古い車両の機器を流用して製造され、1985年からは2400形のモーターを活用して高性能化された4000形。
小田急4000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

4255Fの概要

1986年度に高性能化された編成で、4006Fと4009Fの5両2本を組み合わせ、4両の4055Fと4255Fに組み替えたもので、4255Fは4009Fに4006Fの中間車を組み入れた構成とされました。
改造の順番は編成番号と一致せず、第3陣として出場しています。

改造内容は先に登場した編成と同様ですが、これらのグループからは冷房装置がCU-195Bに変更されました。
この流れは8000形と同様ですが、4000形の場合は変更後の冷房装置のほうが多数派となっています。

外見上に目立つ特徴はないものの、日本車輌製造で製造された7次車が編成内に含まれていました。
4000形はほとんどの車両が東急車輛製造での製造だったため、珍しい存在だったといえます。

高性能車となってからは、他形式の6両と同じように使われ、併結も行われていました。
晩年は単独での運用が中心となりますが、4000形の中では比較的廃車が遅く、2004年11月に引退しています。

編成表

クハ4255-デハ4205-デハ4305-デハ4405-デハ4505-クハ4555
※左側が新宿方

製造区分

クハ4255:3次車
デハ4205:2次車
デハ4305:3次車
デハ4405:7次車
デハ4505:7次車
クハ4555:3次車

製造所

クハ4255:東急車輛製造
デハ4205:東急車輛製造
デハ4305:東急車輛製造
デハ4405:日本車輌製造
デハ4505:日本車輌製造
クハ4555:東急車輛製造

旧番号

クハ4255:デハ4009
デハ4205:デハ4106(デハ4216)
デハ4305:デハ4109
デハ4405:デハ4209
デハ4505:デハ4309
クハ4555:クハ4059
※括弧内は仮番号

竣功日

クハ4255:1968年4月26日
デハ4205:1967年11月10日
デハ4305:1968年4月26日
デハ4405:1976年3月30日
デハ4505:1976年3月30日
クハ4555:1968年4月26日

高性能化・改番日

クハ4255:1986年9月13日
デハ4205:1986年9月13日
デハ4305:1986年9月13日
デハ4405:1986年9月13日
デハ4505:1986年9月13日
クハ4555:1986年9月13日

廃車日

クハ4255:2004年11月4日
デハ4205:2004年11月4日
デハ4305:2004年11月4日
デハ4405:2004年11月4日
デハ4505:2004年11月4日
クハ4555:2004年11月4日

4255Fの写真

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20181028_05