自由通路の拡幅と橋上駅舎化を中心に、大規模な改良工事が進められている小田急の藤沢駅。
改良工事は2期に分かれており、将来的にはJR東日本の駅も含めて整備が進められる予定です。

終端部側の工事が中心となる第1期の整備について、2024年末の状況を確認してみたいと思います。

鉄骨が組まれ始めている終端部側

現在は改札口がある終端部側ですが、第1期では橋上駅舎への変更が行われます。
広いコンコースを設けたうえで、改札口は自由通路に繋がる上階へと移設されますが、現在の場所にも規模を縮小して残されるようです。

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橋上駅舎化が進められている範囲では、上屋の上に鉄骨が組まれ始めている状況でした。
事前に予想していたとおり、上屋を貫くように鉄骨が構築され、現在は二重に屋根がある状態となっています。

最終的には現在の上屋が撤去されますが、時期がいつになるのかは気になるところです。
二つの屋根があるような状態は、まさに過渡期の姿といったところでしょうか。

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現在の改札口については、規模を縮小しつつ残されるようですが、単純にそれだけなのかは現在のところ不明です。
というのも、メインの改札口が上階に移ると、この部分は今ほどの広さを必要としなくなるため、線路を延長する可能性を否定できません。
工事に伴う変化以外は現状ありませんが、今後の動きにも要注目です。

ホームの上から見た様子

改札を出て階段を上がり、現在の自由通路に来てみました。
ホーム上に組まれた鉄骨は、自由通路を拡幅し、そこと繋がるコンコースになりますが、窓からその様子を見ることができます。

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既に広い人工地盤が造られており、以前の上屋は見えない状態となっていました。
ここに新たな改札口が設けられ、ホーム上に設けられた階段を使うように導線が変更される予定です。

おわりに

まだまだこれからというところではあるものの、橋上駅舎化後の様子が少しずつ見えるようになってきました。
今後も変化が続いていくため、定期的な訪問を忘れないようにしたいと思います。