通勤型車両の決定版として登場しながらも、8両編成が9本だけ増備されて終わった小田急の2000形。
1000形のワイドドア車を改良し、機器のアップデートを図った車両でしたが、時代や状況の変化に翻弄される形式でした。
現在も全車両が現役ながら、搭載する機器では最古参となりつつある2000形は、8000形の次に置き換え対象となってしまうのでしょうか。
分割併合を考慮しない8両固定編成となったことで、従来車との互換性を考慮しなくてよくなったため、通勤型車両では初めて電気指令式ブレーキを採用する等、地味ながら小田急における転換点となった車両です。
元々は営団地下鉄(現在の東京メトロ)の千代田線に乗り入れることや、主力車両としての増備が想定されていたようですが、複々線化の遅れや世の中の変化に翻弄され、最終的には8両ばかりが9本という陣容になっています。
1000形に続いて3000形のリニューアルが始まっているため、2000形については対象外とされた可能性が高く、引退まで現在の状態で使われるとみられます。
小田急では、現在8000形の置き換えが進められていますが、2000形についても今後が気になる形式です。
なぜかというと、残っている8000形と1000形はリニューアルを受けているため、2000形は通勤型車両で最も古い機器を搭載する車両となっており、内装等にもそれなりに痛みが散見されるようになっています。
各駅停車を中心とした活躍とはいえ、初期車の車齢は30年を超えようとしており、引退の時期は確実に迫りつつあるといえそうです。
小田急らしく手入れはされていますが、乗車するとさすがにくたびれている印象を受け、他の車両との差も目立つようになってきました。
現状を踏まえると、8000形の次に置き換えられるのは2000形である可能性が高いといえますが、そもそも次なのかという点が気になります。
前述したとおり、搭載する機器の面では最古参の部類となっているほか、2000形独自のものも多いことから、やや異端車となってきているのです。
8000形は西武への譲渡が予定されており、ある程度まで廃車は進むと考えられますが、途中から少しだけ2000形の置き換えが並行する可能性もあります。
一部の編成を廃車すれば、取り外した機器を予備品とすることができるほか、検査期限の関係でも効率がよくなるためです。
このような前提を考慮した場合、意外に早く廃車が始まる恐れもあるため、落ち着いている今のうちに注目していきたいなと思いました。
このまま引退まで走りきることになりそうですが、現役でいられる期間は思っているほど長くないかもしれませんね。
1000形のワイドドア車を改良し、機器のアップデートを図った車両でしたが、時代や状況の変化に翻弄される形式でした。
現在も全車両が現役ながら、搭載する機器では最古参となりつつある2000形は、8000形の次に置き換え対象となってしまうのでしょうか。
小田急の中では搭載する機器が古い2000形
小田急初のステンレス車体となった1000形の後継として、2000形は1995年に営業運転を開始しました。分割併合を考慮しない8両固定編成となったことで、従来車との互換性を考慮しなくてよくなったため、通勤型車両では初めて電気指令式ブレーキを採用する等、地味ながら小田急における転換点となった車両です。
元々は営団地下鉄(現在の東京メトロ)の千代田線に乗り入れることや、主力車両としての増備が想定されていたようですが、複々線化の遅れや世の中の変化に翻弄され、最終的には8両ばかりが9本という陣容になっています。
1000形に続いて3000形のリニューアルが始まっているため、2000形については対象外とされた可能性が高く、引退まで現在の状態で使われるとみられます。
小田急では、現在8000形の置き換えが進められていますが、2000形についても今後が気になる形式です。
なぜかというと、残っている8000形と1000形はリニューアルを受けているため、2000形は通勤型車両で最も古い機器を搭載する車両となっており、内装等にもそれなりに痛みが散見されるようになっています。
各駅停車を中心とした活躍とはいえ、初期車の車齢は30年を超えようとしており、引退の時期は確実に迫りつつあるといえそうです。
2000形の置き換えについて考える
オールステンレスの車体を採用しているとはいえ、リニューアルをしていない2000形は痛みが目立ち始めています。小田急らしく手入れはされていますが、乗車するとさすがにくたびれている印象を受け、他の車両との差も目立つようになってきました。
現状を踏まえると、8000形の次に置き換えられるのは2000形である可能性が高いといえますが、そもそも次なのかという点が気になります。
前述したとおり、搭載する機器の面では最古参の部類となっているほか、2000形独自のものも多いことから、やや異端車となってきているのです。
8000形は西武への譲渡が予定されており、ある程度まで廃車は進むと考えられますが、途中から少しだけ2000形の置き換えが並行する可能性もあります。
一部の編成を廃車すれば、取り外した機器を予備品とすることができるほか、検査期限の関係でも効率がよくなるためです。
このような前提を考慮した場合、意外に早く廃車が始まる恐れもあるため、落ち着いている今のうちに注目していきたいなと思いました。
おわりに
ひたすら各駅停車として走り、小田急線内ではあまり目立たない存在となっている2000形。このまま引退まで走りきることになりそうですが、現役でいられる期間は思っているほど長くないかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (16)
ワタシダ
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お隣みたいに全駅が10両対応ホームにならないかなあ。
そうすれば、江ノ島線や小田原線の末端区間でも運用出来ますからね。
あと1000形の4両は、登山線用に必要ですから、引退時に代替が必要ですね。
ワタシダ
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2000をどう置き換えるのか、というところも興味深いところではあります。
ワタシダ
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ワンマン対応したらさらに活躍することになってしまうので見てみたい気もしますが...
ワタシダ
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2000形と3000形8両編成はおそらく多摩線の上溝延伸まで使われつつ、運命を共にするのではないかと予想しています。
ワタシダ
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製造年次が古い2051-53Fと、機器が古い(1995年登場の2600VVVF編成の機器を転用)の2054Fをどうするのかから始まると思います。
代替をどうするのか。5000X10ならば運用の効率性のメリットはあっても、2000X9で18両、3000の8両編成も10両代替ならばさらに16両の車両増になり、近年の車両削減と反対の方向になります。
今後の需要見通しの中で考えていくのでしょうけど。
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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乗務員訓練の面でも、早いうちに置き換えたいのが本音でしょう。
ワタシダ
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ただ、いざ2000形の置き換え時が始まるとなると最初に増備された3編成と3次車の6編成では経年にばらつきがあるので、それも考えると編成単位で廃車というよりは旧5000形6両で4両化された編成みたく編成短縮の上小田原線末端部や江ノ島線を中心とした運用に転用するという選択肢も考えられそうです。
他にも8000形の流れから西武に譲渡するという大穴(他社譲渡なら西武に限りませんが)もありますが、果たして2000形を取り巻く状況は今後如何に…?
ワタシダ
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(所属車両数が増になることが少々気になりますが。)
徐々にダイヤ改正や年度途中で過去にもあったようにB運用をE運用として10両化していくのでしょうか?
ワタシダ
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ワタシダ
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