駅周辺の再整備に合わせ、拡幅と線形変更に向けての準備が進められてきた小田急の鶴川1号踏切。
工事の進展に伴い、線形変更後の状態に切り替えが行われ、拡幅自体は完了となりました。

比較的地味な変化ではありますが、拡幅後の状態を確認してみたいと思います。

拡幅完了後の鶴川1号踏切

鶴川駅を小田原方面に出てすぐの場所にあり、比較的人の往来が多い鶴川1号踏切では、再整備に合わせて拡幅工事が進められてきました。
幅が狭いため、踏切内で車がすれ違うことはできず、線路に対して斜めになっているという問題もあり、南口へのアクセス道路が整備されることに合わせ、拡幅と線形変更を行うことになったものです。



南口側の道路整備に先行して工事が進められてきた鶴川1号踏切ですが、新しい警報柱の設置が確認される等、切り替えが迫っていることは分かる状況でした。
そして、2024年7月26日の終電後に切り替えが行われ、拡幅と線形変更が完了した状態となりました。

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切り替え後の様子はこのようになっており、まだまだ仮設の構造物は多いものの、拡幅された状態となっていることが分かります。
新しい警報柱にはオーバーハング型踏切警報灯が取り付けられ、視認性の向上も図られました。

変化が大きい下り線側の状態

今回の切り替えは、下り線側を中心とした変更となっており、全体的に新宿寄りへと移動した状態になっています。
元の状態では小田原寄りに設置されていた遮断機は、今回の変更で新宿寄りに変わっており、上り線側と同じ向きになりました。

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上り線側から見るとこのようになっており、写真の右側には使われなくなった遮断機が残っています。
道路はそのままの状態となっているため、導流帯による表示が追加されました。

工事自体はまだ終わっておらず、今後は柵の設置等が進められるものと思われますが、詳細については不明です。
ある程度工事が進んだと思われる頃に、再度訪ねて確認してみたいと思います。

おわりに

工事の進展により、狭くて斜めという状態がひとまず解消した鶴川1号踏切。
今後は仕上げが進められるものと思われますが、最終的にはどのような姿となるのでしょうか。