外見には大きな違いがないものの、小田急では新江ノ島水族館の広告でジャックされた「くらげとれいん」を運行中です。
乗車した際の車内はなかなかのインパクトであり、ちょっとしたお楽しみ電車となっています。

まもなく運行を終了する予定というタイミングですが、対象となっている編成や探し方、どんな車両なのかを紹介したいと思います。

2編成で運行される「くらげとれいん」

2024年の7月1日から31日まで、小田急ではくらげとれいんを運行しています。
記事を公開する時点で運行終了まで1週間を切っておりますが、なかなかきちんとした写真が撮れず紹介が遅くなってしまいました。

くらげとれいんは新江ノ島水族館の広告でジャックされた電車で、11月4日まで開催されている「“えのすい”のくらげ展」に合わせたもののようです。
車内が新江ノ島水族館の広告だけになり、くらげの写真や解説で埋め尽くされています。

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最大の特徴はドアにあり、窓ガラスの角では沢山のくらげが泳いでいます。
なかなか凝った仕様になっており、青空を背景にした状態になると、まるで海の中を泳いでいるような姿になるほか、時間帯や場所によって様々な姿を見せてくれるようです。

くらげとれいんは10両編成が2本走っており、小田急線内の全線でその姿を見ることができます。
さらに、9号車は「9ラゲ号車」となっている等、乗客を楽しませる工夫もされており、このために10両を使っているのではないかと勘ぐってしまいました。

「くらげとれいん」の探し方

運行終了まで1週間を切ったくらげとれいんですが、探しているとなかなか出会わないというのがお決まりのパターンであり、私も乗車する機会こそ数回はあったものの、ドアの写真が撮りやすい条件にはなかなかなりませんでした。
確実なこととしては、江ノ島線の藤沢から片瀬江ノ島にかけてはほぼ入線しないことぐらいで、あとは全線のどこを走っているか分からない状態です。

くらげとれいんとなっているのは3000形の2本で、3091Fと3095Fの編成が該当します。
急行や快速急行の運用が主体ではありますが、各駅停車として運行する場合もあるため、そうなると新宿から本厚木までの区間を行ったり来たりする状態となります。

偶然出会うという喜びを捨てることにはなりますが、3091Fと3095Fという編成が使われている当日の運用を調べ、走行する場所を事前に確認することも可能です。
例えば、E61という運用に入っていることさえ確認できれば、どの列車に充当されるのかはある程度調べられるため、それに合わせて行動をすればよいことになります。
どの運用に入っているかは、インターネット上で検索すれば出てくると思うので、最終手段としてご活用下さい。

おわりに

1ヶ月という運行期間がもったいないと感じるぐらい、ドアの窓ガラスを泳ぐくらげが素敵なくらげとれいん。
広告をジャックしている電車であるため、充当されている列車の確認を含め、小田急への問い合わせはしないようにして下さい。