西口寄りを中心に工事が進み、以前の風景が一変しつつある小田急の新宿駅。
駅構内は当然ながら、今後は南口側でも工事が本格化するとみられ、超高層ビルへの建て替えは着々と進んでいる状況です。

2024年も残すところは1ヶ月となる中、11月23日には地上の通路が切り替えられました。

11月23日に切り替えられた地上通路

前週の地下に続き、11月22日の終電後に地上通路の切り替えが行われ、23日の始発から使用が開始されました。
6月に仮設の通路が使われ始めてから、西口は改札から外までの距離が長くなっていましたが、今回の変更でだいぶ短くなったように感じます。

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地上通路の切り替え後、出入口はこのような姿となりました。
地下と同様に段差がある状態となっており、階段かスロープを通る必要が生じています。

通路については、従来からある仮設の通路を途中で切ったような状態となっており、単純に距離が短くなった印象です。
冷房もそのまま残されていることから、来年の夏も2024年と同様に涼しい通路になるものとみられます。

今後の解体工事はどう進んでいくのか

昔ながらの風景が一変した西口ですが、超高層ビルが完成するまでのステップとしては、まだ前半と表現できるかもしれません。
現時点で西口側の建物は解体がほぼ終わったと思われるため、2025年以降はホームから南口側に向かって、解体工事が本格的に進んでいくことになりそうです。

地上ホームでは仮設の上屋を造る工事が進んでおり、最終的には全体を覆うような状態になるものとみられます。
運行を継続しつつ工事を進めるため、解体がホームやJR東日本の駅に影響しないよう、細心の注意が払われている印象です。

ホーム上の解体と並行して、新宿ミロードの解体もスタートが近付いています。
南口側も徐々に準備が始まっているようですが、閉店後は本格的な解体工事へと移行するのでしょう。

そのような状況下で気になるのは、今後地下がどうなるのかという点です。
既に地下ホームでは動きが出てきていますが、それ以外では変化が少なく、残り少なくなった各店舗も営業が続いています。
この先も大きな変化はないのか、それとも何らかの動きが出てくるのか、南口側へと工事が進む中で気になるところです。

おわりに

2024年に限定したとしても、各所で大きな変化があった小田急の新宿駅西口。
今後は南口側に向かって解体が本格化するものとみられ、2025年には駅全体が工事の真っ最中という状況になりそうですね。