。

編成表

クハ4058-デハ4008-デハ4108-クハ4158
※左側が新宿方

製造区分

クハ4058:3次車
デハ4008:3次車
デハ4108:3次車
クハ4158:3次車

製造所

クハ4058:川崎車輛
デハ4008:東急車輛製造
デハ4108:川崎車輛
クハ4158:川崎車輛

旧番号

クハ4058:デハ4016
デハ4008:デハ4112
デハ4108:デハ4116
クハ4158:クハ4066

竣功日

クハ4058:1968年11月9日
デハ4008:1968年8月14日
デハ4108:1968年11月9日
クハ4158:1968年11月9日

高性能化・改番日

クハ4058:1988年12月14日
デハ4008:1988年12月14日
デハ4108:1988年12月14日
クハ4158:1988年12月14日

廃車日

クハ4058:2004年10月6日
デハ4008:2004年10月6日
デハ4108:2004年10月6日
クハ4158:2004年10月6日

4058Fの写真

20180121_03