1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5065Fの概要

5000形の4両における最終編成で、唯一の5次車として増備されました。
5065Fが登場した1977年度は、6両の編成が増備を開始した年度でもあり、4両から6両に5000形の増備は移行していくこととなります。

車両の仕様は、5063F以降の編成と基本的には同様ですが、56芯ジャンパ連結器が省略され、スカートの形状が変化しました。
側窓の形状以外は、6両に近い仕様の編成となっており、5000形の過渡期を象徴する編成です。
5065Fは前面の車番に特徴があり、他の編成よりも間隔が開いていました。

リニューアルは1996年に行われ、車体の修繕を中心としつつ、内装のイメージが変更されました。
側窓の改造はリニューアルとは別に実施され、上段を下降式に変更し、下段は固定窓となっています。

優等列車の付属編成を中心に使われながら、支線や末端区間の各駅停車でも重宝されましたが、2011年に廃車となりました。
最後まで残る編成と噂されていましたが、5063Fよりも先の引退となっています。

編成表

クハ5065-デハ5015-デハ5115-クハ5165
※左側が新宿方

製造区分

クハ5065:5次車
デハ5015:5次車
デハ5115:5次車
クハ5165:5次車

製造所

クハ5065:日本車輌製造
デハ5015:日本車輌製造
デハ5115:日本車輌製造
クハ5165:日本車輌製造

竣功日

クハ5065:1977年11月10日
デハ5015:1977年11月10日
デハ5115:1977年11月10日
クハ5165:1977年11月10日

車体修理竣功日

クハ5065:1996年11月24日
デハ5015:1996年11月24日
デハ5115:1996年11月24日
クハ5165:1996年11月24日

廃車日

クハ5065:2011年10月19日
デハ5015:2011年10月19日
デハ5115:2011年10月19日
クハ5165:2011年10月19日

5065Fの写真

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