日常において新型コロナウイルスを意識することはほぼなくなり、元の生活に戻ったと感じる今日この頃ですが、小田急から2023年度の1日平均駅別乗降人員が発表されました。
完全には元に戻っていないものの、人々の移動は活発になっており、数値にも変化があると予想されます。
今回の記事では、2023年度と2022年度の数値を比較しつつ、どのような変化があったのかを確認してみたいと思います。
通勤や移動の需要が回復してきたことを実感しつつも、定期収入が回復しきっていないことから、テレワークがある程度は定着したといえるでしょう。
早速ですが、2023年度の乗降人員について、どのような変化があったのかを確認してみたいと思います。
以下は1日平均駅別乗降人員について、2022年度から2023年度への増減を実数値とし、多い順に並べたものです。
新宿:+28,870
代々木上原:+19,994
海老名:+9,245
登戸:+8,384
本厚木:+8,237
町田:+8,019
下北沢:+6,736
藤沢:+6,472
相模大野:+4,997
愛甲石田:+4,594
新百合ヶ丘:+4,290
経堂:+3,982
大和:+3,492
成城学園前:+3,225
湘南台:+3,186
向ヶ丘遊園:+2,900
祖師ヶ谷大蔵:+2,895
東海大学前:+2,747
小田原:+2,744
千歳船橋:+2,387
伊勢原:+2,292
鶴川:+2,286
小田急相模原:+2,129
生田:+2,104
参宮橋:+1,776
豪徳寺:+1,712
柿生:+1,652
狛江:+1,615
相武台前:+1,485
渋沢:+1,253
善行:+1,248
厚木:+1,244
喜多見:+1,196
鶴間:+1,143
玉川学園前:+1,124
梅ヶ丘:+1,079
読売ランド前:+1,054
南林間:+1,020
片瀬江ノ島:+955
高座渋谷:+916
秦野:+911
長後:+890
中央林間:+874
小田急多摩センター:+795
和泉多摩川:+771
座間:+747
東林間:+684
鶴巻温泉:+670
新松田:+664
六会日大前:+640
開成:+623
栗平:+608
藤沢本町:+565
東北沢:+513
世田谷代田:+502
鵠沼海岸:+498
はるひ野:+467
代々木八幡:+431
五月台:+423
本鵠沼:+409
百合ヶ丘:+400
桜ヶ丘:+337
黒川:+332
小田急永山:+326
富水:+308
南新宿:+287
唐木田:+248
螢田:+159
栢山:+98
足柄:-18
率ではなく実数値なので、母数が大きい駅ほど上位になりやすいといえますが、起点の新宿駅が大きく増えているのは、それだけ通勤の需要が戻ったという裏返しかもしれません。
2位となった代々木上原駅も気になりますが、3位に海老名駅が入っているのも印象的で、東急と相鉄が直通運転を開始した影響がどの程度あったのか、気になる結果となりました。
母数の影響を受けているとは思いますが、小田原線の末端区間や多摩線については、多くの駅が下位に並ぶ結果となっています。
足柄駅だけが減少する結果となっていますが、コロナ禍から回復した分が含まれていることを考慮すると、下位で増加している駅も本来は減少だったのかもしれません。
主要駅が並ぶ上位にあって目立つのが愛甲石田駅で、次に主要駅以外が出てくるのが祖師ヶ谷大蔵駅であることから、増加傾向が顕著といえそうです。
1年でそう大きく変わるものではありませんが、意外と細かい変化はあるものなので、2022年度と比較して上下がどれぐらいあったのか、その視点で見ていこうと思います。
以下は各駅の順位に対して、2022年度からの変動を加えたものです。
新宿:1位(0)
南新宿:69位(+1)
参宮橋:58位(+2)
代々木八幡:53位(-2)
代々木上原:2位(+1)
東北沢:65位(0)
下北沢:8位(0)
世田谷代田:61位(0)
梅ヶ丘:33位(0)
豪徳寺:40位(+1)
経堂:14位(0)
千歳船橋:19位(0)
祖師ヶ谷大蔵:22位(+1)
成城学園前:15位(0)
喜多見:36位(0)
狛江:25位(-1)
和泉多摩川:55位(+1)
登戸:5位(0)
向ヶ丘遊園:18位(0)
生田:26位(-1)
読売ランド前:34位(0)
百合ヶ丘:46位(-1)
新百合ヶ丘:10位(0)
柿生:31位(0)
鶴川:16位(0)
玉川学園前:27位(0)
町田:3位(-1)
相模大野:9位(0)
小田急相模原:20位(0)
相武台前:29位(0)
座間:52位(+1)
海老名:6位(0)
厚木:50位(2)
本厚木:7位(0)
愛甲石田:23位(+3)
伊勢原:21位(0)
鶴巻温泉:57位(0)
東海大学前:30位(0)
秦野:28位(0)
渋沢:43位(0)
新松田:48位(0)
開成:60位(-1)
栢山:66位(-1)
富水:67位(0)
螢田:68位(0)
足柄:70位(-1)
小田原:17位(0)
東林間:47位(0)
中央林間:12位(0)
南林間:35位(0)
鶴間:37位(0)
大和:11位(0)
桜ヶ丘:51位(-2)
高座渋谷:42位(0)
長後:32位(0)
湘南台:13位(0)
六会日大前:38位(0)
善行:41位(-1)
藤沢本町:45位(+1)
藤沢:4位(0)
本鵠沼:59位(-1)
鵠沼海岸:54位(0)
片瀬江ノ島:49位(+1)
五月台:63位(0)
栗平:44位(0)
黒川:64位(0)
はるひ野:62位(0)
小田急永山:39位(0)
小田急多摩センター:24位(-2)
唐木田:56位(-1)
順位を大きく上げたのは愛甲石田駅で、3の上昇幅は唯一となっています。
大きなトピックスとしては、代々木上原駅が2位へと上がり、町田駅が3位に動いており、珍しく上位陣の顔ぶれに変化がありました。
注目の最下位争いについては、南新宿駅に軍配が上がりました。
足柄駅が猛追し、2022年度は僅かに1人の差となっていましたが、南新宿駅が意地を見せて69位を奪還しています。
この両駅の関係はなかなか興味深く、今後の動向からも目が離せそうもありません。
順位を落としている駅についてはやや共通点があり、特定の時期に人口が一気に増えた駅が多く当てはまります。
定年による通勤需要の減少が発生しつつあるものと思われ、今後はどのように人の動きを活性化させていくかが焦点になりそうです。
2023年度から2024年度にかけては、コロナ禍からの反動による影響がほぼなくなりそうですが、どのような結果となるのでしょうか。
完全には元に戻っていないものの、人々の移動は活発になっており、数値にも変化があると予想されます。
今回の記事では、2023年度と2022年度の数値を比較しつつ、どのような変化があったのかを確認してみたいと思います。
2023年度の乗降人員はどう変化したのか
コロナ禍前ほどではないものの、2023年度になると電車が混んでいると感じる機会が多くなりました。通勤や移動の需要が回復してきたことを実感しつつも、定期収入が回復しきっていないことから、テレワークがある程度は定着したといえるでしょう。
早速ですが、2023年度の乗降人員について、どのような変化があったのかを確認してみたいと思います。
以下は1日平均駅別乗降人員について、2022年度から2023年度への増減を実数値とし、多い順に並べたものです。
新宿:+28,870
代々木上原:+19,994
海老名:+9,245
登戸:+8,384
本厚木:+8,237
町田:+8,019
下北沢:+6,736
藤沢:+6,472
相模大野:+4,997
愛甲石田:+4,594
新百合ヶ丘:+4,290
経堂:+3,982
大和:+3,492
成城学園前:+3,225
湘南台:+3,186
向ヶ丘遊園:+2,900
祖師ヶ谷大蔵:+2,895
東海大学前:+2,747
小田原:+2,744
千歳船橋:+2,387
伊勢原:+2,292
鶴川:+2,286
小田急相模原:+2,129
生田:+2,104
参宮橋:+1,776
豪徳寺:+1,712
柿生:+1,652
狛江:+1,615
相武台前:+1,485
渋沢:+1,253
善行:+1,248
厚木:+1,244
喜多見:+1,196
鶴間:+1,143
玉川学園前:+1,124
梅ヶ丘:+1,079
読売ランド前:+1,054
南林間:+1,020
片瀬江ノ島:+955
高座渋谷:+916
秦野:+911
長後:+890
中央林間:+874
小田急多摩センター:+795
和泉多摩川:+771
座間:+747
東林間:+684
鶴巻温泉:+670
新松田:+664
六会日大前:+640
開成:+623
栗平:+608
藤沢本町:+565
東北沢:+513
世田谷代田:+502
鵠沼海岸:+498
はるひ野:+467
代々木八幡:+431
五月台:+423
本鵠沼:+409
百合ヶ丘:+400
桜ヶ丘:+337
黒川:+332
小田急永山:+326
富水:+308
南新宿:+287
唐木田:+248
螢田:+159
栢山:+98
足柄:-18
率ではなく実数値なので、母数が大きい駅ほど上位になりやすいといえますが、起点の新宿駅が大きく増えているのは、それだけ通勤の需要が戻ったという裏返しかもしれません。
2位となった代々木上原駅も気になりますが、3位に海老名駅が入っているのも印象的で、東急と相鉄が直通運転を開始した影響がどの程度あったのか、気になる結果となりました。
母数の影響を受けているとは思いますが、小田原線の末端区間や多摩線については、多くの駅が下位に並ぶ結果となっています。
足柄駅だけが減少する結果となっていますが、コロナ禍から回復した分が含まれていることを考慮すると、下位で増加している駅も本来は減少だったのかもしれません。
主要駅が並ぶ上位にあって目立つのが愛甲石田駅で、次に主要駅以外が出てくるのが祖師ヶ谷大蔵駅であることから、増加傾向が顕著といえそうです。
乗降人員の順位変動はどうなっているのか
乗降人員といえば、小田急全体での順位変動についても気になる部分です。1年でそう大きく変わるものではありませんが、意外と細かい変化はあるものなので、2022年度と比較して上下がどれぐらいあったのか、その視点で見ていこうと思います。
以下は各駅の順位に対して、2022年度からの変動を加えたものです。
新宿:1位(0)
南新宿:69位(+1)
参宮橋:58位(+2)
代々木八幡:53位(-2)
代々木上原:2位(+1)
東北沢:65位(0)
下北沢:8位(0)
世田谷代田:61位(0)
梅ヶ丘:33位(0)
豪徳寺:40位(+1)
経堂:14位(0)
千歳船橋:19位(0)
祖師ヶ谷大蔵:22位(+1)
成城学園前:15位(0)
喜多見:36位(0)
狛江:25位(-1)
和泉多摩川:55位(+1)
登戸:5位(0)
向ヶ丘遊園:18位(0)
生田:26位(-1)
読売ランド前:34位(0)
百合ヶ丘:46位(-1)
新百合ヶ丘:10位(0)
柿生:31位(0)
鶴川:16位(0)
玉川学園前:27位(0)
町田:3位(-1)
相模大野:9位(0)
小田急相模原:20位(0)
相武台前:29位(0)
座間:52位(+1)
海老名:6位(0)
厚木:50位(2)
本厚木:7位(0)
愛甲石田:23位(+3)
伊勢原:21位(0)
鶴巻温泉:57位(0)
東海大学前:30位(0)
秦野:28位(0)
渋沢:43位(0)
新松田:48位(0)
開成:60位(-1)
栢山:66位(-1)
富水:67位(0)
螢田:68位(0)
足柄:70位(-1)
小田原:17位(0)
東林間:47位(0)
中央林間:12位(0)
南林間:35位(0)
鶴間:37位(0)
大和:11位(0)
桜ヶ丘:51位(-2)
高座渋谷:42位(0)
長後:32位(0)
湘南台:13位(0)
六会日大前:38位(0)
善行:41位(-1)
藤沢本町:45位(+1)
藤沢:4位(0)
本鵠沼:59位(-1)
鵠沼海岸:54位(0)
片瀬江ノ島:49位(+1)
五月台:63位(0)
栗平:44位(0)
黒川:64位(0)
はるひ野:62位(0)
小田急永山:39位(0)
小田急多摩センター:24位(-2)
唐木田:56位(-1)
順位を大きく上げたのは愛甲石田駅で、3の上昇幅は唯一となっています。
大きなトピックスとしては、代々木上原駅が2位へと上がり、町田駅が3位に動いており、珍しく上位陣の顔ぶれに変化がありました。
注目の最下位争いについては、南新宿駅に軍配が上がりました。
足柄駅が猛追し、2022年度は僅かに1人の差となっていましたが、南新宿駅が意地を見せて69位を奪還しています。
この両駅の関係はなかなか興味深く、今後の動向からも目が離せそうもありません。
順位を落としている駅についてはやや共通点があり、特定の時期に人口が一気に増えた駅が多く当てはまります。
定年による通勤需要の減少が発生しつつあるものと思われ、今後はどのように人の動きを活性化させていくかが焦点になりそうです。
おわりに
ある程度利用状況が回復し、最近はインバウンドも目立っている小田急。2023年度から2024年度にかけては、コロナ禍からの反動による影響がほぼなくなりそうですが、どのような結果となるのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (2)
再開発で魅力を高めないと世間の小田急線離れはますます進むことでしょう。
ワタシダ
がしました
海老名の増加の要因としては本厚木以西の乗降人員回復というのが大きいと考えます。実際に通学で乗車していますがこの1年間で混雑がました印象です。また小田急アプリ内の表記も紫色や赤色が目立ちます。(海老名→本厚木間を中心に)それもあってか7時台のダイヤが改善されています。
町田の伸びが少ないのは相鉄新横浜線の開業というのもあるのかもしれないですね。今後町田は再開発が控えてますから順位がまた上がることはあり得るかと思います。
この1年間で夕方下りはほぼ毎日遅延があります。乗降人員も想定かそれ以上に回復していると思われるのでダイヤの改善をお願いしたいところです。。
ワタシダ
がしました