小田原線から多摩線が分岐し、3面6線の大規模な配線となっている小田急の新百合ヶ丘駅。
開業以降に階段等を増設してきた経緯があり、ホームの床面スペースが減ってしまったのが泣きどころで、混雑時には利用者の滞留が発生しやすい状況となっています。

そんな新百合ヶ丘駅のホームですが、以前は売店が営業していました。
時代の流れで閉店してしまっていましたが、そのままとなっていたスペースで工事が始まっています。

下りホームの旧売店スペースで始まった工事

昔は多くの駅にあった売店ですが、コンビニの台頭等により減少を続けています。
小田急も例外ではなく、かつては小田原線の下りホームと上りホームで営業していましたが、下りホームについては閉店、上りホームもセブンイレブンへの転換を経て閉店し、ホーム上から売店がなくなりました。

下りホームの旧売店スペースについては、閉店後もかつての姿を残していましたが、その場所で工事が行われています。

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売店の名残は完全になくなってしまい、階段下の部分では金属の骨組みが構築されています。
工事用の仮囲いがやや広めに設置されているので、その範囲内で何かを造るのでしょうか。

上りホームとは異なる工事の状況

閉店後もそのままになっていた下りホームとは異なり、上りホームは自動販売機を設置するスペースとして活用されています。
セブンイレブン時代に使っていた構造物も活かされており、有効利用されている状態です。

下りホームについては状況が異なり、売店時代の構造物は撤去され、何かを新たに造っています。
順当に考えれば、上りホームと同様に自動販売機を置くといったことや、業務用の施設を設置するということになりそうですが、それだけのためにわざわざここまでするのかといえば、少し疑問に思わなくもありません。
何らかの販売スペースができたりすると面白そうですが、いったい何が誕生するのでしょうね。

おわりに

昔は電車に乗る前に売店へと立ち寄り、ちょっとしたものを買うことが多かったのを思い出します。
今のように駅前にコンビニがなかったこともあり、頻繁に利用する小規模商店でしたが、いつの間にか私自身も利用頻度が減っていきました。