大規模改良工事が本格化し、終端部側を中心に変化が生じている小田急の藤沢駅。
反対側はほとんど変化がなく、昔と変わらない姿を維持していますが、気になるのは10両編成に対応するホームが増えるのかという点です。
大規模改良工事に関する発表では、ホームを改良するといったことは一切触れられていません。
一方で、可能性を感じるような動きがないともいえないため、物理的に増やせそうなのかを考えてみたいと思います。
しかし、電車の編成が長くなってくると、決して広くはない構内がネックとなり、全線10両化の際には1番ホームのみを延長し、なんとか停車できる環境を整えています。

終端部側からホームを見るとこのようになっており、1番ホームのみが長く、その他は短いことが分かります。
左に見える3番ホームと4番ホームについては、ホームを出てすぐの位置に両渡りポイントが設置されており、配線上の都合でホームを延長することが難しかったといえそうです。
藤沢駅の配線は、1番ホームが相模大野方面の下り線、4番ホームが片瀬江ノ島方面の上り線に繋がり、中央の線路は相模大野方面の上り線と、片瀬江ノ島方面の下り線を共用するような状態となっています。
どちらにも両渡り線がありますが、片瀬江ノ島方面は二つあることが特徴で、相模大野方面の列車を支障せずに走行することが可能です。
それは、相模大野方面と片瀬江ノ島方面を直通運転する列車の激減で、各駅停車は一部の列車を除いて藤沢駅で系統が分離され、ロマンスカー以外はほとんどが藤沢駅で折り返すダイヤとなっています。
方面別の運行が分離したため、現在の配線はやや過剰な設備になってしまい、巷では撤去されるのではないかという声を耳にするようになりました。
仮に撤去した場合には、直通運転をする列車のダイヤに配慮が必要になりますが、本数としては僅かになっているため、そこまで大きな影響はなさそうです。
ホームに近い両渡り線が撤去できた場合には、2番ホームを延長して10両に対応できそうですが、幅が狭いという問題が生じるものと思われます。
そこで気になるのが終端部側の動きで、地上部分の改札は規模を縮小しつつ残りますが、メインは橋上駅舎内へと移る予定です。
橋上駅舎化後、残る改札機の台数によっては、線路を若干終端部側に延長することが可能なように見えるため、両渡り線を撤去した部分のホームが狭い問題は、多少改善できるものと思われます。
問題は費用対効果で、そこまでして10両の停車に対応するホームを増やす意味があるのかどうかです。
改良工事ではホームドアの設置も予定されているため、対応させるならばこのタイミングですが、どうなりますでしょうか。
ポイントが減れば、メンテナンスのコストは少し下がるでしょうから、運用上の自由度を上げるという観点で、どういった動きになるか注目です。
ダイヤが乱れた際の柔軟性を高めるためにも、対応ホームは増えたほうがよいように思いますが、どんな未来が待っているのでしょうね。
反対側はほとんど変化がなく、昔と変わらない姿を維持していますが、気になるのは10両編成に対応するホームが増えるのかという点です。
大規模改良工事に関する発表では、ホームを改良するといったことは一切触れられていません。
一方で、可能性を感じるような動きがないともいえないため、物理的に増やせそうなのかを考えてみたいと思います。
1番ホームしか10両が停まれない藤沢駅
小田急の藤沢駅といえば、高頻度で列車を運行しつつ、スイッチバックが行われる駅として有名でした。しかし、電車の編成が長くなってくると、決して広くはない構内がネックとなり、全線10両化の際には1番ホームのみを延長し、なんとか停車できる環境を整えています。

終端部側からホームを見るとこのようになっており、1番ホームのみが長く、その他は短いことが分かります。
左に見える3番ホームと4番ホームについては、ホームを出てすぐの位置に両渡りポイントが設置されており、配線上の都合でホームを延長することが難しかったといえそうです。
藤沢駅の配線は、1番ホームが相模大野方面の下り線、4番ホームが片瀬江ノ島方面の上り線に繋がり、中央の線路は相模大野方面の上り線と、片瀬江ノ島方面の下り線を共用するような状態となっています。
どちらにも両渡り線がありますが、片瀬江ノ島方面は二つあることが特徴で、相模大野方面の列車を支障せずに走行することが可能です。
10両に対応したホームを増やすことはできるのか
スイッチバックという悪条件の中で、長年に渡って列車を運行してきた小田急ですが、2022年のダイヤ改正で大きな変化がありました。それは、相模大野方面と片瀬江ノ島方面を直通運転する列車の激減で、各駅停車は一部の列車を除いて藤沢駅で系統が分離され、ロマンスカー以外はほとんどが藤沢駅で折り返すダイヤとなっています。
方面別の運行が分離したため、現在の配線はやや過剰な設備になってしまい、巷では撤去されるのではないかという声を耳にするようになりました。
仮に撤去した場合には、直通運転をする列車のダイヤに配慮が必要になりますが、本数としては僅かになっているため、そこまで大きな影響はなさそうです。
ホームに近い両渡り線が撤去できた場合には、2番ホームを延長して10両に対応できそうですが、幅が狭いという問題が生じるものと思われます。
そこで気になるのが終端部側の動きで、地上部分の改札は規模を縮小しつつ残りますが、メインは橋上駅舎内へと移る予定です。
橋上駅舎化後、残る改札機の台数によっては、線路を若干終端部側に延長することが可能なように見えるため、両渡り線を撤去した部分のホームが狭い問題は、多少改善できるものと思われます。
問題は費用対効果で、そこまでして10両の停車に対応するホームを増やす意味があるのかどうかです。
改良工事ではホームドアの設置も予定されているため、対応させるならばこのタイミングですが、どうなりますでしょうか。
ポイントが減れば、メンテナンスのコストは少し下がるでしょうから、運用上の自由度を上げるという観点で、どういった動きになるか注目です。
おわりに
10両が停車できるホームが1本しかなく、ダイヤ設定上は制約もある藤沢駅。ダイヤが乱れた際の柔軟性を高めるためにも、対応ホームは増えたほうがよいように思いますが、どんな未来が待っているのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (20)
あと、ホーム延伸とは関係ありませんが、江ノ島線内で折り返しできる設備を増やした方がいいと思いますね。湘南台、長後、大和、南林間などに折り返し線を設置できないかなあと思います。
ワタシダ
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ワタシダ
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なお、ホーム途中に分岐器というのは三島駅で実例があります。
ワタシダ
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ってのはあると思います。
現状、10分間隔での発車は1番ホーム1本で捌くことができてます(朝ラッシュ)。なのでこれ以上江ノ島線の優等10両を増やすとは考えられないので必要はないかと。むしろ中線の10両化が必要な時=江ノ島線各駅停車が10両停車対応時だと思います。
また例えば10両対応ホームが2本あれば江ノ島まで優等列車が定期で直通するんじゃないのかと考える人もいますが、2本あっても、結局うち1本は6両の相模大野ー藤沢間の各停が使用するので使えない、無駄なんですよね。
だから藤沢駅の中線10両化は必要なし。必要になるのは江ノ島線藤沢まで全駅で10両化が対応したとき。
ワタシダ
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ワタシダ
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藤沢~江ノ島は4番線限定(?)
となったままだと対面での乗り換えはできず
ぐるっとまわるか跨線橋経由での乗り換え
何かしらの手当ては必要でしょうね
JRとの乗り換えやJR線を挟んだ反対側の利用者は橋上駅の改札口経由となり
地上改札を通るのは江の電やバスへの乗り換え利用者とJR線の海側地域の利用者のみとなり
線路終端部と改札口までの滞留スペースは狭くてもよくなるだろうから…
やはり終端部から改札口までの部分のスペースに少し線路を延長して… かな?
更にいうなら…
JRからの大階段の幅を少し詰めてもらい
改札機の位置をずらせれば
あと3~4m程度は……
ワタシダ
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お隣の藤沢名店ビルが建て替えられることが決まっているのでいつかリエールのビルが解体の際には実現して欲しいと思いますが、時期が長引けば少子高齢化のあおりで費用対効果が薄れてしまうかもしれません。
ワタシダ
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2番ホームを10両に延長するだけかと思います。
これで通常の使い方としては、新宿方面は1・2番ホーム側の両渡りで2面を交互に使用し、
江の島方面は江の島方の両渡りの片方のみを使用して、4番ホーム1線のみを使用する。
系統分離されたのはこの使い方の布石かと思います。
現在のように入線支障を避けることはできませんが、ロマンスカーや回送など、
直通する列車も運行可能です。
問題は乗り換えがすごく不便になることですかね。
(乗り換えて直通する乗客が少ないから系統分離しているとも考えられますが)
3・4番ホームの延長は土地がないし、延長したところでほかの駅のホーム延長も課題なので、
少なくとも今回のタイミングでは延長されないと思います。
ワタシダ
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ワタシダ
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それよりも長後、大和で双方向に折り返せるようにして欲しい(江ノ島線外なら下北沢、登戸も)
用地が無いってその通りでしょうが…設備が余りにも貧弱すぎるのがこの前の遅延で露呈してますから
ワタシダ
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ワタシダ
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各停の混雑緩和のためにもせめて8両対応くらいにはしてもらいたいと常々思っています。
ワタシダ
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仮にホームを延伸したところでホーム幅が狭すぎるのと、ホーム両側にホームドアをつけたらそれこそお客さんの居場所なんてなくなりますが、それでもホームを延伸するとでもお思いでしょうか❓
(建築限界、ガン無視ですね・・・わらわら)
現地に行ってよく見てから考えた方がいいですよ
ワタシダ
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計画では現在の頭端式ホーム端部にある改札を橋上駅舎部に移動して規模を縮小させるとのことで、これによってホームを終端側に延伸できるかも気になるところです。改良工事と同時にホームドアも設置されるとのことで、私としての理想ですが西宮北口方式による方向別分断とかもありそうやとは思いますが果たしてどうなるのやら…。
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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