小田急の江ノ島線と東急の田園都市線が接続し、乗り換え客で賑わっている中央林間駅。
待避線はないながらも、小田急は快速急行も停車する主要駅であり、昔に比べて存在感のある駅となりました。

そんな小田急の中央林間駅では、現在ホームドアの整備が進められており、激しい変化が続いている状況となっています。

ホームドアの整備が進む中央林間駅

元々はホームドアの設置計画がなかった中央林間駅ですが、後に対象駅として追加され、結果的に他駅よりも先行することとなりました。
これまで設置が行われた駅は、比較的ホーム自体が新しいという共通点がありましたが、中央林間は盛土式の部分がある初のケースであり、今後に繋がる設置駅ということになりそうです。

中央林間駅への設置は、下りホームが11月2日、上りホームが11月9日の終電後に行われました。
現在はまだ稼働していない状態となっていますが、今後運用開始に向けた準備等が行われるものと思われます。
上下線への設置が他駅よりも先行していますが、使用開始も先になるのでしょうか。

設置の苦労が見えるホームドア

江ノ島線内を訪問する機会があったので、設置から間もないホームドアの様子を確認してきました。
ホームドアがあると雰囲気がかなり変わる印象で、既に私の知る中央林間駅ではなくなっています。

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上りホームから撮影すると、こんな状態となっています。
可動前のため、まだドアは開いたままの状態となっており、監視役の方が配置されていました。

盛土式となる部分は、ホームの上部を除去し、そこに補強をしているような造りとなっています。
全部除去してしまえばよいのにと素人は思いますが、それはそれで大変なのでしょうね。
このようなタイプのホームは様々な駅にあるため、今後はこういった工法を駆使して設置が進められるものと思われます。

おわりに

昔ながらのホームに対して、ついにホームドアが設置された中央林間駅。
盛土式は設置の準備をするだけで大変そうですが、今後はこういった駅ばかりという状況になっていきそうです。