終端部側を中心に工事が本格化し、着工前とは別の駅のような状態に変化した小田急の新宿駅。
2025年の春に新宿ミロードが閉館すると、小田原方にも工事の範囲が広がっていくものと思われます。

変化が激しい新宿駅ですが、2024年10月の状態を記録すべく、地上ホームを歩いてみました。

仮設の屋根が目立つ終端部側

小田急百貨店新宿店本館と繋がっていた西口は、新宿駅の終端部側に位置しています。
建物の解体と関係するため、ロマンスカーカフェ等の店舗が閉店するといった事象もあり、早くから工事の影響を受けていました。

従来の天井は撤去され、2024年は仮設の屋根を設置する工事が進行しており、上下の空間はかなり狭くなっています。
既に広範囲に渡って仮設の屋根に覆われており、場所によっては元々の状態が分かりにくくなってきました。

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4番ホームと5番ホームはこのような状態となり、案内等も仮設のやわらかいものに変えられている状態です。
ホーム上にも一部に仮囲いが設置され、全体的に通路は狭くなってしまいましたが、こればかりは工事中なので仕方がないことなのでしょう。

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場所を移り、2番ホームと3番ホームの状態を見ています。
発車案内も仮設の屋根から吊るされるようになり、かなり低い位置に設置された状態となりました。

エアコンについても仮設のものが使われていますが、後々壁を解体した後には、どのような対応となるのでしょうか。
仮設の屋根はホーム全体を覆っているため、引き続き使うのだとは思いますが、今までよりは暑く感じたりするのかもしれません。

比較的元の状態を残す小田原方

変化が大きい終端部側に対して、南口がある小田原方の変化は限定的となっています。
新宿ミロードもまだ営業しており、工事の本格化は閉館後ということになるのでしょう。

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ホームの中央に来ると、まだ仮設の屋根は完成しておらず、従来からの構造物が見えています。
既に鉄骨は組まれ始めているため、屋根が設置される日は遠くなさそうです。

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南口に続く階段を超え、さらに小田原方まで進むと、比較的懐かしい新宿駅の姿が残っていました。
この辺りは建物の解体による影響を直接は受けないと思いますが、完全にそのままになるとも限らず、何らかの変化が今後生じるかもしれませんね。

おわりに

工事の進展に伴い、終端部側から変化が広がっていく新宿駅。
2025年はさらに影響が色濃く出てくるのでしょうから、今後も定期的に見ていきたいと思います。