小田急の子育て応援キャラクターとして登場したもころんは、多くの方々に愛される存在となりつつあります。
2023年11月29日には、前面を中心に装飾が施されたもころん号が登場し、2024年5月頃までの運行が予定されていました。
運行終了後にどうなるのかが気になる状況でしたが、結果は全面装飾への変更で、今後は長きに渡って走行するものと思われます。
半年間の姿は何だったのかという点は気になりますが、行政等を含めた関係者の調整や、どれぐらい注目されるのかを確認するといったような、そんな時間だったのではないでしょうか。
最初から継続が予定されていたのかは不明ですが、少なくとも好評だから続けるという判断がされたのは間違いないのだと思います。
リニューアル後のもころん号はこのような姿となり、5000形の5055Fが引き続きこの大役を担います。
運転台にもころんが座っているのは変わりませんが、車体全体へと広がったラッピングは目立ち、前面のデザインも変更されました。
5000形は10両固定編成ですが、中間部となる5両を境に配色が変更されており、小田原方が夕空をイメージしたオレンジ系、新宿方が朝の空をイメージしたブルー系となっています。
私個人はブルー系のほうが好きですが、皆さまはどちらが好みでしょうか。
外装だけではなく、内装についてもパワーアップされており、車内の各所にもころんが配置されています。
ドアステッカーも特別仕様となっていますが、このあたりはもころん自体の周知拡大や、子供の指はさみ等を防止するために、他の車両にも広げてよいのではないかと思いました。
赤い1000形を除けば、小田急が全面ラッピングを行うのは、2012年から2013年にかけて運行されたF-TrainⅡ以来で、実に10年以上を経過してのことでした。
小田急には、2011年に登場したF-trainが東京都の条例に抵触し、早期に運行を終了したという過去があります。
これが全面ラッピングへの慎重姿勢に繋がった可能性は否めず、F-TrainⅡ以降に登場した装飾車両は、いずれも控えめなデザインが基本となっていました。
自社のキャラクターとはいえ、10年以上を経て全面ラッピングの車両が登場した意味は大きく、今後に向けて方針が変化しつつあることも感じます。
このような装飾車両は、広告としての効果が可視化しにくい面もあるため、費用対効果を見極めるのが難しいという難点もありますが、認知の拡大や話題化には強力な武器であり、もころん自体の認知度はさらに上がるものと思われます。
今後においては、沿線の観光地である箱根や江ノ島のPRや、えのすいに絡めた企画等も定常的に実施できると面白そうです。
他の鉄道会社では、全面ラッピングという手法が上手く活用されていますが、もころん号を契機に小田急でも定着するといったような、方針転換に繋がることはあるのでしょうか。
当面は今の姿で走るものと思われるため、当たるとラッキーな楽しい存在となりそうですね。
2023年11月29日には、前面を中心に装飾が施されたもころん号が登場し、2024年5月頃までの運行が予定されていました。
運行終了後にどうなるのかが気になる状況でしたが、結果は全面装飾への変更で、今後は長きに渡って走行するものと思われます。
全面ラッピングに変更されたもころん号
5月頃の運行終了が予定されていたもころん号は、そんな展開を予想していたというのが正直なところではあるものの、車体全体を装飾する仕様に変更し、引き続きもころん号として運行されることになりました。半年間の姿は何だったのかという点は気になりますが、行政等を含めた関係者の調整や、どれぐらい注目されるのかを確認するといったような、そんな時間だったのではないでしょうか。
最初から継続が予定されていたのかは不明ですが、少なくとも好評だから続けるという判断がされたのは間違いないのだと思います。
リニューアル後のもころん号はこのような姿となり、5000形の5055Fが引き続きこの大役を担います。
運転台にもころんが座っているのは変わりませんが、車体全体へと広がったラッピングは目立ち、前面のデザインも変更されました。
5000形は10両固定編成ですが、中間部となる5両を境に配色が変更されており、小田原方が夕空をイメージしたオレンジ系、新宿方が朝の空をイメージしたブルー系となっています。
私個人はブルー系のほうが好きですが、皆さまはどちらが好みでしょうか。
外装だけではなく、内装についてもパワーアップされており、車内の各所にもころんが配置されています。
ドアステッカーも特別仕様となっていますが、このあたりはもころん自体の周知拡大や、子供の指はさみ等を防止するために、他の車両にも広げてよいのではないかと思いました。
全面ラッピングから感じる小田急の方針転換
車体全体をラッピングすることに踏み切ったもころん号ですが、半年間の助走期間があったことを踏まえると、小田急が慎重な姿勢だったことがうかがえます。赤い1000形を除けば、小田急が全面ラッピングを行うのは、2012年から2013年にかけて運行されたF-TrainⅡ以来で、実に10年以上を経過してのことでした。
小田急には、2011年に登場したF-trainが東京都の条例に抵触し、早期に運行を終了したという過去があります。
これが全面ラッピングへの慎重姿勢に繋がった可能性は否めず、F-TrainⅡ以降に登場した装飾車両は、いずれも控えめなデザインが基本となっていました。
自社のキャラクターとはいえ、10年以上を経て全面ラッピングの車両が登場した意味は大きく、今後に向けて方針が変化しつつあることも感じます。
このような装飾車両は、広告としての効果が可視化しにくい面もあるため、費用対効果を見極めるのが難しいという難点もありますが、認知の拡大や話題化には強力な武器であり、もころん自体の認知度はさらに上がるものと思われます。
今後においては、沿線の観光地である箱根や江ノ島のPRや、えのすいに絡めた企画等も定常的に実施できると面白そうです。
他の鉄道会社では、全面ラッピングという手法が上手く活用されていますが、もころん号を契機に小田急でも定着するといったような、方針転換に繋がることはあるのでしょうか。
おわりに
全面ラッピングへとリニューアルされ、装いを新たに運行を再開したもころん号。当面は今の姿で走るものと思われるため、当たるとラッキーな楽しい存在となりそうですね。
コメント
コメント一覧 (19)
相鉄のそうにゃんトレインのように◯代目 もころん号という形で継続的に新デザインかつ華やかなもころん号が走ってもらいたいです
それに8000形が健在なうちに「オーキッド号」や「ポケット号」の復刻も見てみたいなと
さらに西武NRAの「レッドアロークラシック」やJR東日本 E653系 上沼垂色復刻みたいな歴代ロマンスカーの復刻ラッピングなんかもやって欲しいですね
あくまで現場の苦労を知らない外野の妄想ですが・・・
ワタシダ
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ワタシダ
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今の地金丸出し無塗装の軽金属車体は美しさがない。
ワタシダ
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アクリルの媒体が巾1.3m✕長さ50m巻のロール(18kg)でインクを塗布しながら乾燥も同時にやる必要があり、解像度にも依りますがいいとこ1分間に数センチしか進まないと思います
また塗布量も多いからインクカートリッジの交換も相当多いでしょう
もたもたしてるとアクリル材が熱を保ってフニャフニャになり、商品として使えませんし(つまり車両に貼ることができない)、絶えずヘッドの噴射ノズルの清掃と………
皆さんは完成した物だけ見ているのでその苦労が分からないでしょうね
ワタシダ
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がんばれ!もころん。これからも応援しとるよ。
ワタシダ
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東京メトロや都営地下鉄も銀座線用1000系や丸ノ内線用2000系の車体にフィルムを貼っとることを除けば車体全面に対してラッピングを行った編成は少なく、やはり東京都の条例に追従せざるを得ない傾向がありそうです(大阪メトロ御堂筋線みたく女性専用車両だけ全面ラッピングするのもアリやとは思うのですが…)。
ワタシダ
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ワタシダ
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