ホームドアの整備が進んでいるとはいえなかった小田急ですが、2024年度からは設置のペースが上がりつつある状況となってきました。
2024年度は4駅での設置予定が発表されていますが、主要駅ばかりということもあり、待避線も含めた設置番線自体が多い年となりそうです。

そんな中、設置対象駅となっている相模大野では、下りホームでの使用が開始される等、整備が進みつつあります。

ホームドアの整備が進む相模大野駅

ホームドアの整備を進める小田急では、2024年度に4駅での設置を計画しており、相模大野、海老名、中央林間、大和が対象となっています。
準備工事が進められていた相模大野駅では、ホームドア本体の設置が進められ、全てのホームに取り付けられた状態となりました。

各ホームにホームドアが設置されたのは、以下の日における終電後となります。

1番ホーム:4月6日
2番ホーム:3月30日
3番ホーム:6月29日
4番ホーム:7月6日

最初に下りホームへの設置を行い、約3ヶ月後に上りホームに設置する流れとなりました。
本線側から設置を行い、1週間後に待避線側に設置をするパターンとなっています。

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下りホームについては既に使用が開始されており、2024年6月13日の始発列車から稼働している状況です。
上りホームへの設置よりも早い段階で、下りホームの使用を開始した状況となっています。

一部だけが未設置となっている上りホーム

使用を開始した下りホームに対して、上りホームは記事を公開した時点で稼働していない状況です。
現在は使用開始に向けた調整等、準備が進められているものと思われますが、気になる点もあります。
下りホームの設置から使用開始までの期間から考えると、9月の中旬頃に使用を開始することになりそうですが、不確定要素があるのです。

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使用を開始している下りホームから、設置だけが済んだ上りホームを見た状態です。
ドアが開いたままという光景は、使用開始前におけるお決まりのパターンですが、よく見ると待合室付近にやたらと間隔が空いている箇所があります。

特急停車駅のホームドアは、ロマンスカーの扉位置に対応した特殊なものが設置されていますが、3番ホームの間隔が空いている箇所は該当せず、この部分だけ筐体自体が設置されていない状況となっています。
理由は定かではありませんが、何らかの事情により設置ができなかったものと思われ、仕様の誤りや破損等、何らかのトラブルがあったのでしょう。
記事を公開する時点でも設置されていないことから、使用開始のスケジュールに影響があるのかも含め、今後の動向が気になるところです。

おわりに

ホームドアの設置が本格化し、まずは主要駅での整備が進められる小田急。
ドアの筐体が抜けている3番ホームの状況が気になりますが、今後どのような動きとなるのでしょうか。