待避線を備えた高架駅で、相鉄本線との乗り換えも可能な小田急の大和駅。
江ノ島線内を走る全ての列車種別が停車する駅となっており、緩急接続も行われています。

そんな大和駅では、2024年度にホームドアの使用を開始予定で、徐々に筐体の設置が進んできました。

ホームドアの整備が進められる大和駅

ホームドアの設置が本格化する小田急ですが、2024年度は江ノ島線内にも動きが出てきました。
中央林間、大和、藤沢の3駅が江ノ島線内の設置対象駅ですが、藤沢を除く2駅については2024年度中の使用開始が予定されています。

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高架駅となる大和駅では、下りホームにのみホームドアの設置が済んでいます。
10月12日に2番ホーム、10月19日に1番ホームで終電後に設置が行われ、上りホームについては他駅の設置が先行し、現在のところはまだ未設置の状態です。

大和駅は特急停車駅となっているため、ホームドアはロマンスカーに対応したものが使われます。
大きく開いた部分が存在することもあり、稼働開始までは監視をする方も神経を使うことでしょう。

使用開始は2025年に入ってからか

小田急の場合、ホームドアは喜多見検車区唐木田出張所で車両に積載し、設置する駅まで運ばれてきます。
大和駅の上りホームに到着するためには、一度長後駅まで行き、折り返してくる必要があり、下りホームよりは手間がかかるといえるでしょう。

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上下線のホームを見るとこのような状態で、整備が進められている過渡期の光景といえるでしょう。
大和駅は下りホームからの折り返しが可能なため、ホームドアの設備もそれに対応したものとなっています。

既に11月も後半に入っていることを踏まえると、大和駅のホームドアは2025年になってから稼働することになりそうです。
ホームの構造自体が新しいため、比較的設置はしやすい駅なのでしょうね。

おわりに

江ノ島線内の2駅で設置が進み、2024年度内には稼働予定となっているホームドア。
全体で3駅の設置予定となる江ノ島線ですが、対象駅が今後増えるのかについても気になるところですね。