1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1551Fの概要

ワイドドア車の1次車として登場した編成で、1000形における大きな変化を生みました。
1次車は4両と6両がそれぞれ2編成ずつ造られ、登場時には4両と6両を繋いだ10両での運用も行われています。

ラッシュ時を想定して導入された車両だったこともあり、最初から営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線への乗り入れは考慮されておらず、専ら小田急線内での使用を想定した車両でした。
2次車とは車内の見付が大きく異なり、試行錯誤とみられる要素が多く盛り込まれ、座席を折りたたんで使用することも可能でしたが、実際には運用されていません。
車内にはLEDスクロール式の案内表示装置が採用されており、小田急の通勤型車両では初採用となっています。

登場後には、座席を折りたたむ機構の撤去や、ドアの開口幅を縮小する改造が行われ、最終的にはノーマルドアの4両と組んだ8両で使われることが常態化しました。
2004年に6両への組み替えが行われ、1552Fの2両を足して1753Fとなっています。

編成表

クハ1551-デハ1501-デハ1601-クハ1651
※左側が新宿方

製造区分

クハ1551:1次車
デハ1501:1次車
デハ1601:1次車
クハ1651:1次車

製造所

クハ1551:東急車輛製造
デハ1501:東急車輛製造
デハ1601:東急車輛製造
クハ1651:東急車輛製造

竣功日

クハ1551:1991年3月13日
デハ1501:1991年3月13日
デハ1601:1991年3月13日
クハ1651:1991年3月13日

6両固定編成化・改番日

クハ1551:2004年6月30日
デハ1501:2004年6月30日
デハ1601:2004年6月30日
クハ1651:2004年6月30日

1551Fの写真

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