車両から発生する騒音を抑えるため、全密閉式のモーターを積極的に採用してきた小田急。
新型車両の登場、リニューアルの進行によりその割合は高まりつつあり、既に過半数を超える勢力となりました。
全密閉式のモーターを搭載する車両はどれぐらい増えたのか、2024年が終わる段階での両数を確認し、現状を整理してみたいと思います。
車両から発生する騒音を抑えるべく、3000形では床下全体にカバーを装着する試験を行っていた小田急ですが、4000形からは全密閉式のモーターを本格的に採用し、対策を強化していくこととなります。
新造車両はもちろんのことながら、リニューアルや組み替え時にも全密閉式のモーターが採用されたことで、全体に対する割合は高まりました。
現状はどのぐらいの勢力になっているのか、まずは形式単位で両数を確認してみたいと思います。
以下は全密閉式のモーターを搭載している車両の両数で、括弧内は形式全体の電動車の両数を示します。
【通勤型車両】
8000形:22両(40両)
1000形:49両(49両)
2000形:0両(36両)
3000形:55両(185両)
4000形:96両(96両)
5000形:60両(60両)
【特急型車両】
30000形:25両(33両)
60000形:26両(26両)
70000形:8両(8両)
結果はこのようになり、全密閉式のモーターを搭載する車両が一切ない形式は、既に2000形のみとなっています。
全密閉式のモーターを搭載する車両の割合は64%で、1000形のリニューアルや5000形の登場で一気に増えたことが分かりました。
30000形はEXEとEXEαの違いですが、8000形と3000形はやや複雑です。
8000形については、2007年度にリニューアル行った8264Fより、全密閉式のモーターを使うようになりました。
6両は8263Fから8265Fまでが搭載車両で、4両は全車両が全密閉式のモーターとなっています。
3000形は3次車以降の編成において、全密閉式のモーターとなった車両があります。
分かりやすいのはリニューアルを行った編成ですが、それ以外にも搭載している車両が増えており、やや複雑化してきました。
6両については、リニューアルの有無で判別できますが、8両は8000形の廃車等で発生したモーターに換装したと思われる編成があり、3652Fから3654F、3657Fが全密閉式のモーターとなっています。
10両は3081Fから3083Fのみが全密閉式のモーターで、それ以外の編成は従来のモーターです。
今後も増えることしかないと思われるため、小田急に在籍する車両が全密閉式のモーターに統一される日は、意外に遠くない未来なのかもしれませんね。
新型車両の登場、リニューアルの進行によりその割合は高まりつつあり、既に過半数を超える勢力となりました。
全密閉式のモーターを搭載する車両はどれぐらい増えたのか、2024年が終わる段階での両数を確認し、現状を整理してみたいと思います。
全密閉式のモーターを搭載する車両
2004年に登場した50000形(VSE)において、小田急は全密閉式のモーターを初採用しました。車両から発生する騒音を抑えるべく、3000形では床下全体にカバーを装着する試験を行っていた小田急ですが、4000形からは全密閉式のモーターを本格的に採用し、対策を強化していくこととなります。
新造車両はもちろんのことながら、リニューアルや組み替え時にも全密閉式のモーターが採用されたことで、全体に対する割合は高まりました。
現状はどのぐらいの勢力になっているのか、まずは形式単位で両数を確認してみたいと思います。
以下は全密閉式のモーターを搭載している車両の両数で、括弧内は形式全体の電動車の両数を示します。
【通勤型車両】
8000形:22両(40両)
1000形:49両(49両)
2000形:0両(36両)
3000形:55両(185両)
4000形:96両(96両)
5000形:60両(60両)
【特急型車両】
30000形:25両(33両)
60000形:26両(26両)
70000形:8両(8両)
結果はこのようになり、全密閉式のモーターを搭載する車両が一切ない形式は、既に2000形のみとなっています。
全密閉式のモーターを搭載する車両の割合は64%で、1000形のリニューアルや5000形の登場で一気に増えたことが分かりました。
モーターの種類が混在する形式
同一形式内に全密閉式のモーターを搭載する車両と、そうではない車両が混在するのは、8000形、30000形、3000形の3形式となっています。30000形はEXEとEXEαの違いですが、8000形と3000形はやや複雑です。
8000形については、2007年度にリニューアル行った8264Fより、全密閉式のモーターを使うようになりました。
6両は8263Fから8265Fまでが搭載車両で、4両は全車両が全密閉式のモーターとなっています。
3000形は3次車以降の編成において、全密閉式のモーターとなった車両があります。
分かりやすいのはリニューアルを行った編成ですが、それ以外にも搭載している車両が増えており、やや複雑化してきました。
6両については、リニューアルの有無で判別できますが、8両は8000形の廃車等で発生したモーターに換装したと思われる編成があり、3652Fから3654F、3657Fが全密閉式のモーターとなっています。
10両は3081Fから3083Fのみが全密閉式のモーターで、それ以外の編成は従来のモーターです。
おわりに
勢力の拡大が続き、既に過半数を超えている全密閉式のモーターを搭載した車両。今後も増えることしかないと思われるため、小田急に在籍する車両が全密閉式のモーターに統一される日は、意外に遠くない未来なのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (10)
横浜市地下鉄2000形の台車を流用し主電動機は3000N・R形準拠のものを搭載した3000S形や、Tokyo Metro8000・03系のVVVF化改造車は、ボルスタレスミンデン台車を流用したためか、密閉電動機はいずれも採用していませんが車内にモーター音がかなり響きます。
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最初に全密閉型モーターへ換装されたのはうろ覚えですが3265Fだったかと思いますが、起動時は流石に一般的な車両同様に音が出ますが、高速域になるとあたかもサハ車に乗っていると錯覚するほど静かで驚いたものです。
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