2022年のダイヤ改正以降、急行の全列車が停車するようになり、一部の列車が通過するというややこしい状態が解消された小田急の経堂駅。
複々線区間内では最も駅構内の規模が大きく、上りに通過線を設けた2面5線の配線を備えています。

そんな経堂駅ですが、修繕工事を行っているとみられる動きがあり、足場が組まれ始めました。

ホームの壁寄りで組まれ始めた足場

複々線化に合わせて高架化された経堂駅ですが、最近になって壁寄りで足場が組まれ始めています。
まだ全体に設置された状態ではありませんが、今後広がっていくのでしょうか。

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足場が組まれた部分はこのような状態で、パネルを外して中の鉄骨にさび止めを塗っていました。
撮影時点においては、パネルがない部分には足場が組まれておらず、これ以上は広げずにパネル部分だけの修繕を行う可能性もありそうです。

電車を営業しながらの作業は大変そうで、足場もかなり狭いスペースに設置され、作業時は梯子で上り下りをするものと思われます。
作業は夜中に限られるのでしょうから、それなりに時間もかかりそうです。

高架化から20年以上が経過した経堂駅

かつては地上にあった経堂駅ですが、一部が高架化されたのは1998年のことで、既に20年以上が経過しています。
もうそんなに経ってしまったのかいうのが感想ですが、既に地上時代を知らない世代も増えており、時の流れの早さを感じます。

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高架化は順次進められたので、完成時期は一部が高架化されたタイミングより後になりますが、それでもかなりの期間が経過しています。
当然のことながら、それなりに痛みや汚れも散見されるようになってきており、ガラスの汚れはやや目立ってきました。

今回の修繕がどのレベルまで行われるのかは分かりませんが、高架駅はメンテナンスも地上よりは大変そうで、今後はそういった部分とも小田急は向き合っていく苦労がありそうです。

おわりに

複々線化が行われてから時間が経過し、今後は様々なメンテナンスが必要になりそうな小田急。
電車を走らせながら維持や管理をしていくのは、素人が想像する以上に大変なことなのでしょうね。