1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5259Fの概要

4本が増備された5次車としては最初の編成で、側面の窓からHゴムが廃止された姿で登場しました。
5000形の外見が大きく変化したタイミングであり、小田急顔の車両としては完成形に到達したといえるでしょう。

5次車においては、電動空気圧縮機の変更も行われており、C-2000Lが搭載されました。
従来はC-2000Mが採用されてきましたが、機器の変更で低騒音化が図られています。

1997年度にはリニューアルが行われ、内装の一新が図られたほか、補助電源装置のSIV化等が実施されました。
その後、前照灯のシールドビーム化等も行われ、時期によって外見には変化が生じています。

優等列車での活躍が中心で、箱根登山線への直通急行では主役的な存在でしたが、各駅停車でも運用されました。
2006年に4両も含めた5000形として最初の廃車となり、リニューアルを行いつつも在籍年数は約26年と短くなっています。

編成表

クハ5259-デハ5209-デハ5309-デハ5409-デハ5509-クハ5559
※左側が新宿方

製造区分

クハ5259:5次車
デハ5209:5次車
デハ5309:5次車
デハ5409:5次車
デハ5509:5次車
クハ5559:5次車

製造所

クハ5259:川崎重工業
デハ5209:川崎重工業
デハ5309:川崎重工業
デハ5409:川崎重工業
デハ5509:川崎重工業
クハ5559:川崎重工業

竣功日

クハ5259:1980年5月21日
デハ5209:1980年5月21日
デハ5309:1980年5月21日
デハ5409:1980年5月21日
デハ5509:1980年5月21日
クハ5559:1980年5月21日

車体修理竣功日

クハ5259:1997年12月29日
デハ5209:1997年12月29日
デハ5309:1997年12月29日
デハ5409:1997年12月29日
デハ5509:1997年12月29日
クハ5559:1997年12月29日

廃車日

クハ5259:2006年5月22日
デハ5209:2006年5月22日
デハ5309:2006年5月22日
デハ5409:2006年5月22日
デハ5509:2006年5月22日
クハ5559:2006年5月22日

5259Fの写真

20210501_04