区画整理事業の進展により、一昔前とはまるで違う風景となってきた小田急の向ヶ丘遊園駅北口。
ロータリーの整備が一気に進んだ印象で、完成の日が近付きつつあることを実感します。

バスやタクシーの乗り場となる場所には、上屋の設置が進められている状況ですが、駅舎付近に進む日もそう遠くはなさそうです。

工事が進む向ヶ丘遊園駅北口

駅前としては狭い道が多かった向ヶ丘遊園駅北口ですが、区画整理事業によってかなり整備された状態となりつつあります。
たまたま近くを通る予定があったため、状況を確認するべく立ち寄ったところ、短期間で大きく変わっていました。

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北側から駅舎を見ると、このような状態となっています。
使用は開始されていないものの、ロータリーの整備が一気に進んでいる印象で、上屋が設置されたのが目立ちました。

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全体を写すとこのような状態となっており、円を描くように上屋が設置されていることが分かります。
以前の向ヶ丘遊園駅を知っていると、あまりの変わりように驚かされますが、整備が進むのは喜ばしいことといえそうです。

上屋で隠れてしまう特徴的な駅舎

上屋の設置で大きく変わった印象のロータリーですが、まだ完成状態ではありません。
完成のイメージを確認すると、上屋は駅舎の前を通ってさらに東側に進むようで、工事はまだ続くものとみられます。

駅舎の前にも上屋が造られるということは、傘をささずにバスやタクシー乗り場に移動できることを意味しますが、少々寂しい展開もあるようです。
それはギャンブレル屋根の駅舎が上屋に隠れることで、完成のイメージで確認することができます。

ギャンブレル屋根の駅舎は、小田急の開業時から使われている歴史的な建物で、現在も残っていること自体が奇跡ともいえます。
上屋の設置後は、以前のように全体をすっきりと見ることはできなくなりそうなので、その点についてはやや残念です。
実際に設置された際にどうなるのかはまだ分かりませんが、駅舎の雰囲気を感じられることを願いつつ、今はその日を待つことにしましょう。

おわりに

どんどん整備が進み、完成の日が近付いていることを実感する向ヶ丘遊園駅北口の整備。
歴史的な駅舎の見え方も変化しそうですが、最終的にどのような風景へと変化するのでしょうね。