東京メトロの千代田線やJR東海の御殿場線にも乗り入れ、文字どおりマルチな活躍をしている小田急の60000形(MSE)。
30000形(EXE)に続き、4両と6両を繋いだ10両で走れるロマンスカーであり、現代においては多数派の構成となっています。
そんなMSEですが、最初の編成が小田急に入線してから既に17年が経過しました。
リニューアルを行うような時期が近付きつつありますが、現状においてはそれが難しく、今後の動向が気になる車両です。
これは複数の形式を断続的に置き換えた影響とみられ、在籍両数の割に増備期間が長くなりました。
年度単位で増備された編成をまとめると、以下のようになります。
【2007年度】
・60051F
・60251F
・60252F
【2009年度】
・60253F
【2011年度】
・60052F
・60254F
【2015年度】
・60053F
・60255F
42両を8年もかけて増備しており、特に2015年度の10両が目立ちます。
2016年度から30000形のリニューアルを開始するにあたり、予備となる編成を確保したかったものと思われ、この増備によるロマンスカーの廃車はありませんでした。
初期の編成が約17年なのに対して、最新の編成はまだ9年ほどであり、リニューアルをするとした場合の時期は悩ましいものがあります。
まだ30000形がリニューアルされたばかりとはいえ、7000形(LSE)が登場から約16年で更新を開始したことを踏まえれば、MSEもそれなりの年数が経過したことを実感します。
30000形は登場から20年程度でリニューアルを開始しており、意外にもMSEにはあと数年でその時期となる編成があります。
このような時期であることを踏まえると、MSEのリニューアルが始まってもおかしくないように感じますが、そう簡単にはいきません。
50000形(VSE)の引退により、ロマンスカーは本数に余裕があるとはいえない状況であり、リニューアルのために離脱させるのが難しい状況です。
30000形をリニューアルした際にMSEを増備したように、抜ける穴を埋める車両が必要になりますが、新型ロマンスカーの登場時期を踏まえると、短期的には動きがないとみられます。
輸送力を落とす前提であれば、4両の編成を単独で使用する運用を設定すれば可能ですが、そこまでするかどうかは気になるところです。
現在も未更新の30000形が走っていることを踏まえれば、MSEはまだ綺麗な状態だといえますが、座席にコンセントがないといった課題もあり、陳腐化はしつつある状況です。
新型ロマンスカーが登場する頃には、車齢が20年程度になる編成もあるため、リニューアルをせずに置き換える可能性もあります。
他社への乗り入れにも使われており、調整が大変な車両でもありますが、更新時期を迎えるにあたってどのような対応となるのでしょうか。
MSEがどのような展開となるのかは分かりませんが、新型ロマンスカーとの関係についても、今後の動きが気になる形式といえそうです。
30000形(EXE)に続き、4両と6両を繋いだ10両で走れるロマンスカーであり、現代においては多数派の構成となっています。
そんなMSEですが、最初の編成が小田急に入線してから既に17年が経過しました。
リニューアルを行うような時期が近付きつつありますが、現状においてはそれが難しく、今後の動向が気になる車両です。
増備時期に差があるMSEの各編成
合計42両が在籍するMSEですが、小田急のロマンスカーとしては珍しく、増備された時期は編成によって異なります。これは複数の形式を断続的に置き換えた影響とみられ、在籍両数の割に増備期間が長くなりました。
年度単位で増備された編成をまとめると、以下のようになります。
【2007年度】
・60051F
・60251F
・60252F
【2009年度】
・60253F
【2011年度】
・60052F
・60254F
【2015年度】
・60053F
・60255F
42両を8年もかけて増備しており、特に2015年度の10両が目立ちます。
2016年度から30000形のリニューアルを開始するにあたり、予備となる編成を確保したかったものと思われ、この増備によるロマンスカーの廃車はありませんでした。
リニューアルが現状は困難な事情
増備期間が両数の割に長かったため、MSEは編成によって経年に差がある状態となりました。初期の編成が約17年なのに対して、最新の編成はまだ9年ほどであり、リニューアルをするとした場合の時期は悩ましいものがあります。
まだ30000形がリニューアルされたばかりとはいえ、7000形(LSE)が登場から約16年で更新を開始したことを踏まえれば、MSEもそれなりの年数が経過したことを実感します。
30000形は登場から20年程度でリニューアルを開始しており、意外にもMSEにはあと数年でその時期となる編成があります。
このような時期であることを踏まえると、MSEのリニューアルが始まってもおかしくないように感じますが、そう簡単にはいきません。
50000形(VSE)の引退により、ロマンスカーは本数に余裕があるとはいえない状況であり、リニューアルのために離脱させるのが難しい状況です。
30000形をリニューアルした際にMSEを増備したように、抜ける穴を埋める車両が必要になりますが、新型ロマンスカーの登場時期を踏まえると、短期的には動きがないとみられます。
輸送力を落とす前提であれば、4両の編成を単独で使用する運用を設定すれば可能ですが、そこまでするかどうかは気になるところです。
現在も未更新の30000形が走っていることを踏まえれば、MSEはまだ綺麗な状態だといえますが、座席にコンセントがないといった課題もあり、陳腐化はしつつある状況です。
新型ロマンスカーが登場する頃には、車齢が20年程度になる編成もあるため、リニューアルをせずに置き換える可能性もあります。
他社への乗り入れにも使われており、調整が大変な車両でもありますが、更新時期を迎えるにあたってどのような対応となるのでしょうか。
おわりに
昔の車両に比べて、車体や内装の造りがよくなったこともあってか、ロマンスカーが大規模に手を入れずに走れる期間は長くなりました。MSEがどのような展開となるのかは分かりませんが、新型ロマンスカーとの関係についても、今後の動きが気になる形式といえそうです。
コメント
コメント一覧 (9)
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仮にMSEをリニューアルするとした場合、どのタイミングで実施されるのかも気になるところでEXEのように一部を残して中断となるのか、それとも全編成同じタイミングでリニューアルされるのか、今の段階ではなかなか先が読みにくいところですね。
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30000の後継なら尚更地下鉄や御殿場線にも対応させるのが自然かなと思いますし
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