従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3271Fの概要

2005年度の前半に登場した編成で、製造区分上は5次車にあたります。
同じ5次車となる3272Fは、3271Fよりも1日早く竣功しており、編成番号と竣功順が入れ替わる結果となりました。

5次車は液晶画面が全てのドア上に配置されるようになり、その後の標準仕様となっていきます。
また、二段式の電気連結器となったのも5次車からで、今では当たり前となった仕様が導入されたグループでした。

登場から現在まで大きな改造は行われていませんが、車内に設置されている液晶画面は17インチのワイドタイプに交換され、ドアチャイムの音色も変化しました。
外見上は現在までに変化した部分が少なく、比較的登場時の姿を保ったまま活躍を続けています。

ブレーキ読み替え装置を活かし、単独での運用だけではなく、かつては他形式と併結しての10両も頻繁に見られましたが、車両の整理が進んだ結果、併結しての走行機会は減少しました。
現在は主に単独で使用されており、小田原線の町田以西や支線を中心に活躍しています。

編成表

クハ3271-デハ3221-デハ3321-サハ3371-デハ3421-クハ3471
※左側が新宿方

製造区分

クハ3271:5次車
デハ3221:5次車
デハ3321:5次車
サハ3371:5次車
デハ3421:5次車
クハ3471:5次車

製造所

クハ3271:川崎重工業
デハ3221:川崎重工業
デハ3321:川崎重工業
サハ3371:川崎重工業
デハ3421:川崎重工業
クハ3471:川崎重工業

竣功日

クハ3271:2005年5月19日
デハ3221:2005年5月19日
デハ3321:2005年5月19日
サハ3371:2005年5月19日
デハ3421:2005年5月19日
クハ3471:2005年5月19日

3271Fの写真

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