新宿駅西口の象徴的存在だった小田急百貨店新宿店本館は、あっという間に姿を消しました。
2024年3月25日には新築着工も発表されており、超高層ビルへの建て替えは次のステップへと進みつつあります。

西口側から東口側が見える過渡期ですが、そんな新宿駅の今を眺めてきました。

解体から新築へと移行する新宿駅西口地区

見慣れた小田急百貨店の建物がなくなる、そんなことを思いながら買い物をしたり、喫茶店で休憩をしたのは2022年の夏でした。
その後、本館での営業が終了した秋に解体工事がスタートし、2023年には目まぐるしく風景が変化したことを思い出します。

足場に囲まれ、解体の様子を外から見ることはできませんでしたが、先日NHKで放送された解体キングダムにおいて、どのように進められていたのかが公開されました。
地下には通路があり、周りを囲まれた難しい立地にある中で、「スーパーナベブタ作戦」と称した対応が行われており、上部に設けた仮設の屋根を下げながら進めていたことが詳しく解説されています。



約1年前の状況を思い出すと、まだ建物の大半は残っていたようで、今思えばあっという間のできごとでした。
これからは引き続き新宿駅のホーム上で解体が進められ、約1年後には新宿ミロードの解体も始まる予定です。

ほぼ更地となった小田急百貨店新宿店本館

解体から新築へと移行する今が、最もすっきりした状態になるものと思われるため、その様子を見てきました。
同じことを考える方は沢山いるようで、夕方という時間帯ながら、多くの方が解体現場にカメラを向けているのが印象的で、過渡期が気になっているのだと実感します。

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撤去されたカリヨン橋付近から解体現場を見ると、このような状況となっています。
撮影した日から1週間程度経過しているため、少しだけ残っていた柱等も、現在はなくなっているようです。

JR東日本のホームや、ルミネエスト新宿が見えていたりと、今だけの本当に貴重な風景が展開されています。
ビルが建ち始めると、あっという間に東口側は見えなくなるため、今の状態を見たい場合はお早めにといったところでしょうか。

おわりに

僅か1年半で解体がほぼ終わり、風景が一変した新宿駅の西口周辺。
今後は小田急のホーム上も解体が本格化しますが、どのような変化が待ち受けているのでしょうね。